現在ではつくられないアルミサッシとクレセント
日本では1965年から一般的なガラスの製作方法が大きく変わったとされています。1964年竣工の旧教室棟で使われたアルミサッシとガラスは、現在では、ほとんど用いられない方法でつくられています。そのため、これらを貴重な工業遺産と考え、建物内部にそのまま保存しました。
アルミサッシ(改修前)

中央廊下と教室間の建具はトップライトからの採光と防音機能を保つため、2重のアルミサッシ窓でした。
本プロジェクトでは教室側のアルミサッシのみ更新し、廊下側のアルミサッシは創建当時のまま保存しました。
アルミサッシ(改修後)


昭和後半には作られなくなった建築製品を実際に見て、触ってみてください。

改修後
日本設計 武田新平

