学部・学科海外実習
理工学海外研修(アメリカ)
国際感覚豊かな技術者を育てる。
理工学部では、米国の大学における約2~3週間の海外研修(短期留学プログラム)を実施しています。2018年度は、米国ノースカロライナ州のノースカロライナ大学シャーロット校において研修を実施しました。プログラムの目的は、英語力(特に理系で必要な英語力)を向上させるとともに、国際交流の経験を積み、海外で勉強することや海外で働くことへの理解を深めることです。3回の渡航前授業を受講したのち、現地に渡航して研修を受け、帰国後は報告会を行います。渡航前授業では、異文化交流や危機管理について学び、海外渡航の経験がない参加者も安心して渡航できるようにしています。
実習内容
理工学系学生向けの特別プログラムで、実用的な英語を学ぶ。
ノースカロライナ大学シャーロット校は、シャーロット市の郊外に位置する研究大学で、1946年にノースカロライナ大学群の1校として創立されました。理工系学部が充実しており、企業と連携した研究も活発です。キャンパスは広々として緑が多く、素晴らしい環境に恵まれています。キャンパスのすぐそばにライトレールの駅があり、シャーロット市街へのアクセスも容易です。
日本の理工学系学生向けに用意された特別なプログラムですので、理工系学生が興味を持って研修を受けられるように工夫されています。午前中の授業では、理系英語で使用する語彙、英語によるコミュニケーション方法や発音について学習します。午後の授業では、大学内の研究室および現地企業の見学などの課外授業に参加するための準備学習が中心となり、リスニング&スピーキング力、語彙力を強化します。


ペンパルとの交流やアクテビティ等への参加で、充実した研修生活。
授業以外にも英語を使う機会が数多くあります。日本語を学んでいる現地学生がペンパルとして参加者に割り当てられ、渡航前から交流を始めます。ペンパルは、研修中にもさまざまな支援をしてくれます。授業後や週末にペンパルといっしょに行動することによって、交流を深めることができます。帰国後もペンパルと交流を続けている参加者もいます。宿泊先は、通学に便利な近隣のホテルまたはキャンパス内の宿舎ですので、授業後にアクティビティを楽しむ時間や宿題に取り組む時間もしっかり確保でき、充実した生活を送ることができます。

学びの内容
理工学の英語に触れる
化学実験室訪問では、研究施設を見学し、先生の指導のもとで簡単な化学実験を行います。機械工学科研究室訪問では、ロボットやさまざまなものづくりの研究について講義を受け、施設を見学します。こうした体験を通して理工学で使う英語に触れ、「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ことを体験します。
海外での生活を体験する
文化や習慣の異なる海外で生活を送ることは、決して容易ではないでしょう。毎日の生活において言葉がうまく通じなくて困ることがあるかもしれません。自分から積極的に行動しないと何も解決しないと感じることがあるかもしれません。しかし、これらの経験を通し、新しい発見の連続から学ぶことが多く、貴重な体験となります。また、英語の授業や企業訪問に参加することによって、海外で勉強すること、海外で仕事をすることに対する理解を深めます。
異文化交流を楽しみ、その大切さを知る
渡航前から交流を開始するペンパルやその友人たちとともに過ごすことにより、日米の文化の違いを認識し、それを乗り越えて互いを理解しあう喜びを体験することができます。自らの視野を広げ、異文化交流を楽しみながらその大切さを知り、国際的に活躍できる技術者を目指すことの必要性を実感することができます。
基本情報
海外実習先 | アメリカ合衆国 |
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滞在地域 | ノースカロライナ大学シャーロット校(ノースカロライナ州シャーロット市) |
期間 | 2月下旬~3月中旬、約2~3週間 |
単位数 | 2 |
参加費用 | 約65万円 |
参加人数 | 1~3年次 約10名 |
スケジュール
1、2日目 | 中部国際空港集合 → 羽田空港経由、アメリカ・シャーロット空港着 |
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3~21日目 | ノースカロライナ大学シャーロット校にて研修 大学研究室訪問(化学実験室、機械工学研究室などの見学) 現地企業見学(Siemensなど) 週末は、ショッピング、スポーツ観戦(バスケットボール、アイスホッケーなど) |
22、23日目 | シャーロット空港 → 成田空港経由、中部国際空港着、解散 |
※スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。