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法務研究科 法務専攻3つのポリシー

専門職学位課程

ディプロマ・ポリシー

法務研究科(法科大学院)は、キリスト教精神に基づく本学の教育モットー「人間の尊厳のために」(Hominis Dignitati)を法曹養成の領域で実践すべく、「人間の尊厳を基本とした倫理観を身に付け、社会に貢献できる法曹の養成」を設立目的としています。専門職大学院としての法務研究科を修了した場合、学生は、弁護士、検察官、裁判官といった法曹に見合った能力・資質を得ることができます。具体的には、豊かな人間性や感受性、幅広い教養、社会や人間関係に対する洞察力を前提に、人権感覚、先端的法分野の知見や国際的視野を備え、かつ、高度な法的専門知識を活用し、法律実務における問題解決に寄与するために必要な具体的妥当性を導く柔軟な思考力、説得・交渉等の能力・資質を身に付けることができます。法務研究科は、このような能力・資質を得た学生に法務博士の学位を授与します。

カリキュラム・ポリシー

法務研究科では、教育モットーである「人間の尊厳のために」(Hominis Dignitati)の体現を目指して、法的専門知識をはじめとする法曹に必要な能力・資質を涵養するために、以下の4つの科目群からなる教育課程を編成・実施し、その履修を通して、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を身につけた人材を育成します。
第一に、基本的な法分野についての体系的な学識の習得およびその学識深化、法的思考力・分析能力の向上を目的として、「法律基本科目」を配置し、講義・演習を連動させて法的なものの見方ができるように指導します。
第二に、法曹としての責任感、倫理観を身に付け、あるいは法曹としての専門的技能の取得を目的として、「法律実務基礎科目」を配置し、研究者教員と実務家教員の協働により、理論・実務の関係性を体得させるよう指導します。
第三に、21世紀の法曹に求められている人間の尊厳を深く理解し、人間性に富んだ法曹となることを目的として、「人間の尊厳科目」を配置し、法による人権尊重のあり方を体得させるよう指導します。
第四に、先端的法分野や外国法の知見、国際的視野を学ぶことによって、多元的・複眼的な法的思考能力を身に付けることを目的として、「展開・先端科目」を配置し、法の現代的課題、他分野とのかかわりを体得させるよう指導します。

アドミッション・ポリシー

法務研究科では、多様な経験と実績を有する人が法曹となることが重要であるとの認識の下、入学段階では必ずしも法的専門知識・能力を有している必要はありません。法務研究科は、変転する社会情勢の動向に鋭敏で強い関心を持ち、現代社会における人権や自由のあり方を真剣に考え、自己の意見を適切に示し、他者とコミュニケーションを図る能力を有し、具体的な問題解決のために、真摯で継続的な努力をし、論理的思考(標準修業コースでは法的専門知識とかかわりない論理的思考、法学既修者コースでは法的専門知識を前提とした論理的思考)ができるといった将来の法曹に要求される能力・資質をもつ人の入学を求めています。