南山大学

 

瀬戸キャンパス/総合政策学部 総合政策学科

  • 学生/男子:695名 女子:869名 (2009年4月1日現在)
  • 教員/52名

学科紹介

一人ひとりの気づき。小さな行動。やがて大きな力へ。

世界同時不況の影響で「派遣切り」が横行する製造業の現場。
路上に放り出される労働者。医師と病床の不足からたらいまわしにされる患者。
保険証を取り上げられ病院にかかることすらできない人々。
貧困が抜き差しならぬ状況にある日本。いまだ硝煙の絶えることないイラク。
海面上昇で地図から消えようとしている島々。10億人が飢餓に苦しむ世界。
茫然と立ちつくすしかないような光景を前にして、人間の尊厳を踏みつけられている人たちに共感しつつ、問題を冷静に観察し、分析し、その根源にせまり、状況を変えるための提案と行動ができる人。
総合政策学科が社会に送り出そうとしているのは、時代と格闘する、行動力あるヒューマンな人材です。

学科の特色

“現代社会の必要”から生まれた学科。
総合政策学部は、“現代社会の必要”から生まれた学部です。現代の日本社会、そして世界を見てください。国内ではニート・フリーターなどの若年雇用の問題、累積する国債残高に象徴される財政危機、世界に目を向けると、地球温暖化問題やテロリズムなど、ただ一つの学問領域だけでは対応しきれない、複合的でしかも緊急性の高い問題が噴出しています。私たちが尊厳に満ちた社会を作り上げ、穏やかで充実した生を送ろうと思うなら、これらの問題と格闘し、事態を改善する方途を見つけ出していかなければなりません。そのためには、まずこれらの問題を分析し、記述し、政策を作成するという知的かつ実践的な営みが必要です。総合政策学部はこの目的に沿って編成されました。
様々な研究分野の教授陣。複眼的視点を養う。
複眼的な視点から問題を認識し、記述し、解決策を作成する能力を身につける―それを可能にするべく、総合政策学部には、法・文・経済・理・薬・農など様々な学部出身の教員がいます。カリキュラムとしては、1年次に政策立案の基礎となる文明論や宗教科目を学びます。さらに基礎演習で知の技法を身につけ、コンピュータリテラシーや英語コミュニケーションを学習します。その上で、総合政策入門から始めて、法律学・財政学など公共政策系の科目、国際貿易論や国際関係論など国際政策系の科目、環境社会学や環境調査法など環境政策系の科目を学びます。3年次、4年次にはゼミ形式の総合政策プロジェクト研究を履修し、一人ひとりが具体的な政策課題を選んで研究を進めます。
問題に気づき、一歩を踏み出せる人材を。
人間の尊厳をゆるがせにしないという基本的立場から、現代社会が抱える様々な問題に取り組み、解決の道筋を提案できる人を養成したいと考えています。解決の道筋を提案するだけでなく、その実現に向けて行動を組織していける人であることも大事だと考えています。価値観の異なる人たちとも対話し、理解を深めることができる、豊かなコミュニケーション能力をもち相互の信頼を深めていける、そういう人の育成を目指します。既に総合政策学部からは、地域の問題解決に飛び回る市会議員や、社会保険労務士や公認会計士の資格を取得して専門職として活躍する人、テレビの教育番組の制作者など、色々な地域、多様な職種で活躍するユニークな人材が巣立っています。

何を学ぶ

どう学ぶ

目指す人物像

まず、1・2年次に、基礎演習、コンピュータ基礎演習といった「知の技法」を学ぶ科目や、宗教論、人間の尊厳科目など、政策の基礎に横たわる価値の問題を扱う科目を履修。

総合政策入門から始め、国際政策系、公共政策系、環境政策系の科目へと進む。3・4年次はゼミ形式の総合政策プロジェクト研究で具体的な政策課題に取り組む。

現代社会が抱える諸問題に気づき、複眼的な視点から分析し、解決策を立案できる人、豊かなコニュニケーション能力を兼ね備えた人の育成を目指す。

学科長

総合政策学部/総合政策学科長 藤本 潔 教授

[ 専攻分野 : 環境地理学 ]

総合政策学部
総合政策学科長
藤本 潔 教授
長期研究「沿岸域の地形発達と環境変化の解明」
臨海沖積平野の形成過程とそれに多大な影響を与えてきた海水準変動を地形学的に明らかにする。また、熱帯地域の沖積平野沿岸域に見られるマングローブ生態系の形成維持機構ならびに森林動態を地形学的・生態学的に明らかにする。これらの自然科学的知見に基づき沿岸環境変化の将来予測や管理手法の確立を目指す。
短期研究「1.マングローブ生態系の炭素蓄積機能の評価、2.沖積平野の形成過程における土砂貯留機能および炭素蓄積機能の評価」
  1. 主にアジア・太平洋地域のマングローブ生態系を対象として、その立地形成過程を明らかにした上で、特に地下部に蓄積された炭素量や蓄積速度の見積りを行う。
  2. 日本の臨海沖積平野を対象に、過去1万年間の地形発達を明らかにすると共に、その過程で貯留された土砂量および炭素量をGIS3D解析ソフトを用いて推定する。
 

取得可能な資格

  • 中学校教諭一種(社会)
  • 高等学校教諭一種(地理歴史・公民)
  • 博物館学芸員
  • 司書・学校図書館司書教諭など

※指定された単位を修得することで、資格の取得が可能となります。なお、自分の所属学科で認定を受けている免許状に加え、所定の単位を修得することにより、所属以外の学科で認定されている免許状を取得することが可能です。ただし、所属キャンパス以外の学科が認定を受けている免許状については、移動時間や授業時間帯の違いなどにより、4年間での取得は難しいでしょう。

※博物館学芸員および司書・学校図書館司書教諭に関する科目は、名古屋キャンパスで開講されます。