
『南山大学をあるく』
山里の地からSTATION Aiに足を運ぶ
NANZAN 社会連携 Meet Up2
日時:2026年9月18日(金)18:30-20:00
場所:STATION Ai 3F階段スペース
2026年度第2回「NANZAN 社会連携 MeetUp」を開催しました
2026年度第2回「NANZAN 社会連携 MeetUp」が、9月18日(金)にSTATION Aiで開催されました。今回は、経済学部の宮崎浩伸教授を講師に迎え、「統計学で読み解く社会的課題―格差社会、気候変動下におけるメンタルヘルス―」をテーマにトークライブを行いました。ファシリテーターは、今回もCBCテレビ特別解説委員の石塚元章氏です。

当日は、学生、卒業生、企業関係者、一般の方など、多様な参加者が集まりました。会場は、これまで利用してきたセントラルラウンジとは異なる3階の階段ラウンジでした。
宮崎教授からは、まず私たちの身近なところで統計学がどのように使われているのかが紹介されました。AIやインターネット検索、カーナビ、迷惑メールの判定から、選挙時の当選確実の速報まで、統計学が社会のさまざまな場面を支えていることが示されました。
石塚氏は、今回も宮崎教授の話を巧みに引き出しながら、会場の参加者にも積極的に問いかけました。最近よく耳にする「ベイズ統計学」が話題になった際には、宮崎教授から、その名称が18世紀を生きたトーマス・ベイズという人物に由来することが紹介されました。現在、AIなどでも活用される統計手法だけに、比較的新しいものと思っていた参加者も多かったようで、「そんなに昔からあるのか」という驚きとともに、会場には笑いも起こりました。

また、石塚氏が「経済学を学んだことのある方はいますか」と会場に問いかけると、何人もの参加者から手が挙がりました。南山大学の卒業生を含む参加者から、学生時代に学んだ経済学についての思い出や、それぞれの経験を踏まえた意見が語られ、講師と参加者との距離の近いトークライブとなりました。
宮崎教授からは、近年の経済学が、行動経済学や神経経済学、実験経済学など、心理学や医学と結びつきながら研究領域を広げていることも紹介されました。宮崎教授自身も、家族の介護を経験したことなどをきっかけとして、従来の経済格差の研究から医療や健康へと研究関心を広げてきたといいます。
後半では、経済格差とメンタルヘルスの関係、さらに気候変動や自然災害が人々の心の健康に与える影響について、データを用いた研究成果が紹介されました。統計学そのものを学ぶというより、数字やデータを手がかりに、格差や公平性、健康、人と人とのつながりといった社会のあり方そのものを考える時間となりました。
トークライブ終了後は、参加者がいくつかのグループに分かれて交流しました。宮崎教授の話や石塚氏とのやり取りをきっかけに、それぞれの経験や問題意識を交えた活発な意見交換が続き、終了間際まで大いに盛り上がりました。

閉会時には、次回のMeetUpで登壇予定の国際教養学部・北村雅則教授が会場に来場していたことから、次回の企画として「サッカー×ことば:言葉の壁を越える海外挑戦のリアル」というタイトルで、2027年3月12日に開催することが紹介されました。
今回も、大学の研究成果を社会に開くだけでなく、それをきっかけに参加者同士が語り合い、新たな気づきやつながりが生まれる、NANZAN社会連携MeetUpらしい時間となりました。
NANZAN 社会連携 Meet Up2
講師、ファシリテーター紹介


ファシリテーター
石塚 元章
- 名古屋市生まれ
- 同志社大学法学部 卒業
- 中部日本放送(CBC)入社
- 放送記者として事件・司法・政治・行政・経済など取材
- CBCテレビ・特別解説委員(現職)
- 現在の出演番組:CBC-TBS系 テレビ『ゴゴスマ』など
統計学で読み解く社会的課題
-格差社会、気候変動下におけるメンタルヘルス-
講師:宮崎浩伸教授(経済学部:経済統計学者)
ファシリテーター:CBCテレビ・特別解説委員 石塚元章氏
難しい話題を楽しくトークイベントで!
| 日時 | 2026年9月18日(金)18:30-20:00 |
|---|---|
| 18:30~19:30 トークライブ | |
| 19:30~20:00 交流タイム | |
| 場所 | STATION Ai 3F階段スペース |
| 参加費 | 無料(事前申込制) |
| 事前申込期間 | 8月24日(月)~9月11日(金) |
| 定員 | 50名(人数に達し次第終了します) |
チラシ紹介
