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学部・学科海外実習

政策研修プログラムE(タイ)

英語を使ってタイ語を学び、異文化や歴史に触れる。

コーンケーン市にあるコーンケーン大学で夏休みに約25日間実施されます。「政策研修プログラムE(タイ)」(通称:タイNAP)では英語によるタイ語学習、タイの文化体験、見学ツアーなどのプログラムの他、事前授業での準備をふまえて、それぞれが取り組むテーマについてフィールドワーク(現地調査)を行います。こうした体験を通じてグローバル人材としての素養と現地社会に対する理解力を高めることを目的としています。

NAP:Nanzan Asia Program

実習内容

プログラムの内容は年度によって変更となる場合があります。最新の情報は履修登録前に開催される事前説明会(ガイダンス)等の情報を確認してください。

事前授業で研修先の文化や社会を学び、現地調査の準備を行う。

事前の国別授業では、歴史や文化、政治・経済などのタイ社会ついて学び、基礎知識を身につけるとともに、現地調査のテーマを設定します。また、調査テーマごとにグループ分けを行い、グループごとにテーマに関する社会的背景や現状を把握しつつ、具体的な調査内容や調査方法などについて準備します。事前授業のまとめとして、グループごとに調査計画の発表を行うことで、プレゼンテーションの技能も習得します。こうして学生一人一人が研修に対する目的意識を高めていくように、準備をしっかり行います。

コーンケーン大学でのタイ語学習・タイ文化研修を通じた異文化理解。

コーンケーン大学で約25日間、タイ語を中心に学習します。タイ語の先生は英語を使って授業をされます。また、タイと日本の現代文化などのテーマに関するディスカッションの授業も行われます。フィールドトリップとしては、例えば、歴史的な地域で遺跡群や墳墓などを訪れ、この地方の歴史や産業について勉強します。寺院ではタイ人の信仰心の深さを直接、肌で感じることができるでしょう。

コーンケーン大学の学生たちと、互いに学び合う。

このプログラムでは、南山大生にコーンケーン大学の学生がチューターとして、タイ語の学習や会話練習、フィールドワークの準備、現地での生活など様々な形でサポートをしてくれます。プログラムの最後には、現地学生とゲストの前で、南山大生によるフィールドワークの成果報告会が行われます。

NAPの研修期間はコーンケーン大学で現地の大学生活を味わうことができます。同世代の現地学生との交流を通じて、タイの文化や社会に対する理解も深まるプログラムとなっています。

今後の勉強に活かせる学びの場となる。

研修後の第3クォーターにフィールドワークの発表会があります。全体授業としての発表会には他国へのNAPの履修者も出席する他、自由参加形式で行われますので、NAPに関心がある学生が学年や所属学部を問わず参加できます。現地調査の内容や結果について、分かりやすく、魅力的に、簡潔に伝えることは、当日のプレゼンテーションの経験だけでなく、それまでの準備も含めて、今後の総合政策学部での学びに大いに役立つことでしょう。

参加学生の声

総合政策学科 森美優さん
(2018年度に参加)

私はタイのコーンケーン市で3週間生活をしました。大学に通ってタイ語の勉強をしたり、文化の違いについて討論したり、また、旅行に行ったりしました。タイでの生活は日本と異なる点も多く、最初は苦労もしましたが、海外での生活経験が殆どない私にとってはどれも新鮮で楽しく感じました。3週間行動を共にしてくれたチューターたちは私たちにタイの言語や文化など、様々なことを教えてくれました。逆に私たちがチューターに日本の言語や文化を教えることもあり、そのような経験はとても貴重で楽しかったです。また、習ったタイ語でホテルのフロントの方やタクシーの運転手と意思疎通が出来たこともとても嬉しかったです。

私はリーダーでしたが、リーダーが務まったのは、支えてくれた皆のおかげだと思っています。集団で行動することは大変なこともありますが、それを乗り越える力がついたのではないかと思います。タイNAPに参加して良かったです。

学びの内容

英語を使ってタイ語を学ぶ。

英語を使ってタイ語を学ぶため、タイ語の語彙力だけでなく、英語力も同時に養われます。

タイに対する異文化理解力を養う。

多様なタイ文化に触れる体験授業を実施しています。また、現地学生との交流により、タイについての理解を深めます。

帰国後の報告発表会でタイNAPの成果を確認する。

帰国後にフィールドワークや調査結果に基づいて、タイで学んだことを発表するため、プレゼンテーション能力が養われます。

スケジュール(2019年度)

1日目 コーンケーン大学着 大学近隣ホテル泊※1
2日目 開校式、チューターとの打ち合わせ、歓迎パーティー
3日目 語学及びチューターとの個別レッスン
4日目 ヘビ村、寺院探訪
5日目 スポーツ大会
6日目 休日
7~8目 語学及びチューターとの個別レッスン
9日目 語学及びチューターとの個別レッスン、タイ アート・タイ料理の実習、チューターとディナーパーティー(日本学科生によるタイダンス披露)
10日目 語学及びチューターとの個別レッスン
11~12日目 1泊旅行(Nakonrachasrima (Korat), Surin Province) 現地ホテル泊
13日目 休日 大学近隣ホテル泊
14~17日目 語学及びチューターとの個別レッスン、フィールドワークデータ分析
18~19日目 休日
20日目 語学レッスン、フィールドワークプレゼンテーション
21日目 最終試験
お別れ会の出し物練習
修了式、お別れ会
22日目 自由行動、コーンケーン空港出発
23日目 帰国

スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

※1 南山大生どうしの相部屋となります。

基本情報※2023年度は不開講のため2019年度の実績を掲載

海外実習先 タイ コーンケーン大学
滞在地域 コーンケーン市

タイ東北部、イサーン北部のコーンケーン県にある経済・教育の中心都市。イサーンは古代文明の中心であったと言われており、コーンケーン県にはジュラ期の恐竜の化石や先史時代の壁画、クメール様式の遺跡などが展示されている国立公園や国立博物館があります。

期間 8月7日~29日(2019年度実績)
単位数 4単位(2019年度実績)

2024年度以降は、
政策研修プログラムⅠG(1単位)
政策研修プログラムⅡG(4単位)合計5単位

両科目を履修する必要があります。

政策研修プログラムⅠGが開講され、政策研修プログラムⅡGが不開講になった場合は、
政策研修プログラムⅢG(1単位)を開講(オンラインでの授業)します。その場合の合計単位は2単位となります。

参加費用 25万円(2019年度実績)のため参考

参加人数、為替レート、燃料サーチャージ、宿泊手配状況等により変動します。

参加人数 1~4年次 約20名(募集定員予定)

最少催行人数は現地校との調整により決定します。

2020年、2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響により不開講

2022年度はオンラインで開講

2023年度以降の概算費用:35~50万円(参加人数や為替レート、燃油サーチャージ、宿舎手配状況等により費用が変動する可能性があります)

パスポート取得費用、ビザ申請費用、旅行傷害保険料、現地での食費、宿舎での光熱費(大学寮を使用の場合)は各自負担

2022年度 実施内容

カリキュラム編成により、科目名が「政策研修プログラム」から以下のように変更。

政策研修プログラムⅠ(1単位) 事前授業(国内):Q1(金5限)
政策研修プログラムⅡ(4単位) 海外研修:不開講

2022年度は政策研修プログラムⅡ(海外研修)が実施できなかったため、政策研修プログラムⅢ(オンラインプログラム)を4日間開講。

政策研修プログラムⅢについて

政策研修プログラムⅢ(1単位) 政策研修プログラムⅠが開講され、政策研修プログラムⅡが不開講になった場合のみ開講(オンラインでの授業):4日間

2022年度に実施された授業内容(コロナ禍によりオンラインで実施)

授業日 時間割 授業内容
1日目 午前 オリエンテーション、語学授業
午後 アンケートデータの分析および分析結果の報告
2日目 午前 語学授業
午後 チューターとともに会話練習
アンケートデータの分析および分析結果の報告
3日目 午前 最終発表のプレ発表、チューターとの議論
4日目 午前 最終発表

授業内容・スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

参加学生の声

  • 入学以来初めて大学生らしい学びの時間が得られたと感じています。他の授業のグループワークではただこなせば良いという雰囲気でしたが、NAPでは全員が積極的に問題解決について考えていて深い内容の発表にできました。チューターさんとの関わりも含めてすごく豊富な学びが得られてタイNAPに参加して良かったと何度も思いました。オンラインでしたが大変有意義な時間でした。
  • どのチューターさんも日本語が上手で話し合いがスムーズに進んで良かったです。
  • この学部を選んで、私がやりたいことが出来たと感じることができました。これからもオンラインであろうと続いてほしいプログラムです。先生方のサポート、チューターさんの優しさ全て最高でした!!本当にありがとうございました!これまで他の授業でも頑張ってきたことが活かせたと思います。自分でテーマを決めてアンケートを考えたり、皆で話し合ったりするのがすごく楽しかったです。
  • とても意味のある時間を過ごし過ごせたと思います。初めは外国の方ときちんとコミュニケーションが取れるか、調査がしっかりできるか不安なことがいっぱいでしたが、同じNAPの仲間と協力し合い無事に負えられて良かったです。タイのチューターさんもすごく優しくてさらにタイについて興味を持ちました。
  • 本当に楽しかったです。大学に入ってから1番学びの深い1ヶ月弱だったと思います。ありがとうございました。どんな形であれ大学生の間に海外行きたいと思いました!