G棟の床はコンクリート躯体の上に、カラーハードセメントモルタルによる菱柄がデザインされていました。
改修前には通路の音環境向上のために、タイルカーペットが増し張りされていました。

床仕上げの変遷 カラーハードセメントモルタルの菱柄デザイン(創建時)

床仕上げの変遷(改修前)
本プロジェクトでも、改めて音環境を検討しましたが、歩行音による授業への影響を考慮し、汚れや劣化の見られたタイルカーペットを更新することにしました。

床仕上げの変遷(改修後)
創建時の美しいデザインにいつでも戻せるように更新の際には水溶性の接着剤を用いることで、タイルカーペットを剥がして元の床に復旧しやすいような配慮を行い、そのことを次の世代に引き継げるように記録に残しました。

床仕上げの変遷(施工中)

隠された床デザインはG棟地下1階の外部通路でみることができます。探してみてください。
他にも、KM棟、N棟・第2研究室棟にも隠された床デザインがあります。

地下1階外部通路南側(改修後)

KM棟 南側ラウンジ空間(改修前)

第2研究室棟 エントランスホール(改修後)
日本設計 武田新平

