
『南山大学をあるく』
山里の地からSTATION Aiに足を運ぶ
NANZAN 社会連携 Meet Up1
日時:2025年10月15日(水)18:30-20:00
場所:STATION Ai 3Fセントラルラウンジ
報告
「NANZAN 社会連携 Meet Up」は、南山大学の教員が持つ「アカデミックな知見」を公開し、地域社会や企業との交流を通じて、新たな発見や未来のコラボレーションを生み出すことを主要な目的としています。本企画は、2025年度に全4回開催します。毎回、CBCテレビ特別解説委員の石塚元章氏をファシリテーターとしてお迎えし、「難しい話題を楽しくわかりやすく」参加者で共有する予定です。
記念すべき第1回は、理工学部データサイエンス学科の塩濱敬之先生を講師として招き、2025年10月15日(水)にSTATION Aiにて開催されました。当日は、学生、卒業生、企業の方々など、約40名の方々にご参加いただき、終始熱気あふれる会となりました。
塩濱先生のトークは、「コロナ禍を経験して、私たちはいったい何を学んだのでしょうか?」という問いかけから始まり、冒頭から参加者の興味関心が一気に高まりました。続いて、健全な科学コミュニケーションの不足により、機械学習・AIを用いた時系列の感染予測が必ずしも成功したとは言えないことに触れ、データ利活用の課題を鮮烈に提示しました。これに対し、石塚氏からは当時のメディア側のリアルな課題が共有され、当初の予定よりも早くトークライブへと突入しました。

塩濱先生は、自身の研究テーマのひとつである「形のあるデータを分析し、可視化すること」を紹介しつつ、よりよい科学コミュニケーションは、様々な人が関係する共同研究を通して実現できるという考えを提示しました。これを受け、「みんなが問題意識を持ち、いろいろな分野の人とコミュニケーションをとり、答えを共有することが大切」という結論へと深まりました。
トークライブ後は、参加者がスナックと飲み物を片手に、自由に名刺交換、意見交換を行いました。発表内容に対する具体的な質問・情報交換や、将来の協働を前提としたディスカッションが展開され、新たな連携の「芽」が数多く見受けられました。新たに生まれた繋がりと熱意が、今後の南山大学の社会連携活動をさらに推し進める原動力となることを期待します。

ご参加、ご協力いただいた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
(理工学部データサイエンス学科 教授 佐々木美裕)
NANZAN 社会連携 Meet Up1
講師、ファシリテーター紹介


ファシリテーター
石塚 元章
- 名古屋市生まれ
- 同志社大学法学部 卒業
- 中部日本放送(CBC)入社
- 放送記者として事件・司法・政治・行政・経済など取材
- CBCテレビ・特別解説委員(現職)
- 現在の出演番組:CBC-TBS系 テレビ『ゴゴスマ』など
データサイエンス事例紹介
社会問題解決へのデータ利活用の取り組み
講師:塩濱敬之教授(理工学部:データサイエンティスト)
ファシリテーター:CBC石塚元章 特別解説委員
難しい話題を楽しくトークイベントで!
| 日時 | 2025年10月15日(水)18:30-20:00 |
|---|---|
| 18:30~19:30 トークライブ | |
| 19:30~20:00 交流タイム | |
| 場所 | STATION Ai 3Fセントラルラウンジ |
| 参加費 | 無料(事前申込制) |
| 事前申込期間 | 9月22日(月)~10月7日(火) |
| 定員 | 60名(人数に達し次第終了します) |
チラシ紹介
