南山大学

 

名古屋キャンパス/外国語学部 フランス学科

  • 学生/男子:34名 女子:217名 (2010年4月1日現在)
  • 教員/8名

学科紹介

今後ますます多極化する世界の中で、英語メディアとは違った視点から世界を見る。

ヨーロッパ連合は21世紀の国際社会で大きな役割を果たすと考えられていますが、フランスはそこで主導的な役割を果たしています。
また先のイラク戦争の際にフランスが展開した外交戦略をみてもわかるとおり、フランスは国際舞台において独自な立場をとり、独特な存在感を発揮しています。アジアの台頭などにより世界は今後ますます多極化していくでしょう。
フランス語を習得することにより英語メディアの報道とはちょっと違った視点から世界を見ることを学んでみませんか。

フランス学科学科長 丸岡 高弘教授

学科の特色

言語・文学・社会などから多元的にフランスを理解。
フランス語は世界で2億5000万人が共有する国際言語です。さらに付け加えれば、国連で2番目の公式言語であり、ユネスコやWHO(世界保健機関)など、多くの国際機関でも主要言語として用いられています。フランス学科では、まずオールラウンドなフランス語の運用能力「聴く・話す・読む・書く」を育成していきます。同時にフランスの文学、歴史、文化、社会にまで学習研究を深めていきます。また、グローバル社会の中で政治的・経済的に重要な役割を果たすことが予想されるヨーロッパの中心の一つ、フランスをあらゆる角度から追究し、自らの意思や思考を国際社会に発信できる力を鍛えます。
独自性を重視するフランスの今に迫る。
日本人教員と外国人教員が連携して行うコミュニケーションの授業や現代社会を扱った教材などを用いて、報告書やスピーチ原稿を実際に書く作文の講義など、語学力を高めるために様々なカリキュラムを揃えています。語学だけでなく、フランスの基礎知識を衣・食・住の観点から学び、フランス文学、芸術、歴史、政治へと分野を広げ、さらにはフランス国家とEUの仕組みについて学びます。学生は、新聞や雑誌、討論番組などからフランスの社会構造や抱える諸問題などにも関心を寄せ、今を生きるフランスに迫ります。アメリカ的な価値観にとらわれがちな今日、独自性を重要視するフランスの社会に触れながら、多元的な視点を養って欲しいと思います。
実務で通用する高度なフランス語運用能力を修得。
日仏交流の実務に携わるに十分なフランス語を運用できる人材の育成を目指しています。4年次までにフランス語検定2級の取得を目指します。これは日常生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的な読む、書く、聞く、話すことができる能力に相当します。また、正確な知識と幅広く複眼的な視野を身につけ、ヨーロッパの政治、文化、社会の重要な一角を担い続けているフランスの柔軟にして強靭な精神を理解できる人材を育成します。卒業後は、企業の国際部門、キャビンアテンダント、翻訳業、通訳業、外国人への福祉サービスを企画実行する部門、国際機関などの公的機関まで様々な分野で活躍が期待できます。

学科長

外国語学部/フランス学科長 丸岡 高弘 教授

[ 専攻分野 : 19世紀フランス文学 ]

外国語学部
フランス学科長
丸岡 高弘 教授
長期研究「フランスロマン主義」
ヨーロッパ文化史上、重要な位置を占めるロマン主義運動について、そのフランスにおける現れ方の特色について、思想史的、社会史的、文体的観点から考察する。とりわけ、フランスにおいてロマン主義はさまざまな社会運動と結びついたが、そうした社会運動と文学者たちがどのような距離のとりかたをし、社会的な問題との関連性をどのように自らの文学のうちに内在化していったかという問題が関心の中心になる。
短期研究「18-19世紀フランスにおける言語起源論」
フランス革命終了後、帝政期、王政復古時代に、さまざまな思想家が革命の元凶と考えた啓蒙思想を批判し、独自の思想を構築しようと試みた。そうした試みの結果が実のあったものかどうかは疑問が残るが、注目すべき点は彼らの多くがその思索の中心に言語の問題を置き、社会の起源の問題と言語の起源の問題を同一の系に属する問題と考えたことである。そうした思想家たちの契約的言語観批判が、ロマン主義的言語観とつながる可能性を検討したい。