学長からのメッセージメイルマガジン「EPISTOLA」
No.56「南山大学メイルクワイヤー創立70周年記念」
2024年11月20日
少し前ですが、去る9月23日に東海市芸術劇場大ホールにて、南山大学メイルクワイヤー創立70周年記念として「上智大学グリークラブ 南山大学メイルクワイヤー 交歓演奏会」が開催されました。コロナ禍の影響もあって、一年遅れの70周年記念でした。2018年にも、南山大学メイルクワイヤー創立65周年にあたって、同じく「上智大学グリークラブ 南山大学メイルクワイヤー 交歓演奏会」が東海市芸術劇場で行われ、文化系課外活動のいわゆる「上南戦」となりました。今回の交歓演奏会には、上智学院のサリ理事長、南山学園の市瀬理事長をはじめ、大勢の方々が来られて、劇場の大ホールは満席でした。私も両大学の交歓演奏会を大いに楽しみました。
しかし、残念なことに、7年前に南山大学メイルクワイヤーの現役部員がいなくなりました。また、OBの高齢化に伴い、OB会主催の演奏会は今回で最後になるかもしれません。このような伝統ある課外活動がなくなるのは大学全体として残念なことで、地域社会としても大変寂しいことだと思います。愛知県内の他の大学にもこのような活動はないそうです。交歓演奏会後の懇親会では南山大学メイルクワイヤーを復活しようという話が盛り上がり、上智大学のグリークラブの現役メンバーとそのOBたちもそれを応援してくれました。私個人としても、心よりメイルクワイヤーの活動を応援しています。
音痴である私は、メイルクワイヤーやグリークラブのメンバーの才能を羨ましく思っています。その分私は、合唱を聴く側としての喜びを感じ、合唱を堪能しました。今回の南山大学メイルクワイヤー創立70周年記念交歓演奏会が、メイルクワイヤーの歴史に幕を下ろすことではなく継続の兆しになるように、できることなら同じ志を持っている方々と共に努力をしたいと思います。皆さまはいかがお思いでしょうか。
南山大学長 ロバート・キサラ
発行人:南山大学長
発行 :南山大学学長室 (nanzan-mm-admin@ic.nanzan-u.ac.jp)