文字サイズ
  • SNS公式アカウント
  • YouTube
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

学長からのメッセージ2023年度学長方針

Ⅰ.基本方針

今年度から、学長としての第2期を迎えます。コロナ禍で大きく影響を受けた過去3年間の活動を支えてくださった皆さまに、心より感謝しています。新執行部体制でこれからの3年間、変化していく社会のニーズに応え、大学としての使命を果たすために全力を尽くします。

聖書のマルコによる福音書で、「新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ」というイエスの言葉があります。まだ発酵中の「新しいぶどう酒」を古い革袋に入れれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになることは、その当時の日常生活の経験から、イエスの言葉を聞いている人々の常識でした。新しい任期を迎えるとともに、ポスト・コロナ時代の誕生にあたって、このイエスの言葉を思い出します。

私たちはコロナ禍で普及した新しい技術の有効な活用、国際交流の新展開、パンデミックのために不安を抱える人々のケア等の課題に直面しています。そして、パンデミックが明らかにした、現代世界の様々な格差や不正、環境破壊等の地球規模の問題をともに改善していくことが求められています。新しい時代に入るために、「以前の現状」に戻すのではなく、「新しい現状」を作り出す努力が私たちに求められています。

昨年度、カトリック大学としてのルーツが反映されたヤンセン国際寮の開寮と第1回南山大学「人間の尊厳賞」の授賞が行われました。これによって、本学のアイデンティティである国際性と教育モットーである「人間の尊厳のために」を促進するための大きな一歩を踏み出せたことに何よりも感謝しています。あわせて、この4月には、私たちの教育モットーを体現した南山大学ライネルス中央図書館が開館しました。この確かな基盤に立って、2046年の創立100周年に向けた南山大学の将来像を皆さまと一緒に探りたいと思います。

学長に就任した3年前に私が示した方針である「地球規模の関心、私たちの貢献」の適時性が、その後のコロナ禍の経験において証明されたと思います。全人類の運命が深く繋がっているこの時代に、私たち固有の貢献がいかに重要であるかを私たちは肌で感じました。皆さまとともに「新しい現状」にふさわしい大学としての新たな可能性を見出し、新しい世界の創造に貢献していきましょう。

Ⅱ.将来構想

1.ブランディングに基づく長期目標の策定と広報戦略の見直し

創立75周年を機に本学の歴史を振り返り、本学は教育モットーである「人間の尊厳のために」とともに、国際性を基軸として教育・研究活動に取り組んできたことを再確認しました。今後、目まぐるしく変化していく世界の中で、本学が魅力的かつ選ばれ続ける大学であるためには、その変化に対応し成長することで、本学の価値をさらに高めていく必要があります。

本学は、卒業生、後援会、同窓会、友の会をはじめ、多くの人々、企業、団体等により支えられています。こうした支援者が本学の価値を再確認し、本学との関係性をさらに深められるようなブランディングを戦略的に実施する体制を強化してください。

そのために、まずは、創立100周年を見据えて新たな長期目標の策定にむけて準備を始めてください。2007年3月に20年後の将来像として策定した「南山大学グランドデザイン」は2027年度に完成年度を迎えます。2020年の中間評価で十分に達成できていなかった課題にくわえて、コロナ禍を経て大きく変化した社会情勢やICT技術の発展と急速な普及等、様々な要素が変化していることをふまえ、本学が発展する方法を検討してください。

次に、本学の教育の理念や取り組み、そして学術成果とその価値を社会により幅広く知っていただけるよう効果的に発信し、本学で学びたいと思う人を国内外で増やし、本学を支えていただけるネットワークを拡大するための広報をより戦略的に行ってください。学長室のリーダーシップのもと、各組織が緊密な連携を取り、広報戦略の充実に取り組んでください。

2.学部・大学院の将来構想

2023年4月に、理工学研究科データサイエンス専攻博士前期課程を開設しました。また、2021年度の改組によって新しく設置した学科での学びを継続し、さらに高い専門性を身につけられるよう、理工学部の完成年度にあわせて、理工学研究科博士前期課程・後期課程の2025年4月開設に向けて取り組んでください。また、本学の国際性を支えている外国語学部のあり方について、昨今の社会的ニーズを見据え、さらなる発展・強化を目指して引き続き検討してください。

3.安定的な財政運営

本学の魅力を維持・向上させるためには、安定的な財政基盤を構築することが不可欠です。学園から示された財政に係る中期目標を達成するためにも、教育・研究の充実を図るためにも、財政基盤の根幹に直結する収容定員の充足率には特に留意する必要があります。また、引き続き補助金の獲得や寄附金の多様化等、新たな財源の確保に向けてアイデアを出し合い、取り組みを強化してください。近年の光熱費の高騰等、想定外の支出が財政運営に影響をおよぼしています。引き続き、省エネ・節電等へのご協力をお願いします。

Ⅲ.国際化推進

1.国際化の新たなステップ:全学的な国際化の推進とNU-COILの発展

本学が培った国際交流や協定校ネットワークの拡充、COIL型授業等、これまで進めてきた国際化を次の段階へとつなげるために、各学部・研究科、各課室は、国際センターとともに、研究交流やカリキュラム編成等の教育活動でさらなる国際化を進めてください。

2018年度に採択された文部科学省「大学の世界展開力強化事業(米国)」のプログラムが2022年度に終了しました。今年度は、本プログラムの成果について振り返り、今後の継続に向けて体制を整え、プログラムを自走化できるように努めてください。この事業を通じて構築したNU-COILは、教育効果ばかりでなく入試広報としても効果が高く、教職員のSDとしても活用できることから、各学部・研究科はNU-COILオフィスと協力して、さらなるCOIL型授業の増加を検討してください。

2012年に導入されたNanzan International Certificateについては、昨年度ワーキング・グループから出された答申にしたがって、学生にとっても社会にとっても、より魅力あるプログラムを策定してください。

2.外国人留学生別科開設50周年に向けた準備

南山の国際性を象徴する外国人留学生別科が2024年に開設50周年を迎えます。その節目を記念する行事について準備を進めてください。この機会に、外国人留学生別科における日本語教育の実績とその世界的ネットワークを、大学全体の国際化を進めるうえで、さらに有効活用する方法を検討してください。

3.新たな留学生受け入れ事業の拡充

外国人留学生の新たな受け入れ事業として、国際センターが主催する「Nanzan Anime Study Tour」プログラムが始まります。これは、学術的なテーマを持った授業とフィールドトリップを連動させた、地域連携と国際性を併せ持つ本学ならではのプログラムです。こうした事業は、本学学生がともに学べるという利点のほか、財政的にも持続可能な取り組みです。さらなるプログラムの開発に力を入れてください。

4.留学の機会確保とサポートの充実

コロナ禍で留学に行く機会を失った学生もいることから、本学学生の長期留学の機会の確保についてもさらに力を入れてください。また、外国語学習や長期留学の動機づけにもなる短期留学プログラムに、より多くの学生が参加できるようなサポートを工夫してください。

5.学内国際交流の更なる活性化

昨年度開寮したヤンセン国際寮では、2022年9月から留学生も本格的に入寮し、多様な文化的背景や価値観を持つ学生が生活を共にする環境が整いました。2年目となる今年度は、「ダイバーシティ&インクルージョン実践力養成」プログラムの更なる発展を目指して取り組んでください。また、学生が学内の多文化交流ラウンジ(Stella)、World Plaza、Japan Plaza等の国際交流の場を積極的に利用するための方策について検討してください。

Ⅳ.教育・研究

1.認証評価の結果を踏まえた改善

本学は、2020年度の大学基準協会の認証評価の結果をもとに、学部における学習成果の把握方法等の改善に取り組んでいます。学習成果の把握方法については、その基礎となる「3つのポリシーを整備するための全学的方針(案)」の策定を目指し、「大学ディプロマ・ポリシー」と「学部・学科ディプロマ・ポリシー」をつなぐ枠組みとなる「南山の学士力」の定義およびその内容を検討しています。中間報告にあたる改善報告書を提出する2024年度に向けて、内部質保証委員会が中心となり、引き続き改善に取り組んでください。

2.教育手法に関する点検・評価

2022年に大学設置基準等が改正され、「学修者本位の大学教育の実現」と「社会に開かれた質保証の実現」が求められています。それにともない、本学の教育活動がより充実し、学生主体の教育の質が保証されるように、カリキュラム、基幹教員、主要授業科目の位置づけ等について、各組織において対応を進めてください。その際には、インスティテューショナル・リサーチ(IR)等に基づく教学マネジメントのあり方について実質的な検討を始めてください。

本学は、2021年度より100分授業を導入しました。今年度は100分授業の点検・評価を進めてください。また、学生の主体的な学修を促進することも大学教育には求められています。その観点から、オンライン授業の在り方も含め、教育面における各種オンラインツールの有効活用について検討をお願いします。

3.教育・研究活動のさらなる発展

本学における教育・研究活動のさらなる発展のためには、各組織がそれぞれの特徴を活かしながら、垣根を越えて協働することが必要となります。新たな時代において私たち固有の貢献をなしうる教育成果をあげるためにも、学部・研究科に属する教員や学生が、各自の専門性を持ち寄り、領域を横断した研究交流の機会を持つことも必要です。そうした機会を確保すべく、本学における特徴的な三つの研究所(人類学研究所・南山宗教文化研究所・社会倫理研究所)や各研究センター、南山大学人類学博物館が中心的役割を担い、本学の知的交流の場の創出に向けた具体的な計画を策定してください。

そうした動きとともに、南山大学ライネルス中央図書館は、「であう」「つながる」「かわる」というキーコンセプトを実現し本学の教育・研究拠点となるべく、多くの学生と教職員が集い知的交流をはかることができる魅力的な取り組みを進めてください。また、研究成果のオープンアクセス化もさらに推進してください。

Ⅴ.学生支援

1.学生に対するケア

コロナ禍において本学は、オンライン授業の実施、感染者数を見ながらの対面授業や各種行事の段階的再開等、教育の機会を確保する努力を継続してきました。しかし、充実したキャンパスライフを送ることができていないと感じている学生もいるでしょう。入学と同時に感染拡大に遭遇した新4年次生は、特にそう感じているかもしれません。新4年次生をはじめとするそうした学生に対して、学生同士または教職員との対話や交流の機会を確保する等のケアをこれまで以上に行ってください。

また、昨年度、合理的配慮を必要とする学生に対する支援体制を整備しました。合理的配慮を必要とする学生の受け入れとその実施にあたり、全構成員が理解を深め、適切な対応を継続してください。

2.学生が躍動できるような課外活動へ

コロナ禍において停滞している学生の課外活動について、学生がキャンパスで躍動できるような環境・体制を整えてください。その際には、学生の意見やアイデアを取り入れるとともに、上南戦や大学祭等の機会も役立ててください。学生のアイデア実現にあたっては、引き続き南山チャレンジプロジェクトや学生交流センター(セントルム)、多文化交流ラウンジ(Stella)等の活動を通じて、多様な学生による独創的な取り組みを支援してください。また、新入生が高校までの経験を活かして継続的に課外活動に取り組めるように支援してください。

3.キャリア支援・キャリア教育の充実

コロナ禍において就職活動の面接の方式や選考の時期・方法等が多様化し、学生はそれらに対応しなければならない状況となっています。また、学生の就職活動に対する考え方や行動も変化しています。このような状況の中で、留学生も含めた就職活動のサポート、特にキャリアイベント等の学生への情報提供、1年次・2年次からのキャリア教育のあり方を再度検討してください。また、起業支援の取り組みについても引き続き発展させてください。

キャリア支援については、資格取得、公務員試験等、学生のキャリアに寄与する講座を有するエクステンション・カレッジの知的リソースを有効的に活用してください。留学生や大学院生のキャリア支援についても引き続き検討し、留学生向けの企業へのインターンシップ(エクスターンシップ)や他大学院との協働によるプログラムを開拓してください。

Ⅵ.入試

1.新たな入試の実施と入試制度の継続的検討

2023年度の一般入試、全学統一入試(個別学力試験型・共通テスト併用型)における志願者数は、昨年度の18,515名に比べて985名減の17,530名でした。また、共通テスト利用入試(前期3教科型・5教科型・後期)をあわせた主要3入試の合計では、昨年度の23,444名に比べて1,196名減の22,248名でした。新課程導入後の入試が来年度に迫っています。引き続き志願者の動向を分析しながら、適切な対応を検討してください。

海外指定教育機関との推薦制度として「外国人留学生推薦入学審査【指定校】」、長期留学経験者を対象とした「学校推薦型選抜(長期留学経験者対象)」、そして、高大連携に関する協定を締結したカトリック系高等学校を対象とした「推薦入学審査(特別協定校)」という新しい入試制度を実施します。それぞれが本学にこれまでになかった特色のある入試制度ですので、円滑に遂行できるよう万全を期してください。特に「推薦入学審査(特別協定校)」では、本学の教育内容への理解を深めることを目的として、モジュールと称する授業を高校2年生、3年生に対して実施するため、各協定締結校との緊密な連携を必要としています。その実施にあたっては、本学の魅力を高校生に伝えることができるように十分に準備してください。

近年、大学入学共通テストの導入や高等学校における新課程の実践等、入試を取り巻く状況は大きく変化しています。高等学校の新課程では総合的な能力が問われ、学力だけではない様々な活動が重視されつつあります。くわえて、当該学生が本学に入学後も、高等学校までに培った総合的な能力を活かし発展させる環境づくりが求められています。それを実現するには、入試にのみ特化して対応できるものではありません。入学後の課外活動や学部学科でのフォロー等、組織間の連携が必要となるでしょう。今後も18歳人口が減少し続ける中にあって、様々な社会変化にも対応できるよう、中・長期的な視野で入試制度を継続的に検討してください。

2.効果的な入試広報の強化

昨年度は、オープンキャンパスや大学見学会等を通じて多くの高校生がキャンパスを訪れました。同時に、ウェブページやSNS等での発信も継続的に実施してきました。入試広報については、引き続き高校生の情報入手の傾向を踏まえて、どのような媒体で何を伝えることが効果的なのかを検証し、実践してください。また、建学の理念に立ち戻り、本学の教育モットーである「人間の尊厳のために」とそれに基づくカリキュラムの魅力をどのように高校生に伝えることができるのか再度検討してください。

Ⅶ.地域における大学の役割と各種連携の強化

1.南山大学同窓会設立70周年と連携の強化

南山大学同窓会は、これまで学生に対する奨学金の支給等、本学を支えてくださっています。また、今年度も、南山大学ライネルス中央図書館前のアルムナイガーデン(Alumni Garden)の整備のためにご支援いただくことになっています。

南山大学同窓会は、1952年に設立され、昨年度70周年を迎えました。今年度、設立70周年の節目を記念する行事が実施されます。こうした機会に改めてご支援への感謝を示すとともに、世界各国、様々な分野における同窓生の活躍は、在学生や本学を目指す志願者の希望であることから、本学との関係性をさらに深めることができるよう連携を強化してください。

2. 環境問題への取り組み

国際性という本学のアイデンティティと「人間の尊厳のために」という教育モットーが交叉するところで取り組むべき地球規模の問題に、環境問題を位置づけることができます。本学は、「南山学園環境宣言」の一環として、2021年度に「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参加しており、引き続き、CO2排出量の削減を目指し、電気・空調等の各設備の省エネルギー運用を実施していきます。

そうした日々の取り組みとともに、学生による環境問題関連のプロジェクトや、本学研究者の主導する社会実装につながる環境問題関連の研究・教育に対して、積極的な支援を進めてください。こうした取り組みを通じて、「地球規模の関心、私たちの貢献」のメッセージを社会へ発信していきましょう。

3. 地域社会との知的交流の促進

地域コミュニティの一翼を担う大学として、本学と地域をつなぐ取り組みを積極的に進めてください。

本学は2022年4月からジブリパークの教育機関として唯一のオフィシャルパートナーとなっています。ジブリパークは「自然の叡智」「人、いきもの、地球に対する愛」を理念に、地球規模の課題の解決の方向性と人類の生き方の発信を目的として開催された「愛・地球博」の精神を継承するという構想のもと開園しており、その方針は、本学の理念や取り組みとも共鳴するものです。オフィシャルパートナーの立場から本学が目指すべきは、ジブリパークを通じて「知」の往還の役割を担うことです。本学の生み出した「知」を地域社会に還元し、それにより関心を高めた人々が本学において学びを深めるという往還の連鎖を生み出す魅力的な取り組みを進めてください。

本学と地域をつなぐ拠点として、南山大学ライネルス中央図書館と南山大学人類学博物館を有効活用してください。南山大学ライネルス中央図書館のエントランスラウンジやセミナールームは、人、書物や知識、そして大学という知的交流の場に出会う可能性に満ちた空間です。大学図書館でしか味わうことのできない知的体験を本学の学生や教職員にとどまらず、近隣地域の人々にも提供できるよう、魅力的なプログラムの開発に向けて取り組んでください。南山大学人類学博物館は、ユニバーサルミュージアムとして、これまで他の博物館との連携や中高生の総合学習等、多様なニーズに応えてきました。南山大学ライネルス中央図書館とともに、学内外の連携拠点として、知的交流を促進する役割を果たしてください。

4. 産学官の研究連携の推進

本学の学術成果を地域社会に還元する取り組みとして、地域の企業や自治体等との産学官連携も積極的に推進してください。すでに個別に実施されている連携をより円滑に進め、さらに多くの連携を呼び込むためにも、研究推進体制のあり方について検討を始めてください。

5.国内外の大学間連携のさらなる推進

学生交流協定を締結した海外の大学・機関は、2022年度末の時点で34カ国・地域で118大学となりました。引き続き海外協定校の開拓に努めるとともに、教育・研究をさらに推進するために、部局間協定の締結についても検討してください。

本学の魅力をさらに高めるためには、大学の強みを補完しあえる国内他大学との連携を強化することも重要です。大学間協定の締結にくわえて、本学がコンソーシアムの中核を担うような複数大学間の連携構築等、多様な協力関係の推進を検討してください。

Ⅷ.おわりに

学長としての第1期は、予測不可能な時代を象徴するような出来事を皆さまとともに乗り越えた日々でした。これまでの前提が大きく変わり、その過程には困難に思える局面もありましたが、私たちは様々な新しい経験をし、多くの大事なことを再確認してきました。そしていま、「新しい現状」を創造していく時を迎え、大学としても、世界に貢献する一人ひとりとしても、新たな出発点に立っていると思います。いまこそ、「地球規模の関心、私たちの貢献」を具現する時でしょう。

これから創立100周年へ向けて、本学は、教育・研究活動において、魅力的かつ選ばれ続ける大学となるよう、より開かれた、より多様性を尊重する知的交流の場となるような大学を目指していきましょう。今年度は、そのための新しい一歩を具体的かつ着実に踏み出す時です。ともにより良い未来を創造していきましょう。