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学長からのメッセージメイルマガジン「EPISTOLA」

No.77「10年ぶりの勝利」

2026年8月26日

7月3日~5日に、本学で第67回上南戦が開催されました。その結果は、10年ぶりの南山大学単独優勝でした。パンデミック中の2年間の中断、その後一回の引き分けもありましたが、待ちに待った10年ぶりの優勝で、皆の喜びは大きかったと思います。

「上智大学・南山大学対抗総合運動競技大会」(通称「上南戦」)のルーツは、伊勢湾台風に見舞われた1959年まで遡ります。その年の秋、東京の青山学院大学で開催されたキリスト教系大学連盟総会に南山大学学生会の代表が出席し、伊勢湾台風被災見舞金を受け取りました。その際、上智大学の学生会代表から、両大学で毎年スポーツ大会を開催してはどうかという提案がありました。両大学の学生会が検討し、大学が承認した結果、翌年、1960年6月25日・26日に、台風からの復興と再生を象徴する行事として、第1回大会が南山大学で開催されました。この第1回大会では、野球や庭球を含む8種目の競技が実施され、南山大学が勝利を収めました。

その後、この大会は同じカトリック精神を持つ両大学間の競技・交流の場として定着しましたが、1980年代には大会の廃止が議論されたこともありました。実際には両大学から限られた学生しか参加できないため、大学全体の行事として扱うには適切ではないという反対意見があったのです。また、見過ごせない要因として、両大学の競技レベルに明らかな開きがあったことも挙げられます。1984年の第25回大会の時点で、南山の勝利はわずか4回にとどまっていました。しかし、1988年に南山大学で新しい「体育センター」が開設され、スポーツ施設が劇的に改善されたことで、南山の成績向上への期待が高まりました。実際、1990年から2010年にかけては南山が10勝、上智が10勝と、両者の成績は完全に拮抗するに至りました。南山は2003年から2006年にかけて4連覇を果たすことさえありました。

ここ数年の「上南戦」で南山の戦績は3勝10敗と振るわないものでしたが、本学のスポーツの将来には明るい展望が開けていると考えています。体育会OB会は大学と緊密に連携し、練習環境等の改善に取り組んできました。その目に見える成果の一つが、数年前に行われたグラウンドへの人工芝導入です。また、長引いたパンデミックの影響を受けたものの、ここ数年は各体育系団体における部員勧誘活動が実を結んでいます。大学は2024年度「Nanzan Sports Festival」を立ち上げ、東海地方やそれ以外の地域のカトリック系高校の運動部をキャンパスに招き、2月と3月に大会を開催しました。そして何よりも、大学の体育系団体が様々な場面で大きな成果を上げています。さあ、来年の「上南戦」での連覇に向けて、再び力を合わせて取り組んでいきましょう!

南山大学長 ロバート・キサラ

発行人:南山大学長
発行 :南山大学学長室 (nanzan-mm-admin@ic.nanzan-u.ac.jp