豊田工業大学 2021年度 南山大学・豊田工業大学連携講演会
テーマ:「再生可能エネルギー」の展望と可能性
講演会は終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。
【講演1】太陽光を使って水から水素を製造できる光触媒の研究

講師
豊田工業大学 工学部光反応化学研究室
専門:光化学・表面化学・触媒化学・電気化学
准教授 山方 啓
近年、水の中に混ぜて太陽光を照射するだけで水から水素を製造できる光触媒が注目されています。この光触媒は、主に金属の酸化物、いわゆる金属の“錆”でできた粉末で構成され、その反応機構は太陽電池を用いた水の電気分解とほとんど同じです。つまり、粉末の中で発電され、粉末の表面で直接水の電気分解が起こる、ということです。そのため、太陽電池よりも圧倒的に安いコストで水素を製造できる可能性があります。しかし、実用的に用いるためには、太陽光の利用効率がまだ低いことが問題です。粉末の組成や形態などを制御すれば、水素製造能力をさらに高めることができます。本講演では、我々の“戦略”と最新の研究成果の一部を紹介します。
【講演2】我々は再生可能エネルギー普及にどのように関わっていくべきか

講師
南山大学 総合政策学部総合政策学科
専門:環境経済学
准教授 鶴見 哲也
再生可能エネルギーの普及が地球温暖化問題解決の鍵を握ると言われます。実際その普及はどの程度温室効果ガス削減に貢献するのでしょうか。普及の障壁となるものには何があるのでしょうか。国や自治体は政策として何をすべきなのでしょうか。一般市民は政策にどのように関わっていくべきなのでしょうか。企業はどのようにその普及に関与していくべきなのでしょうか。本講演では、これら様々な主体が普及にどのように関わっていくべきなのかについて、これまでの学術研究から明らかになっていることを、環境学、経済学、経営学、政治学、心理学、幸福学といった学際的観点から総合的に整理し、持続可能な発展のあり方について展望します。
日時 | 2021年11月28日(日)10:00-12:30(9:30開場) |
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会場 | 南山大学 R棟1階 フラッテンホール |
スケジュール |
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参加費 | 無料 |
対象 | どなたでもご参加いただけます。 |
定員 | 100名(先着順) |
申込方法 | 受付フォームによる事前申込が必要です。 先着順で定員(100名)になり次第、締め切りますのでお早めにお申し込みください。 |
申込期間 | 11月1日(月)10:00~11月25日(木)10:00
※ただし、定員に達し次第、申込を締め切ります。 |
申込先 | 受付は終了いたしました。 |
アクセス | 南山大学 R棟1階 フラッテンホール(〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18) 駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。 |
お問い合わせ先 | 南山大学 広報・募金課(TEL:052-832-3113) 豊田工業大学 渉外広報グループ(TEL:052-809-1764) |
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