文字サイズ
  • SNS公式アカウント
  • YouTube
  • Facebook
  • X
  • Instagram

学部・学科海外実習

政策研修プログラムG(マレーシア)

英語でマレー語を学ぶとともに、異文化や歴史に触れる。

ペナン島にあるマレーシア科学大学で春休みに約25日間実施されます。「政策研修プログラムG(マレーシア)」(通称:マレーシアNAP)では、マレー語の語学学習、多民族国家マレーシアの文化体験、見学ツアー、ホームステイなどのプログラムの他、事前授業での準備をふまえて、それぞれが取り組むテーマについて聞き取り調査や観察などのフィールドワーク(現地調査)を行います。こうした体験を通じてグローバル人材としての素養と現地社会に対する理解力を高めることを目的としています。

開講時期が変わる可能性があります。最新の情報は履修登録前に開催される事前説明会(ガイダンス)等の情報を確認して下さい。

NAP:Nanzan Asia Program

実習内容

プログラムの内容は年度によって変更となる場合があります。最新の情報は履修登録前に開催される事前説明会(ガイダンス)等の情報を確認してください。

事前授業で研修先の文化や社会、プレゼンテーションの技能を学び、現地調査の準備を行う。

マレーシアは、マレー系、中華系、インド系と複数の民族から構成される多民族国家です。事前の国別授業では、そうしたマレーシアの歴史や文化、政治・経済などについて学び、基礎知識を身につけるとともに、現地調査のテーマを設定します。また、調査テーマごとにグループ分けを行い、グループごとにテーマに関する社会的背景や現状を把握しつつ、具体的な調査内容や調査方法などについて準備します。事前授業のまとめとして、グループごとに調査計画の発表を行うことで、プレゼンテーションの技能も習得します。こうして学生一人一人が研修に対する目的意識を高めていくように、準備をしっかり行います。

マレーシア科学大学での英語によるマレー語・文化学習や文化研修を通じた異文化理解。

マレーシア科学大学で、午前に基礎的なマレー語や文化について学習した後、英語でフィールドワークのための授業を受けます。午後はバディ(チューター)との復習やフィールドワークの準備の時間が設けられている他、現地でのボランティア活動やフィールドトリップ、文化体験もあります。

2023年度に行われたフィールドトリップや文化体験プログラムです。

  • 世界遺産ジョージタウンの旧市街地見学
    イスラム教のモスク、仏教寺院、ヒンズー寺院が混在する地域を見学し、多民族国家の実情に触れる。
  • マレー系伝統的集落での1泊2日のホームステイ
  • マレーダンス、マレー料理、バティック体験
  • マラッカ、クアラルンプールへの2泊3日のフィールドトリップ

マレーシア科学大学の学生たちと、互いに学び合う。

このプログラムでは、南山大生にマレーシア科学大学の学生がバディとして、マレー語はもちろん、フィールドワークの準備や現地での生活など様々な形でサポートしてくれます。また、プログラムの最後には、フィールドワークの成果報告会が行われます。いずれも使用言語は英語になりますので、現地学生との交流を通じてマレーシアの文化や社会に対する理解が深まると同時に、英語の実践力が身につくプログラムとなっています。

今後の勉強に活かせる学びの場となる。

研修後の(次年度)第1クォーターにフィールドワーク及び調査結果の発表会があります。全体授業としての発表会には他国へのNAPの履修者も出席する他、自由参加形式で行われますので、NAPに関心がある学生が学年や所属学部を問わず参加できます。現地調査の内容や結果について、分かりやすく、魅力的に、簡潔に伝えることは、今後の総合政策学部での学びに大いに役立つことでしょう。

参加学生の声

総合政策学科 平賀友規さん
(2019年度参加)

内容びっしりであっという間に過ぎたマレーシアNAPでした。現地の人々はとてもやさしく僕たちを歓迎してくれました。マレーシアに来たからには、人一倍楽しんで帰ろうとすべてのことに全力で取り組みました。マレー語の授業やフィールドワークに加え、様々な文化体験、授業後のバディとの外出やホームステイまで、終始笑顔で過ごすことができました。

マレーシアは多民族国家であるため、英語が広く使われており、自分の英語運用能力を試すにはいい機会でした。2月のマレーシアは30度を優に超えるので、海に行って海水浴を楽しんだのはいい思い出です。最後のバディたちとのお別れの日には、日本の文化披露ということで、サイリウムダンスを披露しました。バディとの別れは名残惜しく、自分自身泣きそうになっていました。それに加えてマレーシアNAPでは、観光地であるジョージタウン、マラッカ、クアラルンプールを観光できたので、満足度は非常に高かったです!

学びの内容

英語を使ってマレー語を学ぶ。

英語を使ってマレー語を学ぶため、マレー語だけではなく、英語力も同時に養われます。

マレーシアに対する異文化理解力を養う。

多様なマレーシア文化に触れる体験授業を実施しています。また、現地学生との交流により、マレーシアについての理解を深めます。

帰国後の報告発表会でマレーシアNAPの成果を確認する。

帰国後にフィールドワークや調査結果に基づいて、マレーシアで学んだことを発表するため、プレゼンテーション能力が養われます。

スケジュール

1日目 中部国際空港からペナン国際空港へ。マレーシア科学大学宿泊先着
2日目 開講式、バディとの顔合わせ
3日目以降 平日
午前:マレー語の授業
午後:英語によるフィールドワークの授業、バディによるチュートリアル、各種文化体験、グループ単位でのフィールドワークなど
土曜:フィールドワーク
日曜:フィールドワーク

3週目の週末

伝統的集落でのホームステイ
22日目 フィールドワーク発表会
さよならパーティー
23~25日目 マラッカ、クアラルンプールでのフィールドワーク
26日目 クアラルンプールから中部国際空港へ

スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

基本情報

海外実習先 マレーシア マレーシア科学大学
滞在地域 ペナン島

ペナン島はマレー半島沖のマラッカ海峡に位置しています。州都ジョージタウンは古くから貿易拠点として栄え、イギリス植民地時代のコロニアル建築やマレー、中国、インドなど、様々な文化が融合した独特の町並みが特徴で、2008年7月にユネスコ世界文化遺産として登録されています。

期間 2月15日~3月11日(2023年度実績)
単位数 政策研修プログラムⅠG(1単位)
政策研修プログラムⅡG(4単位) 合計5単位

両科目を履修する必要があります。

政策研修プログラムⅠGが開講され、政策研修プログラムⅡGが不開講になった場合は、政策研修プログラムⅢG(1単位)を開講(オンラインでの授業)します。その場合の合計単位は2単位となります。

参加費用 約41万円(2023年度実績)

参加人数、為替レート、燃料サーチャージ、宿泊手配状況等により変動します。

参加人数 1~3年次 約20名(募集定員予定)

最少催行人数は現地校との調整により決定します。

2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により不開講

2021年度、2022年度は政策研修プログラムⅢ(オンライン)を開講

2024年度以降の概算費用:35~50万円(参加人数や為替レート、燃油サーチャージ、宿舎手配状況等により費用が変動する可能性があります)

パスポート取得費用、ビザ申請費用、旅行傷害保険料、現地での食費、宿舎での光熱費(大学寮を使用の場合)は各自負担

2023年度 実施内容

政策研修プログラムⅠ(1単位) 事前授業(国内):Q4(金5限)
政策研修プログラムⅡ(4単位) 海外研修:2024年2月15日~3月11日、帰国後の報告会

政策研修プログラムⅢについて

政策研修プログラムⅢ(1単位) 政策研修プログラムⅠが開講され、政策研修プログラムⅡが不開講になった場合のみ開講(オンラインでの授業):4日間

2022年度に実施された授業内容(コロナ禍によりオンラインで実施)

授業日 時間割 授業内容
1日目 午前 マレー語の学習(挨拶・自己紹介)
午後 チューターとともに英語でのプレゼンテーションの作成
チューターとマレー語・英語での会話
2日目 午前 マレー語の学習(趣味・好きなもの)
午後 チューターとともに英語でのプレゼンテーションの作成
チューターとマレー語・英語での会話
3日目 午前 マレー語の学習(家族・友達の紹介)
午後 チューターとともに英語でのプレゼンテーションの作成
チューターとマレー語・英語での会話
4日目 午前 マレー語の学習(時間・食べ物・乗り物)
午後 各チームによる英語でのプレゼンテーションの発表・質疑応答

授業内容・スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

参加学生の声

  • オンラインの開催でしたが、マレーシアの方々とお話しする時間は豊富に設けられていました。言語の壁を感じる場面も多々ありましたが、非常に有益なプログラムになりました。日本人学生同士でも、NAPを通じて親しくなれた人も多くいて、参加してよかったと心から思います。
  • オンラインだったとしても、刺激的な経験はできると思います。現地のチューターの方々はとても親身に私たちのプレゼンの面倒を見てくれます。zoomを通してでも十分に現地の方々とコミュニケーションをとることができるし、現地の文化を学ぶことができます。
  • 実際に会って話したことで、私たちがマレーシアについて考えていることが全てでなかったり、想像と異なる部分もあることが分かったので、自分なりに考えることも大切だけど、自分の考えを疑いながら、物事を考えていけるようにしたいです。