南山大学・豊田工業大学 連携ニュース2023年度 南山大学・豊田工業大学連携講演会
テーマ:「時間」と向き合う科学を探求する
【講演1】超高速光科学の世界
講師
豊田工業大学大学院 レーザ科学研究室
専門:光工学、光量子科学
教授 藤 貴夫
現在、人類が測定できる最小の時間がどれぐらいか、ご存じでしょうか。最新の技術により、数十アト秒の時間を測定できるようになっています。1アト秒は10のマイナス18乗で、宇宙の年齢の逆数よりも短い時間です。そのような時間スケールを扱う学問は超高速光科学と呼ばれており、レーザ技術の進歩によって発展してきました。私たちの日常生活では、このような微細な時間の出来事について意識することはありませんが、世界の成り立ちに関する重要な現象がその時間スケールで起こっています。本講演ではそのような現象と測定方法について解説し、超高速光科学の世界をご紹介したいと考えています。
【講演2】時をかける考古
講師
南山大学 人文学部人類文化学科
専門:先史考古学、文化財科学
准教授 上峯 篤史
過去に人間が起こした出来事を、土のなかから掘り出した“モノ”から復原する。それが考古学です。過去をあつかう学問は、確かな根拠をもって時間を定めなければなりません。自分が手にしている石片が、眺めている地層が、読み取った情報が、いったいいつの時代からやってきたものなのか。時間を定めなければ、歴史の話にならないのです。
この“時間問題”の出題者は、たいていの場合は自然なのですが、やっかいなことに、この設問には解答欄がありません。“モノ”に込められた過去の時間は、等間隔ではない。異なる時間のかけらたちが、あたかもひとまとまりかのように、圧縮されていることだって起こりえます。本講演では、この難問に、探偵術と幾ばくかの知恵で向き合う場を共有してみましょう。考古学という科学の、本質的なおもしろさを追体験いただけるかもしれません。
開催日時 | 2023年12月3日(日)10:00~12:15(9:30開場) |
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会場 | 南山大学 R棟1階 フラッテンホール |
スケジュール |
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参加費 | 無料 |
対象 | どなたでもご参加いただけます。 |
定員 | 250名(先着順) |
申込方法 | 受付フォームによる事前申込が必要です。 先着順で定員(250名)になり次第、締め切りますのでお早めにお申し込みください。 |
申込期間 | 11月1日(水)10:00~11月20日(月)23:59
※ただし、定員に達し次第、申込を締め切ります。 |
申込先 | 受付は終了いたしました。 |
アクセス | 南山大学 R棟1階 フラッテンホール(〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18) 駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。 |
お問い合わせ先 | 南山大学 広報・募金課(TEL:052-832-3113) 豊田工業大学 渉外広報グループ(TEL:052-809-1764) |
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