Raymond Renovation
Project

2017 - 2021

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G30天井の耐震改修

G30の天井は鉄筋コンクリートのヴォールト屋根スラブから直接アンカーで吊られており、平成25年の建築基準法改正による規制強化から、本プロジェクトでは、天井脱落対策を行う必要がありました。

ヴォールト天井のコンクリートの厚さは100mm程度しかなかったため、既存の大梁から鉄骨架構を上部に持ち上げ、舟底型の準構造化天井に改修して安全性を確保しました。

天井は東西に扇型になっているので同じ断面は無く、工事に際して三次元点群測量という新しい技術を取り入れました。事前に行った点群測量によって実測したデータをCAD化して、天井鉄骨下地の製作図に反映しました。

施工段階でも工程面と品質面で、下地鉄骨の施工をとても円滑に行うことができました。

3D測量からCAD図への変換
扇型に変わる天井断面図

G30の舟底型の天井

改修前

施工中

ヴォールト天井(施工中)

下地鉄骨の取り付け(施工中)
天井仕上材の取り付け(施工中)

改修後

大林組 八鍬孝志