学部・学科海外実習
理工学海外研修(アメリカ)
国際感覚豊かな技術者を育てる。
理工学部では、米国の大学における約2~3週間の海外研修(短期留学プログラム)を実施しています。2022年度は、米国コロラド州デンバーの郊外に位置するコロラド州立大学において研修を実施しました。プログラムの目的は、英語力(特に理系で必要な英語力)を向上させるとともに、国際交流の経験を積み、海外で勉強することや海外で働くことへの理解を深めることです。3回の渡航前授業と2回のオンライン事前研修を受講したのち、現地に渡航して研修を受け、帰国後は報告会を行います。渡航前授業では、異文化交流や危機管理について学び、海外渡航の経験がない参加者も安心して渡航できるようにしています。オンライン事前研修では、研修校のスタッフ、学生、ホストファミリーと交流します。
実習内容
理工学系学生向けの特別プログラムで、実用的な英語を学ぶ。
日本の理工学系学生向けに用意された特別なプログラムですので、理工系学生が興味を持って研修を受けられるように工夫されています。午前中の授業では、理系英語で使用する語彙、英語によるコミュニケーション方法や発音について学習します。午後の授業では、大学内の研究室および現地企業の見学などの課外授業に参加するための準備学習が中心となり、リスニング&スピーキング力、語彙力を強化します。


ペンパルとの交流やアクテビティ等への参加で、充実した研修生活。
授業以外にも英語を使う機会が数多くあります。日本語を学んでいる現地学生がペンパルとして参加者に割り当てられ、渡航前から交流を始めます。ペンパルは、研修中にもさまざまな支援をしてくれます。授業後や週末にペンパルといっしょに行動することによって、交流を深めることができます。帰国後もペンパルと交流を続けている参加者もいます。宿泊は、ホームステイまたはキャンパス内の宿舎を選択できます。授業後にアクティビティを楽しむ時間や宿題に取り組む時間もしっかり確保でき、充実した生活を送ることができます。

学びの内容
理工学の英語に触れる
STEM Communicationの授業では、理工学分野で必要となる語彙力を強化し、スピーキング力、リスニング力を養います。Global Solutionsの授業では、STEM Communicationで学んだことを応用し、グループワークを行います。与えられた課題を解決するさまざまなアイデアをグループ内で議論・実践し、その成果を発表します。こうした体験を通して理工学で使う英語に触れ、「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ことを体験します。
海外での生活を体験する
文化や習慣の異なる海外で生活を送ることは、決して容易ではないでしょう。毎日の生活において言葉がうまく通じなくて困ることがあるかもしれません。自分から積極的に行動しないと何も解決しないと感じることがあるかもしれません。しかし、これらの経験を通し、新しい発見の連続から学ぶことが多く、貴重な体験となります。また、英語の授業や企業訪問に参加することによって、海外で勉強すること、海外で仕事をすることに対する理解を深めます。
異文化交流を楽しみ、その大切さを知る
渡航前から交流を開始するペンパルやその友人たちとともに過ごすことにより、日米の文化の違いを認識し、それを乗り越えて互いを理解しあう喜びを体験することができます。自らの視野を広げ、異文化交流を楽しみながらその大切さを知り、国際的に活躍できる技術者を目指すことの必要性を実感することができます。
基本情報
海外実習先 | アメリカ合衆国 |
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滞在地域 | コロラド州立大学(コロラド州フォートコリンズ市) |
期間 | 2月下旬~3月中旬、約2~3週間 |
単位数 | 2 |
参加費用 | 約85万円 |
参加人数 | 1~3年次 約10名 |
スケジュール
1、2日目 | 羽田空港集合 → シアトル空港経由、デンバー空港着、バスでフォートコリンズへ移動 |
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3~14日目 | コロラド州立大学にて研修 STEM Communication, Global Solutions などの授業 現地企業見学(Cloudcoach) 週末は、ショッピング、スポーツ観戦(バスケットボール) |
15日目 | デンバーへ移動 |
16、17日目 | デンバー空港 → シアトル空港、羽田空港経由、中部国際空港着、解散 |
※スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。