電子情報工学科
3つのポリシー
ディプロマ・ポリシー
電子情報工学科では、理工学部のディプロマ・ポリシーが定める能力に加えて、以下の能力を身につけた者に学士の学位を授与します。
- 電子情報通信に関する理学（数学、物理学、情報科学）の基礎を修め、情報ネットワーク上で稼働するディジタル通信組込み機器等の設計、管理、運用の技術を修得し、実製品の開発問題に応用する技術適用能力、すなわち、信号の送受信から情報の管理に至るまで、規格化された技術を適切に用いて実現する能力
- 情報ネットワーク上で稼働するディジタル通信組込み機器等の設計、管理、運用の技術を、その特徴に基づいて取捨選択し、組み合わせることで、製品の安全性や柔軟性を確保するための技術統合能力
- 情報ネットワーク上で稼働するディジタル通信組込み機器等の設計、管理、運用の技術を評価し、それらを改善した上で、新たな技術を構成する技術創造能力
カリキュラム・ポリシー
電子情報工学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を養成するために、共通教育科目、学部共通科目、学科科目を配置し、以下の考えに基づいた教育課程を編成しています。
- 共通教育科目では、大学のディプロマ・ポリシーに示す能力を養成します。
- 学部共通科目と学科科目の数学科目では、学部のディプロマ・ポリシーに示す能力を養成します。これには、学科のディプロマ・ポリシーに示す技術適用能力の基礎となる情報通信システムの基礎概念や物理学的モデリングを学ぶ科目も含まれます。また、技術適用能力の基盤となるプログラミング技術を修得する科目も含まれます。
- 学科科目では、学部共通科目と学科科目の数学科目で培った理学的素養の上に、電子情報工学科のディプロマ・ポリシーに示す能力を養成します。
- 電磁気学などの電子工学の基礎、電子通信デバイス、通信理論、信号情報処理技術、情報セキュリティ、クラウドや仮想化に関する技術を広く学ぶことで、技術適用能力を養成します。
- 電子工学、通信工学、電子情報工学の諸技術を実問題に適用する問題解決型の実習および演習科目を配置し、学際的な科目や他専門領域を学ぶ副専攻科目と併せて、技術統合能力を養成します。
- 卒業研究科目と演習では、特定の教員の指導の下で、電子工学や通信工学、また、電子情報工学として、それらの技術をソフトウェア技術と統合した技術を能動的な教育環境で学習・研究しながら成果を卒業研究としてまとめることで、技術創造能力を涵養し、電子情報工学科が養成する人材としての基軸を確固たるものにします。
アドミッション・ポリシー
電子情報工学科では、学部のアドミッション・ポリシーに加えて、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を身につけるための前提となる、以下の資質を持つ入学者を受け入れます。
- 電子通信技術の活用や情報の適切な管理に必要な理学（数学、物理学、情報科学）を主体的に学ぼうとする意欲を持っている。
- 新しい電子通信デバイスや情報通信システムを主体的に開発しようとする意欲を持っている。