南山大学

 

名古屋キャンパス/人文学部 キリスト教学科

  • 学生/男子:22名 女子:80名 (2012年5月1日現在)
  • 教員/19名

開講科目・ゼミテーマ・卒論テーマ

学びのMy Road/講義紹介

キリスト教の歴史を世界史の歩みの中で捉え、人間の歴史を解明する。

キリスト教史 [1〜4年次]/三好 千春 先生

キリスト教史は文字通り、キリスト教の歴史を学ぶ科目です。キリスト教は2000年の歴史を持ち、世界中に20億を超える信者を抱える宗教ですから、その歴史の豊かさと幅の広さには底知れぬものがあります。南山大学では、この2000年の歴史を古代、中世、近世、現代と四つに分け、2年間4学期をかけてそれぞれの流れと特徴、その意義などを学びます。
パレスチナ地方の片隅で始まった小さな宗教運動が、どのように今見るような巨大な宗教へと変貌したのか、また人類にどれ程の影響を与えたかを学ぶことは、人間や宗教が抱く闇を垣間見せると同時に、人間と宗教が持つ光をも信じさせてくれます。人類の歴史のある部分を形成したと言っても過言ではないキリスト教を通して世界の歴史を見ることで、受講生の視野が広がり、新たになるなら、それに優る喜びはありません。

Pick Up 授業

聖書入門A,B [1年次]
聖書(旧約聖書+新約聖書)についての入門的な講義です。一般的によく知られている天地創造、アダムとエバ、エデンの園、カインとアベル、ノアの洪水、バベルの塔、新約では、イエスと弟子たちの物語などから、聖書がどのような書物であるかをみていきます。
宗教思想A,B [2〜4年次]
私たちの周りには多くの宗教が存在し、無関係でいることは難しくなっています。現代世界が直面している問題を解決するため、宗教の存在意義や本質を究明すると共に、諸宗教間の対話が、どのような根拠の上に立って、相互理解を成立させ得るのかを考察します。
アジアとキリスト教 [2〜4年次]
キリスト教とアジアは、どのような関係があるのでしょうか。もともとキリスト教はアジアの片隅で始まった宗教です。この講義では、日本を含む東アジアにおけるキリスト教、特にカトリック教会の社会的、文化的、政治的影響を検討していきます。
カウンセリング指導法 [2〜4年次]
司牧者、教師、カウンセラーなどに求められる「援助者」としてのあり方を、カウンセリング理論の学習および体験的学習を通して学びます。日常生活の場面における「こころの援助」のあり方について、臨床心理学の基礎知識、および援助者としての姿勢を習得します。
キリスト教芸術A:美術 [1〜4年次]
始めに芸術一般について考え、その後、宗教画とは何かを考察し、キリスト教における芸術の位置づけを確かめます。ついで、「東方キリスト教」に特有な宗教画である「イコン・聖像」を取り上げます。東方キリスト教やイコンについて理解を深めます。
組織神学:終末論 [2〜4年次]
終末思想はユダヤ教、キリスト教、イスラム教に共通しています。終末論的思考の独自性を明らかにするため、古代西洋にも共通であった輪廻の発想と比較し、近代進歩主義の展開と問題性をみていく。聖書や教理の思想が現代に生きる人に何を意味するか理解します。

ゼミテーマ例

  • 聖体祭儀の秘儀について
  • 「ローマ人への手紙」6章15〜23節の研究 ―神の義と罪について
  • 共観福音書にみられる「神の国」
  • アウグスティヌスにおける回心について
  • 死別の悲しみと死後の生命について
  • トマス・アクィナスにおける天使と人間
  • キェルケゴールにおける愛の三段階
  • 近世ドイツにおける魔女とキリスト教
  • 十字軍:その思想と影響について

卒論テーマ例

  • アシジのフランシスコにおける自然観
  • 日本におけるキリスト教の土着化
  • トマス・アクィナスにおける被造物の起源と存在の本質
  • フリーダ・カーロの人間観
  • キリスト教における女性観