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学長からのメッセージメイルマガジン「EPISTOLA」

No.8「大学認証評価」

2020年11月18日

先月、本学の認証評価のために、実地調査が行われました。2004年度から、全ての大学、短期大学、高等専門学校は、文部科学大臣が認証する評価機関の評価を7年以内の周期で受けることが法律で義務づけられました。今回は本学の第三回の認証評価となります。

本来なら、評価者の方が来学し、大学が提出した「点検・評価報告書」に基づいて実地調査することになっていますが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインによる調査となりました。学長と副学長をはじめ、各学部長、研究科長、室長、課長などおよそ50名がR棟のフラッテンホールに集まり、Zoomを通して評価者の質問に対応しました。FD(ファカルティ・ ディベロップメント)・SD(スタッフ・ディベロップメント)、学生の支援、大学の社会貢献に関する個別面談もあり、また7名の学部生・大学院生との面談の時間も設けられました。大学評価委員会は年度末までに評価結果をまとめるのですが、その評価結果の指摘に基づいて本学は諸面において更なる改善・向上に努めます。「点検・評価報告書」の作成、実地調査のための準備、実地調査の実施ということで今年は慌ただしい一年でした。このために貢献してくださった多くの教職員のみなさんに感謝しています。また、評価者の方も、自学での教育・研究・業務の上に、「点検・評価報告書」に基づいた書面評価、実地調査の実施、評価結果の作成を行われ、私たちのために大変ご苦労をなさっております。評価者の方の多大な貢献にも心から感謝しています。

本学は多様性を尊重し、それが私たちの宝物であると思っています。多様性があることで、いろいろな人との交わりを通して常に学び合うことができ、それがひいては絶えざる成長につながると私たちは確信しているからです。認証評価制度はそのためにあると思います。評価者の方が私たちとは異なる観点から本学の現状を見て、自分たちの経験から助言を与えてくれることで、大学はさまざまな点で成長できます。このことは大学という大きな組織にかぎりません。私たち一人ひとりにとっても多様な人々との交わりを通して、自由にお互いの意見や経験を言ったり聞いたりすることによって、常に新しい発見ができます。学校・企業・政治などの社会制度においても、個人一人ひとりに対しても、恐れることなく多様な人の意見・助言を聴く姿勢が大切だと思います。評価結果を期待しています。

南山大学長 ロバート・キサラ

発行人:南山大学長
発行 :南山大学学長室 (nanzan-mm-admin@ic.nanzan-u.ac.jp