機械電子制御工学科

機械電子制御工学科では、理工学部のディプロマ・ポリシーに示す能力に加えて、理学の基礎の上に機械工学と電子工学に関する専門知識を製品開発問題に適用できる開発実践力と、実社会における個別の製品開発問題の本質をとらえ、制御工学や通信ネットワーク工学の技術を開発工程支援に活用することのできる抽象化能力を備えた技術者の養成を目指します。そのような技術者養成の観点から特化した以下の能力を身につけた者に学士の学位を授与します。

機械電子制御工学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を養成するために、共通教育科目、学部共通科目、学科科目を配置します。
共通教育科目では、大学のディプロマ・ポリシーに示す能力を養成します。
理工学部共通科目では、学部のディプロマ・ポリシーに示す能力を養成します。
機械電子制御工学科では、理学の基礎の上に機械工学と電子工学に関する専門知識とその実践能力、および制御工学や通信ネットワーク工学など、抽象化能力を涵養する学科科目を配置します。
学科科目では、機械工学や電子工学に関する知識と技術力、それらを理学の基礎理論とともに製品開発に適用する能力、および個別の開発問題を制御工学や通信ネットワーク工学の技術として抽象化する能力を涵養します。機械工学および電子工学に関する講義科目では、物理学を基盤として、当該分野における工学の知識や技術を学びます。制御システム実習と電子通信工学実習では、それらを製品開発問題に適用する方法を実践します。機械電子制御工学演習と卒業研究科目では、特定の教員の指導の下で制御工学や通信ネットワーク工学に関する専門分野を深く学び、成果を卒業論文としてまとめることで、機械工学や電子工学に関する知識を深化させ、それを実社会における製品開発問題に適用する能力を高めます。研究を遂行する中で、開発問題の本質をとらえ、開発工程支援に制御工学や通信ネットワーク工学の技術を活用することのできる抽象化能力を涵養します。
各科目の学修成果は、講義概要に示された到達目標の達成度に応じて評価します。

機械電子制御工学科では、大学のアドミッション・ポリシーに基づき、本学部の教育課程を修めるために十分な基礎学力を備えていることに加えて、本学部のアドミッション・ポリシーに示す資質のうち、特に、機械、通信の仕組みやその動作原理について関心を持ち、それらの数理的な説明に興味を持つ人を受け入れるために、一般入試、全学統一入試、共通テスト利用入試、推薦入学審査（学園内高等学校、指定校）、特別入学審査（カトリック系高等学校等対象）等の試験・審査を実施します。
一般入試、全学統一入試および共通テスト利用入試では、学部のアドミッション・ポリシーに示した方法で評価しますが、理学の能力として数学と理科、両方の能力を同程度に評価します。
推薦入学審査および特別入学審査では、学部のアドミッション・ポリシーに示された点に加え、機械工学や電子工学に関する専門領域を学ぶ意欲や目的意識を評価します。加えて、特別入学審査では、高等学校在学中における諸活動への取り組みも評価します。
外国高等学校卒業者等入学試験、外国人留学生入学審査では、大学および学部のアドミッション・ポリシーに挙げられた点に加え、機械工学や電子工学に関する専門領域を学ぶ意欲や目的意識を評価します。