南山大学

 

名古屋キャンパス/人文学部 人類文化学科

  • 学生/男子:141名 女子:339名 (2012年5月1日現在)
  • 教員/24名

開講科目・ゼミテーマ・卒論テーマ

学びのMy Road/講義紹介

最新の心理学研究などを手がかりに、自由や責任を考える。

科学文化論B [2〜4年次]/鈴木 貴之 先生

この授業では、最新の事例を通じて、科学や技術と社会の関係について考えていきます。今年度の授業では、心理学や脳神経科学の発展によって、自由や責任に関する私たちの見方や社会制度がどのように変化するかを考えます。私たちは、自分がすることは自分で自由に決定でき、その理由も自分でよくわかっていると思っています。しかし、近年の研究によって、これはおおいに疑わしいということが明らかになっています。そうだとすれば、私たちは、実は自分がすることを自分で自由に決められないのでしょうか。また、人がしたことの責任を問うたり、罰を科したりすることは間違いなのでしょうか。この授業では、最新の心理学研究や脳神経科学研究を手がかりとして、このような問題を考えていきます。

Pick Up 授業

科学文化論A,B [2〜4年次]
科学技術を人間の社会や文化との関連で全体的に把握するために、歴史的・理論的な観点から検討します。通信技術の発達がコミュニケーション様式や人間関係のあり方を変化させたことや、近代の博物学・分類学がその後の博物館・美術館のあり方を規定したことなどを扱います。
宗教人類学 [2〜4年次]
宗教は我々の生活のあらゆる側面に浸透しており、そこでは秩序の維持や変革などに対して一定の役割を担っています。本講義では宗教が持つそのような機能について、世界各地の事例をとりあげながら人類学的視点に基づいて明らかにしていきます。
東アジア考古学A [2〜4年次]
この授業では、2万年前に細石器を駆使した北東アジア地域が最高の技術水準にありながらも、温暖化に向かう中でドングリ利用に変貌したこと、他方、イネ栽培に成功した中国地域とでは、その後の歴史に雲泥の差が生じたことを検証していきます。
古代哲学史Ⅰ,Ⅱ [2〜4年次]
古代ギリシア哲学は、決して古くさいものではなく、現代にも通じる問題に、単純ではあっても力強く取り組んでいます。この講義では、その力強さに触れてもらいつつ、同時に、古代ギリシア・ローマの歴史や神話についても映像資料をまじえながら紹介します。
統語論 [2〜4年次]
幼児は1才頃から話し始め、瞬く間に複雑な文法を操るようになりますが、なぜこのようなことが可能なのでしょうか。これが「言語学」の根本的な問いです。本講義では、日英語の現象を分析して、人間の言語に共通する文法を構築しながら、この謎に迫ります。
考古学実習Ⅰ,Ⅱ[2〜4年次]
考古学は遺跡を通じて人間を研究する学問です。考古学者は様々な方法で遺跡を調査します。手と足を使って考古学の調査方法を学ぶのがこの実習の目的です。遺跡を探す方法、見る方法、遺跡で得た情報を学術データとして整理する方法を学びます。

ゼミテーマ例

  • 環境哲学・景観哲学
  • 普遍文法と個別言語
  • 現代言語学の目的と諸分野
  • 哲学研究入門 ―ハイデガー講読
  • 心の哲学と行為論
  • 東アジアの考古学
  • 「応用倫理」と科学論
  • 中東の文化人類学
  • 世界史のなかのアフリカ
  • 東南アジアの社会と文化

卒論テーマ例

  • 愛知万博と海上の森の価値
  • 環境倫理問題としての捕鯨
  • ニーチェの人間論
  • 二重目的構文の日英語比較研究
  • 日本語再帰代名詞の用法に関する一考察
  • シャーマニズムから見る日本の修験者
  • 妖怪と日本人 
  • 建築遺構から見た中南米考古学
  • カリブの音楽と社会
  • ボロヴドゥール遺跡とその保存