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電子情報工学科

最先端の電子デバイスから大規模な情報システムまでを系統的に学ぶ。

学生 / 男子:171名 女子:21名 (2023年5月1日現在)2021年度以降

教員 / 9名

教員紹介

学科作成Webページ

学ぶ内容

電子情報工学科では、数学、物理学、情報科学の基礎の上に、電子通信デバイスや情報通信システムの設計・管理・運用のための技術と方法論を修め、安全で利便性の高い電子通信デバイスや情報通信システムの開発を実践できる人材を育成します。まず1年次において、数学・物理学・プログラミングといった理工学の基礎をしっかりと固めます。そして2年次から3年次にかけて、電子工学と情報工学を基礎として、最先端の電子デバイスの動作原理からクラウドのような大規模情報システムの運用技術までを、幅広くかつ系統立てて学びます。4年次の卒業研究では、多様なデバイスやシステムの設計、管理、運用の技術を適切に評価し、それらを改善した上で、新たな技術を創造する力を養います。

電子情報工学科について、もっと深く知りたい。

学びの特色や研究について、また学生・教員のメッセージなど、電子情報工学科について詳しくご紹介いたします。

理工学部作成Webページ(電子情報工学科)

学科の特色

本学科では、最先端のICT分野を支える電子情報工学を、基礎理論から実践まで幅広くバランスよく学ぶことができます。1年次から3年次にかけては、数理的理解力やプログラミング的思考力重視のカリキュラムにより、時代の変化に対応できる技術者としての基礎を固めることができます。そして3年次から4年次にかけては、きめ細やかな研究指導のもと、自身のアイディアを最先端の研究に生かす経験を通して技術創造能力を身につけることができます。

想定される進路

情報通信サービス分野の企業はもちろんのこと、自動車や工作機械などの機械製造業においても、電子部品同士がネットワークを介して通信する製品の開発が主流となってきています。そこでは、通信ネットワークシステムを単に構築できるだけでなく、サイバーセキュリティの確保やシステムの安定性も重視して運用管理できる人材が必要とされています。電子情報工学科では、高度情報化社会で求められる機能・性能を有した情報通信システムを実現するのに必要な知識・技術を修得できます。卒業後は、安全で柔軟性や拡張性をもつ情報通信システムの開発・運用・保守、データ分析に基づく頑健な情報通信システムの運用・保守、センサが統合された機械システムの運用・保守など、ICTに関わる多様な分野での活躍が期待されます。

海外実習

学科長

理工学部/電子情報工学科長 石原靖哲 教授(専攻分野:データベース理論、情報セキュリティ)

石原靖哲 教授

長期研究「不完全情報の表現とその応用に関する研究」

一部分が欠けていたり不確定であるような情報のことを不完全情報と呼びます。私たちがやりとりしている情報はたいてい、何らかの意味で不完全です。その不完全さを適切に表現し、効率よくかつ安全に取り扱えるようにすることは、情報工学の大きな目標のひとつだと言ってよいでしょう。本研究では、さまざまな場面における不完全情報の表現法を提案し、静的解析と呼ばれる技術と組み合わせることで、データベースや情報セキュリティの分野における多くの実際的な問題を解決してきています。

短期研究「自律分散データの安全な相互運用に関する研究」

近年、ビッグデータの利活用が進んでいますが、データを集中管理する手法はデータ転送コスト等の点で厳しい局面を迎えています。その打開策として、データを集めることなく自律分散的にビッグデータの効率的な分析・共有・相互活用を行なう、新しい情報基盤技術が求められています。本研究では、各組織がもっている情報公開ポリシーに違反することなく、適切に組織をまたいだ情報共有ができるための基盤技術を開発しています。