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学長からのメッセージメイルマガジン「EPISTOLA」

No.29「南山大学友の会」

2022年8月24日

先月、南山大学友の会理事会、評議員会・総会が3年ぶりに対面で開催されました。昨年度・一昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、書面審議を余儀なくされましたが、今回は、少しずつ通常に近い生活様式に戻る目的で、対面で行うことが決定されました。感染症が再び拡大している状況の中で、本当にできるのかと心配しながら、習慣になっている感染防止対策をしっかり講じて決行しました。幸いにして無事に終えることができました。

南山大学友の会は、1949年に大学が誕生してから二年後の1951年に設立された、歴史のある団体です。その目的は、大学のホームページによると、次のように説明されています。「南山大学の教育・研究に副い、その発展に貢献し、併せて南山大学と会員様との紐帯の強化、地域社会との協力関係の促進に寄与すること」です。7月1日現在、一般会員は167名、法人会員は117法人で、大学にとって重要な存在となっています。主な活動は外国人留学生、海外へ留学する学生、および学費支弁が困難な学生への奨学金給付事業です。

会員の皆さまと直接お目にかかって大学の近況の話をするとともに、貴重な援助に対し感謝をお伝えすることができ、非常に有意義なひと時となりました。私にとって最も印象的だったのは、懇親会の場で何人かの外国人留学生および海外への留学を臨んでいる学生が、留学の動機、留学の経験から得たもの、これからの人生の抱負を伝えた場面でした。

南山大学は、その前身である外国語専門学校の時代から、国際的な舞台で活躍できる人材を育成する使命を持っています。グローバル化が進んでいる現在、この使命がますます重要になっています。言語力はもちろんのことですが、それに加えて、異文化理解力、多様な考え方を持つ人との対話ができること、共に真理を探求すること、このすべてを身に付けるための教育が求められています。今回、南山大学友の会の諸会議に参加して、この使命を再確認することができました。

大原会長をはじめ、南山大学友の会会員の皆さま、本当にありがとうございました。

南山大学長 ロバート・キサラ

発行人:南山大学長
発行 :南山大学学長室 (nanzan-mm-admin@ic.nanzan-u.ac.jp