Raymond Renovation
Project

2017 - 2021

Share:

Facebook X

コンクリート製のキャンパスマップ

正門守衛所

正門守衛所の壁にあるコンクリート製の「構内案内図」は、1969年の総合受付の建設とともに設置されたと推定されます。その後、創建時の野球場跡地にグリーンエリアの建築が付け足されています。この構内案内図から、屋外プール跡地に体育センター、大学会館(コパン)、大学会館跡地にR棟が建設されたことが確認できます。

正門守衛所 キャンパスマップ(改修後)

このマップを見ると70年代から現在までに建設された建築群がアントニン・レーモンドの描いた創建時のキャンパスマスタープランを大切に維持しながら計画されてきたことがよくわかります。本プロジェクトでは、そのコンクリート製の「構内案内図」を下地に、ガラスとスクリーンプリントによる現在のキャンパスマップを重ねることで、キャンパスの歴史と現在の建物配置を見て取れる改修を行いました。

正門守衛所 キャンパスマップ (改修前)

改修前の鋼製キャンパスマップ撤去後(施工中)

正門守衛所と本部棟(1969年頃 正門守衛所建設時)

コンクリート製のキャンパスマップには、他にも増築された部分が多く見られます。どの部分が増築されたか探してみてください。

日本設計 武田新平

Back