YAMAZATOオリジン世代~
南山大学18期同期会
卒業55周年記念の集い
Alumni
去る2024年10月6日、山里の地にキャンパスが移って2年目の1965年4月に1年生として入学した大学18期生の皆さんの卒業55周年記念の集いに、60人を越えるYAMAZATOオリジン世代の皆さんが参集しました。
開催報告
18期生の皆さんが入学したのは、沼澤喜市第2代学長の時代。キャンパス移転後間もない1965年時点で存在していたのは、管理棟(現・本部棟)、研究室棟(現・第一研究室棟)、図書館、食堂棟(旧・大学会館、2009年に解体され現在は存在しない)、教室中央棟(現・G棟)、教室南棟(現・H棟)、教室北棟(現・F棟)、教室600人棟(現・G30教室棟)のみでした。その年に南山大学は作品部門で日本建築学会賞を受賞。その後、18期生の皆さんが2年生の頃(1966年)に俳人・横井也有の「也有の席」と旧名古屋茶道倶楽部の「方寸庵」が移築され、3年生から4年生の間(1967年から1968年まで)に、体育館、プール、クラブハウスが建設され、現在の南山大学のキャンパスの原型が整いました。
在学当時の思い出を少し伺うと、野外宗教劇「受難」が印象に残っているとのこと。実は、野外宗教劇の第1回公演は1963年。18期生の皆さんが入学した1965年は、図書館前で公演があり、新しい舞台演出を試みた記念すべき年だったようです。自動車部、水泳部、ワンダーフォーゲル部の協力のもと、200名を越えるスタッフ、キャストが参加したと伝わっています。また、当時の文学部英文学科で学んだ方々は、まさに「厳しい知的訓練」を受け、そこで培われた力が卒業後の仕事や活動に活かされてきた、と語っていました。
18期の皆さんの卒業アルバムの表紙には、このようなメッセージがあります。
こんな一人の人間がいた
何に向かって歩こうとも
何を手にしようとも
そこには 彼が 一人の人間がいる
Beautiful Campusに宿るNanzan Mindを織り成す18期生の皆さんの一人一人の熱気が溢れる集いでした。
The Way We Were
写真:南山アーカイブズ所蔵
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Beautiful Campus, Nanzan Mind
知が行き交う 学びの丘
(YAMAZATO60キャッチフレーズ)
南山大学に入学した最初の学生から、現在の学生、そして、これから入学する未来の学生に至るまで、また、歴代の教職員から、現役の教職員、そして、未来の教職員に至るまで、その想いと知の交わり、折り重なりは、YAMAZATOの地に暮らす人々とともに、確かにここに息づいています。
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2024年日本建築学会賞(業績)受賞
今回受賞した業績賞は、2016年のQ棟・リアンの新築から始まり、レーモンド・リノベーション・プロジェクト、2023年のライネルス中央図書館計画を経て、長期間にわたりレーモンド建築の再生保存を取り入れながらキャンパスを継続的に成長させている取り組みが評価されました。
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レーモンド・リノベーション・プロジェクトの計画概要から、キャンパス構想の歴史、アントニン・レーモンド氏の紹介など、2024年日本建築学会賞(業績)受賞で評価された取り組みをご確認いただけます。リノベーション前後の写真で再生保存状態もご覧いただけます。
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外国人留学生別科50周年 記念サイト
今年度50周年を迎える外国人留学生別科は、外国人留学生が日本語を集中的に学び、日本の社会と文化の理解を深めることを目的としたプログラムです。これまでに世界各地から集まった10,000人を超える別科生がこのYAMAZATOの地で学び、「Nanzan Mind」を持って国際社会で活躍しています。