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本学経済学部の小林佳世子准教授が、世界思想社教学社の髙島國男自遊賞奨励賞を受賞

2024年5月28日

本学経済学部の小林佳世子准教授の論文『最後通牒ゲームの謎──なぜ私たちは予想通りに不合理なのか』が、世界思想社教学社の髙島國男自遊賞奨励賞を受賞しました。

この賞は、「(株)世界思想社教学社」の創業者である故髙島國男氏の遺志を受け継ぎ、 人文・社会科学分野を中心とする若い研究者の博士論文などの研究活動に対して、幅広く学術振興を図ることを目的としたものです。

日本国内ですでに書籍として出版されている著書という意味では例外的な受賞ですが、行動経済学と伝統的経済学の両者の統一的理解をもたらす、理論的基盤を提供する「適応合理性」という概念を提唱した本書は、国際社会へその研究領域を切り拓く研究論文としての側面が評価され、特別に表彰されました。

受賞のことば
経済学部 小林佳世子准教授

この度は、髙島國男自遊賞奨励賞を受賞することができましたこと、大変光栄に存じます。すでに国内で出版されている書籍の英語版に対する受賞ということで、本来はそもそも審査の対象外であったにもかかわらず、「論文」として審査しますと言っていただき、本研究を世界に向けて発信することの意義をお認め頂けたこと、何よりも嬉しく思っております。関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。

今回受賞した論文のベースとなった著書『最後通牒ゲームの謎──進化心理学からみた行動ゲーム理論入門』