アジア学科
3つのポリシー
ディプロマ・ポリシー
アジア学科では、外国語学部のディプロマ・ポリシーに掲げる能力を踏まえて、外国語教育と地域研究の2つを軸とするカリキュラムを編成し、以下の知識と能力を身につけた者に学士の学位を授与します。
- 中国語またはインドネシア語で情報を収集し、自らの立場や意見を明確に述べることができる高度な外国語運用能力
- 東アジア専攻では、中国、台湾、韓国などの東アジア地域で共有されてきた文化、東アジア地域の歴史や社会などに関する専門知識、ならびに日本や欧米諸国と東アジア地域との関係性を視野に入れて複眼的に東アジア地域を理解する力
- 東南アジア専攻では、東西文明の十字路に位置するインドネシアおよびその周辺の東南アジア地域が育んできた多文化共生社会に関する専門知識、ならびに東西世界および周辺地域との関係性を視野に入れて複眼的に東南アジア地域を理解する力
カリキュラム・ポリシー
アジア学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を養成するために、共通教育科目、学部共通科目、学科科目を配置します。
共通教育科目では、大学のディプロマ・ポリシーに掲げる能力を養成します。
外国語学部共通科目では、学部のディプロマ・ポリシーに掲げる能力を養成します。
アジア学科では、外国語教育と地域研究の2つを軸とするカリキュラムを編成します。
学科科目では、基礎教育として、情報、文献の探し方やまとめ方、プレゼンテーションの方法、ディスカッションのやり方、レポートや論文の書き方といったアカデミック・スキルの基礎を習得するための科目を配置します。同時に、中国語およびインドネシア語の「読む、書く、聞く、話す」という4技能について高度な運用能力を培う科目を配置します。
2年次には、アジアの現代事情およびアジアを学ぶことによって視野の広がる科目とともに、習得した知識を確認すると同時に言語の運用能力を高めるために、海外フィールドワークを配置します。3年次および4年次には、アジア地域を対象とする本格的な地域研究を行う科目を配置し、必修の演習科目で、自らが設定した主題に関する研究成果を卒業論文としてまとめます。
東アジア専攻では、中国、台湾、韓国などの東アジア地域で共有されてきた漢字や儒教などの文化、東アジア地域における歴代政権の政策や現代社会のあり方などを専門的に学び、日本や欧米諸国と東アジア地域との関係性を視野に入れて、批判眼、柔軟な思考を涵養し、視野を広めるために、科目を配置します。
東南アジア専攻では、インドネシアおよびその周辺の東南アジア地域を理解するために必要な宗教や同じくトランスボーダーで活動する華人にも関心を払い、世界の東西を結ぶネットワークも活用する東南アジアの人々を知ることによって、批判眼、柔軟な思考を涵養し、視野を広めるために、科目を配置します。
カリキュラム全体を通してアクティブ・ラーニング(能動的学習)を取り入れ、学生の主体的な学びを積極的に評価します。
各科目の学修成果は、講義概要に示された到達目標の達成度に応じて評価します。
アドミッション・ポリシー
アジア学科では、外国語学部のアドミッション・ポリシーに掲げる資質に加えて、以下の資質を持つ人を受け入れるために、一般入試、全学統一入試、共通テスト利用入試、推薦入学審査(学園内高等学校、指定校、特別協定校)、特別入学審査(カトリック系高等学校等対象)、総合型入試(資格・検定試験活用型、講義体験型)、外国高等学校卒業者等入学試験、外国人留学生入学審査等の試験・審査を実施します。
- アジア地域の言語、文化、社会に対して強い関心と学習意欲を持つ人
- 異文化に対する開かれた姿勢を持ち、文化や価値観の多様性を尊重するとともに、積極的に他者と協働して学ぶための協調性を備えた人
- 日々のニュースに関心を払うとともに、関連する文献を読み、それに基づいて自分の意見を理論的に表明できる人
一般入試、全学統一入試および共通テスト利用入試では、学科・専攻で学ぶための前提となる基礎学力、とりわけ外国語、国語、日本と世界の歴史についての知識を主に評価します。一般入試の外国語試験においてリスニングテストを課して英語の運用能力も評価します。
推薦入学審査および特別入学審査では、書類、小論文および面接によって、基礎学力に加えて、学科・専攻において勉学する目的の明確性や、専門領域に関する知識の程度、ならびに口頭および文章による表現力や論理的思考力、判断力を評価します。加えて、特別入学審査では、高等学校在学中における諸活動への取り組みも評価します。
総合型入試(資格・検定試験活用型)では、書類審査、小論文および面接によって、専門領域に関する知識や、表現力、論理的思考力、判断力に加えて、主体的に外国語を学ぶ姿勢や、異文化を受け入れ多様な人々と協働する能力、ならびに学科・専攻のカリキュラムとの適性を総合的に判断して評価します。総合型入試(講義体験型)では、体験授業課題レポート、口頭試問および書類審査によって、アジアについて主体的、自主的に学ぶ姿勢や、ものごとを論理的、多面的に考察する能力、自らの考えを体系的に整理して伝える能力、ならびに学科・専攻のカリキュラムとの適性を総合的に判断して評価します。
学校推薦型選抜(長期留学経験者対象)では、高等学校在学中の長期留学で得られた高い外国語運用能力と異文化に対する理解や関心を小論文・面接などで評価します。
外国高等学校卒業者等入学試験、外国人留学生入学審査および外国人留学生推薦入学審査(指定校)では、主に日本語と英語の運用能力および本学科において勉学する目的の明確さや適性について評価します。