豊田工業大学 2018年度 南山大学・豊田工業大学連携講演会
テーマ:「技術と倫理」の視点から「持続可能な社会」を考える
【講演1】持続可能社会の実現に向けた構造物ヘルスモニタリングのための光ファイバ神経網技術

講師
豊田工業大学 副学長 工学部 システム光波工学研究室
専門:システムフォトニクス・センサフォトニクス
教授 保立 和夫
高速道路、橋梁・橋脚といった社会インフラなどの大型構造物を上手に健康診断して安全性と経済性を両立させつつ活用することは、省エネや安全・安心、そして持続可能社会の実現のために重要となっている。
通信用の光ファイバは、実は優れたセンサでもある。長尺な光ファイバに沿う温度や歪の状況を、センチメートルの空間分解能で数キロメートルにわたって、分布的に計測できる技術が誕生している。光ファイバを大型構造物に張り巡らせて人体の神経のように作用させれば、構造物ヘルスモニタリングのための新たな技術となる。本講演では、この「光ファイバ神経網技術」の進展を概観する。
【講演2】人間にとって持続可能であるとはいかなることか

講師
南山大学社会倫理研究所 所長 人文学部 人類文化学科
専門:哲学・倫理学
教授 奥田 太郎
人間の人生にせよ、社会にせよ、持続可能であることはよいことだと特に深く考えずに思っている人は少なくないだろう。志半ばに突然命を奪われる人生や、構成員が好き放題に行動して誰もいなくなる社会は望ましくないと考えることはきわめて自然なことであるように思える。しかし、延命措置によって命の持続可能性が見えてもなおそれを拒む人生は時に肯定されるし、蕩尽の果てに草木一本残さずに消え去る社会に誠実さや清々しさを覚える人もいるだろう。「滅びの美学」などという言葉もある。果たして、持続可能であるとは人間にとっていかなる意味をもつのだろうか。本講演では、この大きな問いに対してささやかな答えを提示してみたい。
日時 | 2018年12月22日(土) 10:00~12:30(9:30開場) |
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会場 | 豊田工業大学 南棟4A教室(名古屋市天白区久方2-12-1)
※駐車場の数に限りがございます。できるだけ公共交通機関をご利用ください。 |
スケジュール |
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参加費 | 無料 |
定員 | 150名 (事前申し込み制、応募者多数の場合は抽選を実施。当選者には開催1週間前を目途に招待券を送付。) |
申込期限 | 受付は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。 |
申込方法 | 豊田工業大学ホームページの所定フォーム(暗号化SSL対応)からご応募ください。 ご応募は、ハガキでも受け付けます(電話・FAXでは受け付けておりません)。 いずれの場合も、参加希望者および同伴者(1名まで)の郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢、連絡先電話番号をご記入ください。 |
申込先 | 【Web】https://www.toyota-ti.ac.jp/event/nanzan/000708.html(申込フォームより) 【ハガキ】〒468-8511 名古屋市天白区久方2-12-1 豊田工業大学渉外広報グループ「連携講演会」係 |
問合せ先 | 南山大学学長室/phone:052-832-3113 豊田工業大学渉外広報グループ/phone:052-809-1764 |
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