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豊田工業大学 2024年度 南山大学・豊田工業大学連携講演会

テーマ:“宇宙”と“神”の謎に挑む

【講演1】定理から迫る、アインシュタインの遺産『ブラックホール』の謎

講師

豊田工業大学大学院 数理物理学研究室
専門:相対性理論、重力理論、ブラックホール

教授 富沢 真也

ブラックホールとは、巨大な質量を持つ天体が重力崩壊を起こした末に形成される、「一度入ると二度と出られない領域」です。宇宙に存在するブラックホールは、重い星がその生涯を終える際に現れる最終形態とされています。このブラックホールの存在は、1916年にアインシュタインが提唱した一般相対性理論によって予言され、近年の観測技術の飛躍的な進展により、私たちはついにその姿を確認することができるようになりました。しかし、ブラックホール研究は長い歴史があるにもかかわらず、ブラックホールは依然として多くの謎に包まれており、その全容は解明されていません。本講演では、ホーキングの研究成果を踏まえつつ、数学が苦手な方でも楽しめるように、最新のブラックホール研究の一端をわかりやすく数学的視点からご紹介します。

【講演2】「人間のなかのX」:探偵小説として読む遠藤周作

講師

南山大学 南山宗教文化研究所
専門:キリスト教神学・宗教間対話

教授 金 承哲

『沈黙』で有名な日本のカトリック作家 遠藤周作は、小説家を志していた青年時代から、人間の内面の奥深い部分を冷静に見つめることを自らの作家としての課題としていました。人間の内面は、自分でも知らない暗い謎の領域ですが、遠藤は探偵小説の手法を用いて、その謎に迫ろうとしました。探偵とは、現場に残された痕跡を注意深く調べることで犯人を追いかけるものです。この「犯人―痕跡―探偵」という構造が、遠藤の文学世界を築く基盤となっていました。遠藤はこう言うのです。私たちの人生には様々な痕跡が残されていますが、それらの痕跡を通して、私たちは神と呼ぶ存在を追い求めるのです、と。

開催日時 2024年12月1日(日)13:30~15:45(13:00開場)
会場 豊田工業大学 豊田喜一郎記念ホール(名古屋市天白区久方2-12-1)

キャンパスマップはこちら

スケジュール
  1. 開催挨拶
  2. 連携趣旨と概要・実績等の紹介
  3. 【講演1】「定理から迫る、アインシュタインの遺産『ブラックホール』の謎」
    /豊田工業大学大学院 数理物理学研究室 富沢 真也 教授
  4. 【講演2】「「人間のなかのX」:探偵小説として読む遠藤周作」
    /南山大学 南山宗教文化研究所 金 承哲 教授
  5. 終了の挨拶
参加費 無料
対象 どなたでもご参加いただけます。
定員 250名(先着順)
申込方法 受付フォームによる事前申込が必要です。
先着順で定員(250名)になり次第、締め切りますのでお早めにお申し込みください。
申込期間 11月1日(金)10:00~11月20日(水)23:59

ただし、定員に達し次第、申込を締め切ります。

申込先

受付は終了いたしました。

アクセス 豊田工業大学 豊田喜一郎記念ホール(名古屋市天白区久方2-12-1)

お車でお越しの方は、正門からお越しください。

交通アクセス

キャンパスマップ

お問い合わせ先 豊田工業大学 渉外広報グループ(TEL:052-809-1764
南山大学 広報・募金課(TEL:052-832-3113

連携講演会当日(12/1)のお問い合わせは、豊田工業大学までお願い致します。

個人情報の取り扱いについて

収集した個人情報は、受講受付、受講者リストの作成、講座受付、今後の講座等のご案内のために利用します。