
カトリックを母体とする南山大学の学び舎においては、その校舎からも随所でカトリックの精神を感じることができます。そこには建築家アントニン・レーモンドや南山大学を形成し支えてきた先人たちの思いが詰まっています。

ロゴス・センターは、南山大学の設立母体である神言修道会によって運営されているキリスト教センターで、名古屋キャンパスに隣接しています。南山大学生やキリスト教に関心のある一般の方に利用されています。

イルサ・フォン・ライストナー制作のイエス・キリストのブロンズ像。ライストナーは戦時中のベルリンの爆撃と破壊を体験し、すべての作品の中で愛と死と希望をテーマとしています。イエス様はグリーンエリア(パッへ・スクエア)の木々に囲まれておられます。

グリーンエリア(パッへ・スクエア)にあるイエス・キリスト像と同じくイルサ・フォン・ライストナー制作です。以前はグリーンエリアの噴水中心部におられましたが、現在、マリア様は本部棟一階ロビーにおられます。

ジョン・コンリス神言修道会司祭制作。円球はしばしば地球を象徴して用いられます。この円球は、よくみると文字によって造られています。文字はことばであり、ことばは人と人を結びます。
人と人とのつながりが世界を創ります。この円球には風が吹き抜け、光が差し込んでいます。神の霊、神の光は外からも内からも世界を支え、成り立たせいるのです。
横棒と縦棒が交差して十字ができます。その気になって眺めれば、この造形物に十字架を見い出すのはそんなに難しくありません。眼を凝らせば、十字架が円球を支えているのがみえてくる。十字架は神の愛のシンボルです。世界は神の愛に支えられ、神の愛の中にあるのです。

ジョン・コンリス神言修道会司祭制作。庭園は、洋の東・西を問わず楽園思想(理想郷)と結びついていました。現代人にとっても、庭園がオアシスであることに変わりありません。
旧約聖書には楽園の中央に命の木と知識の木があり、そこは水で豊かに潤っていたとされています。聖書では動く木は生きた木と形容され、水を湧き出す泉は生命のシンボルとなっています。その楽園では人間も動物も互いに、恐れを抱くことのない友でありえたのです。
円の中心に立つ支柱は、園の中央を指し示し、キャンパスが楽園とならねばならぬことを宣言しています。キャンパスは理想を育む場、信じる夢をふくらませる場なのです。

南山大学宗教教育委員会委員長がセンター長を務めるキリスト教センターです。 1995年、南山学園は名古屋聖霊学園と合併。カトリック教育を守り、発展させていくために、建学の精神を共有する2つの学園が合併を実現したことは、今後の高等教育機関のあり方を示すモデルケースとして、大きな注目を集めました。聖霊高中校の生徒も時折、このキリスト教センターを訪れます。カトリックの精神のもと学園内連携を推進している本学園の姿を具現化している施設です。

毎年12月初旬に南山学園瀬戸聖霊キャンパスキリスト教センターの主催で「アドヴェント・プレイヤー」が開催されています。美しく飾られた「馬小屋」の前で、イエス・キリスト誕生の聖書記事を朗読し、聖霊中高等学校聖歌隊のクリスマスキャロルを聴きながら、クリスマスに思いを馳せるひとときです。

ジョン・コンリス神言修道会司祭制作。南山学園のシンボルである「翼」、「麦」、「十字架」をモチーフに四方に広がる風と海を表し、ここで学ぶ学生たちが世界へはばたいていくことを願っています。

神言神学院は、本学の設立母体である神言修道会が直接経営管理するカトリック司祭・修道者・宣教師の教育・養成機関で、南山大学の東側にあります。 過去にマルクス南山学園理事長やカルマノ学長も住んでいました。 神言神学院の図書館には神学・哲学を 中心に貴重な多数の文献が集められています。希望者はそれらを利用できます。名古屋キャンパスのB棟とC棟の間、反対側は山手通門からその姿は見られます。

フランク・ロイド・ライトの助手として来日し近代モダニズム建築の旗手であった建築家アントニン・レーモンド設計によるものです。カラフルなステンドグラスから太陽光が差し込み、静謐な礼拝堂には七色の光が溢れています。毎年、12月半ばに開催される「降誕祭(クリスマス聖式)」のミサが行われます 。