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学長からのメッセージメイルマガジン「EPISTOLA」

No.3「第2クォーターが始まりました」

2017年6月21日

6月も一週間が過ぎようとしています。本日、名古屋は曇り空で、例年のように梅雨入りの候となりました。そのような中、大学キャンパスで例年と異なっているのは、6月7日から第2クォーター(4学期制の第2学期)が始まったことです。

この4月から導入したクォーター制は、本学のさらなる国際化と教育・研究の質的向上のために、数年をかけて準備してきたものです。一つのクォーターは2カ月ほどで、同じ授業科目(90分)を週2回開講します。私自身も第1クォーターで講義や演習を担当しましたが、学生からは短期に集中して学べるという肯定的な反応がありました。自分としてはまだ授業構成に改善の余地がありますが、週2回のリズムで実施する授業を学生の主体的な学びの機会とする可能性は大きいのではないかと感じました。たとえば、1回目は講義、2回目は討議や実践という授業構成も可能です。

さらに、本学の第2クォーターには特長があります。学生の自主的・能動的な学びを推進するために、学年によっては必修科目の開講数を少なくし、たとえば海外での語学研修のプログラムを提供しています。教員の側も、フィールドワーク等の研究活動が行いやすくなっています。始まったばかりのクォーター制ですから、効果的な運用にはまだまだ検討の余地があります。学生とともに、ユニークな発想で、有意義な授業の形を作っていければと思います。

さて、もう一つ6月7日から始まったものがあります。それは南山大学キャンパス施設整備計画(Ⅲ・Ⅳ期)に基づく工事です。本学はこの数年をかけ、キャンパス統合へ向けてS棟、新食堂棟リアン、Q棟などを竣工してきました。これからさらにキャンパス整備の新しい段階へと歩みを進めます。初日には、キャンパス整備工事の安全祈願祝別式が大学指導司祭の司式により執り行われました。キャンパス内に国境のない学びの場を実現するために、学内のレーモンド建築の伝統を継承しながら、既存施設の保全と機能性向上を図る改修をし、情報通信技術を活用した教育環境の整備を図っていきます。

南山大学長 鳥巣 義文

発行人:南山大学長
発行 :南山大学学長室 (nanzan-mm-admin@ic.nanzan-u.ac.jp