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キリスト教学科

キリスト教の深い理解をもった心豊かな人に。

学生 / 男子:42名 女子:51名 (2023年5月1日現在)

教員 / 20名

教員紹介

学科作成Webページ

学ぶ内容

複雑化した社会と人間関係の中で、現代の世界は大きな変化の嵐に直面しています。しかし、世界情勢がどのように変わろうと、人間の尊厳と希望の根拠は、決して変わることのない人類の課題と言えるのではないでしょうか。

本学科では、このような不変の課題に対して、学生一人ひとりに様々な側面から学問的なアプローチを促し、深く考えることで問題解決する力を育成しています。例えばキリスト教と様々な宗教との対話や比較、古代から現代に至る歴史と思想の探求、生命や環境への倫理的な問いかけなどを通して、現代社会に生きる人間が直面する様々な問題に柔軟に対応し、解決する力を身につけます。

学科の特色

大切な課題にじっくりと取り組むために、学習環境は少人数制を基本とし、教員と密接な関わりをもちながら学ぶ演習や研究プロジェクトを通して、問題の核心を捉える視点を養います。また、ヨーロッパの古典、中世キリスト教文献、旧約聖書と新約聖書を読み解くために必要な古典語(ラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語)を学ぶことで、西洋の文化と思想について理解を深めます。更に、日本のキリスト教の歴史、キリスト教と諸宗教の対話について知り、現代日本における自分たちの位置づけについても考察します。

想定される進路

私たちを取り巻く現代世界には、様々な問題が山積しています。こうした問題を解決するために、人類は相互理解と協力によって将来を切り開いていく必要があります。本学科で学ぶすべての学生がその一人であり、幅広い教養と視野を持ち、他者の人格や人権にも配慮できる心豊かな人間になって欲しいと願っています。

また、本学科では中学・高校の宗教科教員をはじめ、本学で定められた科目と単位を修めることで各種の資格を取得できます。卒業生の進路は多岐にわたり、中学・高校の宗教科・社会科教員、国や地方自治体などの文化事業に関わる部門、各種企業(特に生活・文化・教育に関わる産業)など、様々な分野で活躍しています。

海外実習

学科長

キリスト教学科長 井上淳 教授(専攻分野:西洋中世哲学およびキリスト教神学)

井上淳 教授

長期研究「トマス・アクィナスの死生観の研究」

トマス・アクィナスの人間理解に関する研究のひとつとして、特に人間の生と死をめぐるトマスの理論を解明する。そしてそれを通して、現代における我々の生と死のあり方について考察する。

短期研究「トマス・アクィナス『定期討論集 デ・アニマ』の翻訳、註、解説」

トマス・アクィナス『定期討論集 デ・アニマ』の逐語的な解読と注解の試み。特にトマスにおける人間の生と死の理論に焦点をあてて研究する。

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人文学部キリスト教学科