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南山大学「人間の尊厳賞」

賞設立の趣旨

南山大学は、2021年、前身の南山外国語専門学校(旧制)創設から75年の記念の年を迎えました。その創設から3年後、南山大学として生まれ変わり、新たなスタートを切る際、後に南山学園理事長に就任するボルト神父の発案により、本学は「Hominis Dignitati(人間の尊厳のために)」を教育モットーとして掲げることとしました。その後、南山大学は8学部6研究科を擁する総合大学へと発展し、この間、教育・研究活動に邁進してまいりました。

大学創立75周年という記念の年を迎えるに際して、これまでの発展に感謝するとともに、この建学の理念に立ち返り、本学が果たすべき使命を再認識するため、南山大学「人間の尊厳賞」を創設いたしました。「人間の尊厳のために」という理念の実現に多大な貢献を果たしている人物、組織等を表彰することにより、本学の理念をあらためて広く社会に理解して頂き、学内外の人々とこれを共有したいと考えています。

アルベルト・ボルト神父 / 写真:南山アーカイブズ所蔵

南山大学「人間の尊厳賞」の創設について

南山大学は、本年、前身の南山外国語専門学校(旧制)創設から75年の記念の年を迎えています。その創設から3年後、戦後の学制改革により、名古屋外国語専門学校と改称していた同校は、新制の南山大学に生まれ変わり、新たなスタートを切ることになりました。その際、後に南山学園理事長に就任するボルト神父の発案により、本学は、教育モットーとして「Hominis Dignitati(人間の尊厳のために)」を掲げることとしました。

私たちは、これを、一人ひとりがまず自分の尊厳に気づき、その徹底を図る一方、他者の尊厳を認め、共に、人間の尊厳が尊重され推進される社会づくりに役立とう、という生き方を培うものだと説明しています。中学・高校においても同様に「人間の尊厳のために」と言っていますが、附属小学校では、これを「かけがえのない あなたと私のために」と表現しています。いずれにしましても、南山大学および南山学園が教育モットーとして掲げるこの言葉は、簡潔ながら力強く、しかもその意義は深いと思います。学窓を離れ半世紀近く経った卒業生の皆さんが、あらためて母校の教育モットーに感激して下さるのは、まさにそうした側面を表すものだと言えましょう。

私たちは、大学創立75周年という記念の年を迎えるに際して、これまでの大学の発展に感謝するとともに、この建学の理念に立ち返り、南山大学が果たすべき使命を再認識しなければなりません。そこで、私は、この記念すべき年に、南山大学「人間の尊厳賞」を創設することとしました。一私立大学のささやかな試みですが、営利組織ではできない、高等教育機関たる大学ならではの試みだと考えています。「人間の尊厳のために」という理念の実現に多大な貢献を果たしている人物、組織等を表彰することにより、本学の理念をあらためて広く社会に理解して頂き、学内外の人々とこれを共有したいと考えています。 皆様方のお力添えを賜り、南山大学にふさわしい賞に作り上げていく所存です。ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

2021年4月5日 学長 ロバート・キサラ

フリーアナウンサー佐藤麻美さん(本学卒業生)との
「人間の尊厳賞」創設記念対談

歴代受賞者

第4回受賞者

国際カリタス

1951年に教皇ピオ12世によって認可を受け設立された非政府組織(NGO)。
ローマに本部を置き、160カ国200以上の組織が草の根活動を展開。

第3回受賞者

吉藤 オリィ 氏

分身ロボット発明家。
株式会社オリィ研究所所長CVO。

第2回受賞者

湯浅 誠 氏

社会活動家。東京大学先端科学技術研究センター特任教授。
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長。

第1回受賞者

青木 陽子 氏

1987年、南山大学文学部教育学科卒業。
米国・ニューヨーク州立大学バッファロー校修士課程修了、教育学修士。

受賞者紹介

後援:南山大学同窓会

お問い合わせ先

南山大学「人間の尊厳賞」事務局

Phone:052-832-3113E-mail:gaku-koho@nanzan.ac.jp