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学長からのメッセージメイルマガジン「EPISTOLA」

No.36「新たなスタートへ向けて」

2023年3月15日

4名の新しい副学長と

このたび、2020年度から務めてきた学長職に再任され、4月より新しいスタートを切ることになりました。この新しいスタートへ向かうにあたり、まずは、学長職にあった過去3年間を振り返ってみたいと思います。これまでの3年間は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって種々の制限が課されたために、すべてがコロナ禍の陰に隠れてしまっていました。そんななか、すべてのいのちを守るために、最善の対応を模索しながら、何とか大学運営を継続することができました。2020年は、各式典の中止や全面的なオンライン授業への切り替えにはじまりました。2021年以降は、中止した式典をフォローするためのイベントの実施、感染状況を見ながらの対面授業・対面イベントの再開を進めてきました。3年の間には、記念すべき南山大学創立75周年の式典などもありましたが、感染状況をみながら、オンラインと対面を併用するなど柔軟な対応を取ってきました。このように、試行錯誤を重ねながらも継続的な大学運営ができたのは、大学関係者の皆さんの並々ならぬ努力と貢献のお陰です。深く感謝しています。昨今私たちは、小さな一歩一歩でも、平常の生活に戻りつつありますが、これから入ろうとしている新任期の課題はまず、ポスト・コロナの大学像を皆さんと一緒に描くことだと思っています。

私ポスト・コロナの大学像を描くにあたって、本学らしさを再認識するような昨年の取り組みを想起したいと思います。ヤンセン国際寮の開寮と第1回南山大学「人間の尊厳賞」の授賞です。これらを通して、コロナ禍の中でも、本学のアイデンティティである国際性と教育モットー、「人間の尊厳のために」を促進するための大きな前進ができたことを何よりも感謝しています。あわせて、今年は創立75周年プロジェクトとして、ライネルス中央図書館が誕生します。先人たちからつながる本学の理念に基づいて形作られた過去の実績を踏まえて、これからも大学の更なる発展に努めていきたいと思います。

過去3年間、コロナ禍という、前代未聞の事態の中で、このような継続・発展ができたのは、4名の副学長と大学本部・学長室の職員をはじめ、多くの方々の尽力・支えのお陰だと思います。毎日、このような優秀かつ献身的な人々と共に働くことはとても楽しかったです。心より感謝しています。

4月からは、新しい執行部と共に新任期のスタートとなります。4名の新しい副学長の力を借りて、精一杯、この新しい挑戦に立ち向かいたいと思います。どうか、引き続き皆様のご協力とご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

南山大学長 ロバート・キサラ

発行人:南山大学長
発行 :南山大学学長室 (nanzan-mm-admin@ic.nanzan-u.ac.jp