南山大学とカトリックの精神降誕祭(クリスマス聖式)
降誕祭は、イエス・キリストの誕生を祝う祭日(クリスマス)のことです。南山大学の降誕祭では、毎年12月半ばに学長、学園理事長、宗教教育委員長が司式を務め、神言神学院にて行われる荘厳な「クリスマス聖式」が開催されます。学生代表による感謝の祈り、管弦楽団による演奏、聖歌隊 南山大学スコラ・カントールムによる合唱、キャンドルサービスなどが、厳かな雰囲気の中で行われます。

降誕祭の時期が近づくとキャンパス内に質素なひとつの小屋(馬小屋)が建ちます。これはイエス・キリストの生誕の家であり、欧米ではクリスマスを祝う飾りとして一般的に知られているものです。この馬小屋を飾る歴史はとても古く、聖書の「あなたがたは、布に包まって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるだろう」というイエス・キリスト誕生の一節に由来します。また、光輝くイルミネーションが飾られるのもカトリック修道会を母体とする南山大学ならではのことです。
