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人類文化学科

3つのポリシー

人文学部人類文化学科は、南山大学の教育モットー「⼈間の尊厳のために(Hominis Dignitati)」および人文学部人類文化学科の教育の目的を踏まえて、次の3つの基本方針(ポリシー)を定めます。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

人文学部人類文化学科は、南山大学が定める修業年限以上在学して所定の単位を修得し、次の力を身につけたと認められる者に対して、卒業の認定を行い、学士(人文学)の学位を授与します。

Ⅰ 知識・理解

  1. 文化人類学、考古学、哲学、言語学に関する基本的知識
  2. 日本を含めた世界の歴史、社会、文化、思想、言語に関する幅広い教養と専門的知識
  3. 現代社会の抱える様々な問題を人類史的な視野から洞察・理解する力

Ⅱ 技能

  1. 文化人類学、考古学、哲学、言語学について、資料調査、文献読解、文書作成を行う基礎的なアカデミック・スキル
  2. 学術的根拠に基づいて論理的に説明する力
  3. 多様な歴史的、社会的、文化的背景を持つ、過去および現在の他者を理解し対話する力

Ⅲ 態度・志向性

  1. 日本を含めた世界の歴史、社会、文化の諸問題に関心を向ける知的態度
  2. 専門的知識を有する者に求められる責任を自覚し、「人間の尊厳のために」という本学の教育モットーを実現していこうとする態度

Ⅳ 総合力

  1. 文化人類学、考古学、哲学、言語学の研究手法や互いに協力して議論する力を活用して、現代社会にとって重要な意義を持つ問題を発見する力
  2. 問題解決のための計画を作成し、計画に従って探究を遂行する力
  3. 問題解決に必要な専門的知識を創造的に応用する力
  4. 歴史学や科学論を含めた学際的な視点から人類が抱える諸問題を考察する力

共通教育科目

Ⅰ 知識・理解

人種、宗教、文化等、異なる背景を認識し、受容するための基礎となる教養

Ⅱ 技能

異なる背景を持つ人々との共生・協働を可能にするコミュニケーション能力

Ⅲ 態度・志向性

多様性を前提とした人間の尊厳を尊重する力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

人文学部人類文化学科は、ディプロマ・ポリシーに掲げる力の修得のために、以下の構成、教育内容、学修方法および評価方法に基づいて教育課程を編成、実施します。

Ⅰ 教育課程の構成

本学科では、「人類の多様性と普遍性」について理解を深めるとともに、人間理解に不可欠な「柔軟な感性」を養います。教育課程は、学部共通科目、学科科目、共通教育科目から構成されます。学部共通科目では、特定の学問領域の垣根を越えて、言語・文化・社会・歴史・人間の在り方にまつわる現代の様々な問題について、深く専門的に理解する力を涵養します。学科科目では、文化人類学、考古学、哲学、言語学に関する知識や研究手法を修得し、現代社会における諸問題を考察する力を育みます。共通教育科目によって幅広い知識と教養を修得し、専門的理解の基盤を培います。

Ⅱ 教育内容

1.学部共通科目および学科科目

《4年間を通じて》

  • 「リベラルアーツ」の精神に基づく全人的教育を軸としたカリキュラムをとおして、人間をめぐる根本的な問題について考察します。文化人類学、考古学、哲学、言語学、歴史学、科学論に関わる専門分野を追究することで、人間に関する広く深い洞察力を修得します。

《1年次以降》

  • 人類文化学基礎演習において、大学で自ら学修の計画を立て、能動的に学修する方法、議論の仕方を学びます。
  • 人類文化基礎論をはじめ、文化人類学、考古学、哲学、言語学の分野の概論科目において、人間に対する人文科学的なまなざしの基礎を養います。
  • 多様な分野の専門科目をとおして、言語・文化・社会・歴史・人間の在り方についての幅広い基礎知識を修得します。
  • 学部共通科目をとおして、学問領域の垣根を越えた横断的・総合的な視座を養い、背景の異なる他者とともに成長しながら自身の現状をよりよくしていこうとする知的姿勢を身につけます。

《2年次以降》

  • 人類文化学基礎演習において、特定のテーマに関連する情報を収集し、体系的に整理し、問題点を見つけ出し、議論するトレーニングを行います。
  • 文化人類学、考古学(博物館を利用した科目を含む)、哲学、言語学、歴史学、科学論といった多彩な分野の科目において、学際的な視点を養います。
  • 国内外でのフィールドワーク、考古学実習など、実習を取り入れた科目では、日本を含めた世界の歴史、社会、文化の諸問題からテーマを選定し、調査を進め、報告書を作成するまでを主体的に行います。
  • 多様な宗教文化の交流や関係を扱う科目をとおして、異文化間の対話の精神を学びます。

《3年次以降》

  • 人類文化学演習(ゼミ)により、専門分野の研究を進めます。
  • 特殊講義を履修し、日本を含めた世界の歴史、社会、文化の諸問題に関心を持ち、それらを解決するために必要な専門的知識の獲得を図ります。

《4年次》

  • それまでの学修の集大成として研究プロジェクトに取り組み、テーマを自身で見つけ、研究計画をたて、必要な調査を行い、研究報告論文(卒業論文)を執筆します。

2.共通教育科目

《4年間を通じて》

  • キリスト教世界観に基づく教育という建学の理念の基軸となる本学の教育モットー「人間の尊厳のために(Hominis Dignitati)」の意味を様々な視点から考えることを目的とした科目(宗教科目、「人間の尊厳」科目等)において、人間と学問の在り方を考える力を養います。
  • 文理融合を目的とした科目(基盤・学際科目、体育科目等)において、学際的な視野と総合的な判断能力を養います。
  • 「聞く・話す・読む・書く」の4つの力を総合的に発展させることを目的とした科目(外国語科目)、および、コンピュータに関する基礎知識とそれを活用する技術を身につけることを目的とした科目(情報倫理科目)において、国際化・情報化時代を生きるための基本的なコミュニケーション能力を養います。

Ⅲ 学修方法

  • グループディスカッションやプレゼンテーションを積極的に活用したアクティブ・ラーニングをとおして、「聞く・話す・読む・書く」の4つの力を磨きます。
  • 少人数制の演習をとおして、学びを深め、専門性を高めます。
  • 問題関心や進路に応じた個別的指導をとおして、自身が選んだテーマで研究プロジェクトを推進し、学修の集大成としての研究報告論文(卒業論文)を執筆します。

Ⅳ 評価方法

  • ディプロマ・ポリシーに掲げる力の修得は、本学科における卒業要件達成状況、単位修得状況、GPA、外部客観テスト等の結果によって測定し、評価します。
  • 各科目の学修成果は、講義概要に示された到達目標の達成度に応じて評価します。
  • 4年間の総括的な学修成果としての研究報告論文(卒業論文)の評価は、複数教員で行います。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

人文学部人類文化学科は、教育の目的、ディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシーに基づき、次のような人を受け入れます。

Ⅰ 知識・技能

人類文化学科で学ぶために十分な、高等学校卒業レベル以上の基礎学力を身につけている。

Ⅱ 思考力・判断力・表現力

自身の考えを口頭または文章で的確に表現できる。

Ⅲ 主体的に学習に取り組む態度

  1. 人間とは何か、わたしたちはどのように生きていくべきか、といった問題に関心を持っている。
  2. 日本を含めた世界の歴史、社会、文化の諸問題に関心を持ち、それらの解決に取り組み、地域社会、国際社会に貢献する意欲を持っている。

◎:特に対応している 〇:対応している 空欄:前提としている

入試方式 評価方法 アドミッション・ポリシー
Ⅰ知識・技能 Ⅱ思考力・判断力・表現力 Ⅲ主体的に学習に取り組む態度



一般入試
全学統一入試
[個別学力試験型]
[共通テスト併用型]
共通テスト利用入試
[前期3教科型][前期5教科型]
共通テスト利用入試
[後期]
学力試験
外国高等学校卒業者等入学試験
外国高等学校卒業者等入学試験
<編入学・転入学>
学力試験
面接
(書類審査を含む)
編入学・転入学試験
転部・転科試験
学力試験
小論文
面接
(書類審査を含む)




総合型入試
[プレゼンテーション型]
小論文
プレゼンテーション+質疑応答
書類審査






推薦入学審査(指定校推薦)
推薦入学審査(学園内推薦)
推薦入学審査(特別協定校)
小論文
面接
(書類審査を含む)
特別入学審査
(カトリック系高等学校等対象)
調査書
小論文
面接
書類審査
学校推薦型選抜
(長期留学経験者対象)
小論文
面接
(書類審査を含む)
帰国生徒推薦入学審査
【指定在外教育施設】
書類審査










外国人留学生入学審査
[本学受験型]
外国人留学生入学審査
[本学受験型]<編入学・転入学>
学力試験
面接
(書類審査を含む)
外国人留学生入学審査
[EJU 利用型]
英語の資格・検定試験
日本留学試験
書類審査
外国人留学生別科留学生
推薦入学審査
面接
(書類審査を含む)
外国人留学生推薦入学審査【指定校】 面接
書類審査
評価方法 評価のねらい
調査書 高等学校在学中における勉学や諸活動への取り組みを評価します。
学力試験 本学科において勉学するために必要な基礎学力と思考力・表現力・判断力を評価します。
小論文 文章による表現力や論理的思考力、判断力を評価します。また、その基となる知識の程度についても評価します。
面接 本学科において勉学する目的の明確さや適性について評価します。また、口頭による表現力や論理的思考力、判断力を評価するとともに、志望する学問分野の知識の程度についても評価します。
面接(書類審査を含む) 本学科において勉学する目的の明確さや適性について評価します。また、口頭による表現力や論理的思考力、判断力を評価するとともに、志望する学問分野の知識の程度についても評価します。なお、面接評価は、書類審査の評価を含みます。
プレゼンテーション+質疑応答 プレゼンテーション、質疑応答を通じて、論理的思考力や表現力、志望する学問分野の知識の程度を評価します。また、本学科において勉学する目的の明確さや適性についても評価します。
英語の資格・検定試験 英語の運用能力を評価します。
日本留学試験 日本語の運用能力を評価します。
書類審査 本学科において勉学する目的の明確さや適性について評価します。また、文章による表現力や論理的思考力、判断力を評価するとともに、本学科において勉学するために必要な基礎学力についても評価します。