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南山の方針 3つのポリシー南山大学

ディプロマ・ポリシー

南山大学は、キリスト教世界観に基づく学校教育を行うことを、その建学の理念としています。この理念の下、「人間の尊厳のために」(Hominis Dignitati)という教育モットーを掲げ、幅広い教養の上に各学部の専門性に応じた知識および能力をもち、人間の尊厳を尊重しかつ推進する人材を育成することを目的としています。
この目的に照らして、以下の能力を身につけた者に学士の学位を授与します。

  • 人種、障がい、宗教、文化、性別など様々な違いを認識し、受容するための基礎となる教養
  • 多様性を前提とした人間の尊厳、他者の尊厳を尊重する力
  • 多様な人々との共生、協働を可能にするコミュニケーション能力
  • 世界における様々な問題を解決するために必要な専門知識や総合的判断力、ならびに、解決に寄与する新たな価値を創造する力
  • 地球規模と地域の双方の視点に立って、先入観にとらわれることなく人々と交流することのできる国際性

カリキュラム・ポリシー

南山大学では、教育モットーである「人間の尊厳のために」(Hominis Dignitati)の具現化を目指して、共通教育科目と学部学科科目、およびこれらにまたがる国際科目群から成る教育課程を編成しています。この教育課程の履修を通じて、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を身につけた人材を育成します。
共通教育科目は、人種、障がい、宗教、文化、性別など様々な違いを認識し、受容するための基礎となる教養、多様性を前提とした人間の尊厳、他者の尊厳を尊重する力、および多様な人々との共生・協働を可能にする基礎的専門知識、コミュニケーション能力、判断力を身につけることを主たる目的とします。
建学の理念の教育、すなわち、キリスト教世界観に基づく教育を象徴する科目として、本学の教育モットーの意味を様々な視点から考える宗教科目および「人間の尊厳」科目を配置します。さらに、多様性を認識し、受容するために欠かせない教養を身につけるため、「思想と文化・芸術」、「歴史と世界」、「社会と経済・法律」、「自然と環境」、「科学と情報」の5分野の基盤・学際科目を配置します。また、上述したコミュニケーション能力を養い、向上させるために、英語およびヨーロッパ、アジアの言語を学ぶ外国語科目を配置します。さらにこのコミュニケーション能力を、実践を通じて一層深化させるために、実践知形成科目を配置します。
学部共通科目および学科科目は、地域や国際社会で生じる様々な問題を理解し、解決するために必要となる専門知識を学ぶと同時に、総合的な判断力を養い、新たな価値を創造する力や地球規模ならびに地域の視点に立って人々と交流することのできる国際性を体得することを主たる目的とします。こうした目的を達成し、それぞれの学部・学科のディプロマ・ポリシーで示された能力を身につけるため、1年次から4年次までの科目を、それらが相互にどのように関係しているかを重視しつつ、有機的に連携できるよう配置します。
これらに加えて、様々な領域の問題について、多くの地域で公用語として用いられている英語やその他の外国語で学び、それらの言語で議論することができるような高いレベルの外国語運用能力と国際社会におけるコミュニケーション力を身につけるために、共通教育科目と一部の学部共通科目および学科科目に、国際科目群を配置します。
各科目の学修成果は、講義概要に示された到達目標の達成度に応じて評価します。

アドミッション・ポリシー

南山大学では、教育モットーである「人間の尊厳のために」(Hominis Dignitati)を具現化するビジョンとして、「人種、障がい、宗教、文化、性別など様々な違いを認識し、多様性を前提とした人間の尊厳、他者の尊厳を大切にし、人々が共生・協働することで、新たな価値の創造に貢献する」ことを掲げています。
このビジョンの下、ディプロマ・ポリシーにおいて具体的に示した力を、涵養可能な人材を受け入れること、すなわち、入学後に各学部での専門性に応じた知識や技能を身につけるに十分な可能性を有するかどうかを確認するために、以下の入学試験(審査)を実施します。教育課程を修めるに十分な「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を有するかどうかを多面的・総合的に評価し、上記の違いに関わらず、大学の教育モットーの具現化に貢献しうる多様な入学者を受け入れます。
一般入試、全学統一入試および共通テスト利用入試では、各学部・学科で学ぶための前提となる基礎学力を評価します。本学では、多くの地域で公用語として用いられている英語の運用能力を重視しており、複数の学部の外国語試験においてリスニングテストを課します。また、英語の資格・検定試験で一定の能力を保証できる者に対しては、複数の試験(審査)において「外国語」あるいは「英語」科目の受験を免除し、満点として取り扱います。
推薦入学審査(学園内高等学校、指定校、特別協定校)および特別入学審査(カトリック系高等学校等対象)では、基礎学力に加えて学部の専門性をより重視します。志望する学部・学科の専門領域に関する知識の程度や、口頭および文章による表現力や論理的思考力、判断力を評価します。加えて、特別入学審査(カトリック系高等学校等対象)では、高等学校在学中における諸活動への取り組みも評価します。
いくつかの学部で実施する総合型入試では、外国語の運用能力や異文化理解力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を身につけてきたかどうかを小論文、面接、プレゼンテーションなどで評価します。 学校推薦型選抜(長期留学経験者対象)では、高等学校在学中の長期留学で得られた高い外国語運用能力と異文化に対する理解や関心を小論文・面接などで評価します。
外国高等学校卒業者等入学試験、外国人留学生入学審査および外国人留学生推薦入学審査(指定校)では、主に日本語と英語の運用能力および本学において勉学する目的の明確さや適性について評価します。
社会人入学審査では、本学において勉学する意思および目的の明確さに加えて社会経験を重視して評価します。