文字サイズ
  • SNS公式アカウント
  • YouTube
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

学長からのメッセージメイルマガジン「EPISTOLA」

No.18「笑顔がひらく若者の未来」

2018年9月19日

夏の間に、大学では学生も教職員も、さまざまな機会にそれぞれの目的を持って、自分の学習や研修・研究を深めています。この8月から9月にかけて、私が参加することのできた催しの中から1つご紹介します。

それは東南・東アジアカトリック大学連盟(ASEACCU)の総会および学生会議です。今回8月21日から26日まで、広島のエリザベト音楽大学を主会場として開催された第26回目の集いには、オーストラリア、カンボジア、インドネシア、韓国、フィリピン、台湾、タイ、そして日本にあるカトリック大学80校から、200名を超える学生と教職員が参加しました。本学が事務局を務める日本カトリック大学連盟からは、本学をはじめとして15大学が参加していました。そして「カトリック大学と平和教育」という総合テーマの下、主に「一人ひとりの心の平和、政治的な意味の平和、環境と平和」という3つの観点で、それぞれの国と地域の人々が置かれた立場から状況報告や討議を行いました。特に学生会議のプログラムは、テーマに基づく7つの講演、平和記念公園でのフィールドワーク、被爆体験講話、平和と音楽をめぐる学生コンサート、学生によるまとめのプレゼンテーションなど、盛りだくさんの内容でした。

実は、この東南・東アジアカトリック大学連盟の発足は1993年で、その設立に本学も関わっており、第1回総会では前学長のカルマノ教授がタイのアサンプション大学で基調講演を行っています。また2004年には、本学で第12回総会を開催しており、当時の学長マルクス教授のEPISTOLAに、「今回は7カ国40校から、教職員69名、学生33名、合計102名が参加しました」と記されています。今年の広島での集まりには、当時の倍の80校から、200名を超える人々が参加しており、学生と教職員の割合は半々でした。毎年アジアのどこかで開催される同連盟の催しが、順調に発展しているのを感じることができました。

今回、本学からは教職員の他に、6名の学生が参加しました。6日間のすべてのプログラムは英語が共通言語です。私は活気あふれる学生プレゼンテーション会場で、彼らが各国から参加した学生たちと一緒に笑顔で発表するのを見聞きしながら、彼らが国や地域を超えて、アジアの同世代の若者たちとともに、平和な世界を形づくってくれることを祈念せずにはいられませんでした。

本学から参加した学生6名

フィールドワーク(平和記念公園)

被爆体験講話

平和と音楽をめぐる学生コンサート

各国・地域の学生によるプレゼンテーション1

各国・地域の学生によるプレゼンテーション2

南山大学長 鳥巣 義文

発行人:南山大学長
発行 :南山大学学長室 (nanzan-mm-admin@ic.nanzan-u.ac.jp