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学部・学科海外実習

政策研修プログラムF(ベトナム)

英語でベトナム語を学ぶとともに、異文化や歴史に触れる。

ベトナムの首都ハノイにあるタンロン技術学院で春休みに約25日間実施されます。「政策研修プログラムF(ベトナム)」(通称:ベトナムNAP)ではベトナム語の語学学習、文化体験、見学ツアー、家庭訪問などのプログラムの他、事前授業での準備をふまえて、それぞれが取り組むテーマについてフィールドワーク(現地調査)を行います。こうした体験を通じてグローバル人材としての素養と現地社会に対する理解力を高めることを目的としています。

NAP:Nanzan Asia Program

実習内容

プログラムの内容は年度によって変更となる場合があります。最新の情報は履修登録前に開催される事前説明会(ガイダンス)等の情報を確認してください。

事前授業で研修先の文化や社会、プレゼンテーションの技能を学び、現地調査の準備を行う。

事前の国別授業では、歴史や文化、政治・経済などのベトナム社会について学び、基礎知識を身につけるとともに、現地調査のテーマを設定します。また、調査テーマごとにグループ分けを行い、グループごとにテーマに関する社会的背景や現状を把握しつつ、具体的な調査内容や調査方法などについて準備します。事前授業のまとめとして、グループごとに調査計画の発表を行うことで、プレゼンテーションの技能も習得します。こうして学生一人一人が研修に対する目的意識を高めていくように、準備をしっかり行います。

タンロン技術学院での英語によるベトナム語・文化学習や文化研修を通じた異文化理解。

タンロン技術学院で学生のレベルに合わせたベトナム語の授業と、ベトナム文化に触れる体験授業を英語で受けます。日本と類似性が高いと言われるベトナムの文化を、現地チューターとの交流や食文化体験を通じて、肌で感じてみましょう。首都ハノイは1000年以上の歴史を持ち、古典時代・フランス植民地期・独立後の建築からベトナムの歴史を感じることもできます。また、首都近郊の手工芸村などの訪問を通じて、都会だけではなく農村の生活も含めたベトナム社会の現状について理解を深めていきます。

2018年度NAPの文化体験、見学ツアー(例)

  • アオザイ作り
  • ベトナム料理作り
  • ニンビン省チャンアン(世界遺産)訪問
  • ダナン・ホイアン・フエへのフィールドトリップ

タンロン技術学院の学生たちと、互いに学び合う。

このプログラムでは、南山大生にタンロン技術学院の学生がチューターとして、現地での学びをサポートしてくれます。チューターの多くは理工系大学を卒業し、日系企業への就職を目指して日本語を勉強している大学院修士課程の大学院生です。文化体験を一緒に受けたり、日本語で会話したりすることを通じて、ベトナムの文化や社会に対する理解を深めることができるプログラムとなっています。

今後の勉強に活かせる学びの場となる。

研修後の(次年度)第1クォーターにフィールドワークの発表会があります。全体授業としての発表会には他国へのNAPの履修者も出席する他、自由参加形式で行われますので、NAPに関心がある学生が学年や所属学部を問わず参加できます。現地調査の内容や結果について、分かりやすく、魅力的に、簡潔に伝えることは、今後の総合政策学部での学びに大いに役立つことでしょう。

参加学生の声

総合政策学科 鈴木香帆さん
(2年次に参加)

私はせっかく短期留学するなら、あまり旅行で行かないような国に行きたいと思いベトナムNAPに参加しました。

私がベトナムで特に驚いたのは交通事情です。ベトナムはバイク大国なのでバイクの多さに驚きました。日本では歩行者が一番優先されますよね?それが“当たり前”ですが、ベトナムではバイクや車が優先され、それがベトナムの“当たり前”です。

次に驚いたのは、ベトナムでもスマートフォンが普及していて様々なインターネットコンテンツが使いこなされていたことです。そしてベトナム人も日本人と同様にそれらに依存しているようでした。それを1番感じたのは食事の時で、ご飯を食べながらスマートフォンを触っている人が多かったことです。日本でもよく見られる光景ですが、食事中に会話をする時間がとても短く感じました。

私がベトナムで過ごしていて印象に残っているのは上記の2つです。自分では“当たり前”と思っていることが、実際に体験することで、その国の“当たり前”を知ることができました。また、日本とベトナムのネット環境にほとんど違いがないことも身をもって体験できました。そして、ベトナムNAPを通して何でもトライしてみる心構えが身に付いたのもとても大きな収穫です。みんなで買い物に行ったり観光したりしたのも楽しい思い出のひとつです。

ベトナムだけではなくベトナム以外のNAPでも、旅行よりも長い期間海外に滞在することが出来、だからこそ気づく相違点があると思います。そして、その相違点がみなさんの今後の人生をより充実したものにしていくでしょう。

学びの内容

英語を使ってベトナム語を学ぶ。

午前中に文法、聞き取り、会話などのベトナム語の授業があり、午後にはチューターによる個別指導があります。毎週小テストがあり、自分のレベルを確認しながら学習を進めることができます。英語でベトナム語を学ぶため、ベトナム語だけではなく、英語力も同時に養われます。

ベトナムに対する異文化理解力を養う。

多様なベトナム文化に触れる体験授業を実施しています。また、現地学生との交流により、ベトナムについての理解を深めます。

帰国後の報告発表会でベトナムNAPの成果を確認する。

帰国後にフィールドワークや調査結果に基づいて、ベトナムで学んだことを発表するため、プレゼンテーション能力が養われます。

スケジュール(2018年度)

1日目 ハノイ着 市内ホテル泊
2~19日目 タンロン技術学院における語学及び文化体験授業受講と見学
  • チューターとの個別レッスン
  • アオザイ作り/タンロン技術学院山荘でのパーティー/ベトナム料理作り/ニンビン省チャンアン訪問/水中人形劇鑑賞/聴覚障がい児童施設訪問等
市内ホテル泊
20~22日目 ダナン、ホイアン、フエへのフィールドトリップ ダナン泊
23日目 帰国  

スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

基本情報※2023年度は不開講のため2018年度の実績を掲載

海外実習先 ベトナム タンロン技術学院
滞在地域 ハノイ(首都)

ハノイはベトナム北部に位置するベトナムの首都です。11世紀に李朝の都として建てられた当時は「昇龍(タンロン)」と呼ばれ、1000年以上の歴史を持ちます。

期間 2月25日~3月19日(2018年度実績)
単位数 4単位(2018年度実績)

2024年度以降は、
政策研修プログラムⅠG(1単位)
政策研修プログラムⅡG(4単位)合計5単位

両科目を履修する必要があります。

政策研修プログラムⅠGが開講され、政策研修プログラムⅡGが不開講になった場合は、
政策研修プログラムⅢG(1単位)を開講(オンラインでの授業)します。その場合の合計単位は2単位となります。

参加費用 約30万円(2018年度実績)のため参考

参加人数、為替レート、燃料サーチャージ、宿泊手配状況等により変動します。

参加人数 1~3年次 約20名(募集定員予定)

最少催行人数は現地校との調整により決定します。

2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により不開講

2021年度、2022年度はオンラインで開講

2023年度以降の概算費用:35~50万円(参加人数や為替レート、燃油サーチャージ、宿舎手配状況等により費用が変動する可能性があります)

パスポート取得費用、ビザ申請費用、旅行傷害保険料、現地での食費、宿舎での光熱費(大学寮を使用の場合)は各自負担

2023年度 実施内容

カリキュラム編成により、科目名が「政策研修プログラム」から以下のように変更。

政策研修プログラムⅠ(1単位) 事前授業(国内):不開講
政策研修プログラムⅡ(4単位) 海外研修:不開講

2021年度は政策研修プログラムⅡ(海外研修)が実施できなかったため、政策研修プログラムⅢ(オンラインプログラム)を4日間開講。

政策研修プログラムⅢについて

政策研修プログラムⅢ(1単位) 政策研修プログラムIが開講され、政策研修プログラムⅡが不開講になった場合のみ開講(オンラインでの授業):4日間

2021年度に実施された授業内容(コロナ禍によりオンラインで実施)

授業日 時間割 授業内容
1日目 10:30-12:20 語学研修(ベトナム語)
13:30-17:20 タンロン技術学院への聞き取り調査およびデータ収集
2日目 10:30-12:20 語学研修(ベトナム語)
13:30-17:20 タンロン技術学院への聞き取り調査およびデータ収集
3日目 10:30-12:20 語学研修(ベトナム語)
13:30-17:20 タンロン技術学院への聞き取り調査およびデータ収集
4日目 10:30-12:20 語学研修(ベトナム語)
13:30-17:20 テーマ別による発表会・討論

授業内容・スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

参加学生の声

  • アジアにより興味を持ったので、今回の経験を活かしてさらに文化や言語を学びたいです。
  • とても充実した時間を過ごすことができて、もう少し期間が長ければと寂しく思いました。いつまでもNAPの素晴らしい取り組みが続くことを願います。
  • プレゼンのアンケートなどを通して、実際の人々の声が如何に重要か分かったので、そのプレゼンを卒論などに活かしていきたいと思いました。
  • 今回のNAPで学んだ調査の仕方などを、今後フィールドワークなど行う機会があれば、活かしたいと思います。