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学部・学科海外実習

政策研修プログラムD(フィリピン)

フィリピンで公用語の英語を学びつつ、異文化や歴史に触れる。

フィリピンの首都圏にあるアテネオ・デ・マニラ大学で夏休みに約3週間実施されます。「政策研修プログラムD(フィリピン)」(通称:フィリピンNAP)では、フィリピンの公用語である英語を中心とする語学学習、文化体験、見学ツアー、ホームステイなどのプログラムの他、事前授業での準備をふまえて、それぞれが取り組むテーマについて聞き取り調査や観察などのフィールドワーク(現地調査)を行います。こうした体験を通じてグローバル人材としての素養と現地社会に対する理解力を高めることを目的としています。

NAP:Nanzan Asia Program

実習内容

プログラムの内容は年度によって変更となる場合があります。最新の情報は履修登録前に開催される事前説明会(ガイダンス)等の情報を確認してください。

事前授業で研修先の文化や社会を学び、現地調査の準備を行う。

事前の国別授業では、歴史や文化、政治・経済などのフィリピン社会ついて学び、基礎知識を身につけるとともに、現地調査のテーマを設定します。また、調査テーマごとにグループ分けを行い、グループごとにテーマに関する社会的背景や現状を把握しつつ、具体的な調査内容や調査方法などについて準備します。事前授業のまとめとして、グループごとに調査計画の発表を行うことで、プレゼンテーションの技能も習得します。こうして学生一人一人が研修に対する目的意識を高めていくように、準備をしっかり行います。

アテネオ・デ・マニラ大学での英語学習・フィリピン文化研修を通じた異文化理解。

アテネオ・デ・マニラ大学の語学センターで約3週間、英語を中心に学習します。フィールドツアーとしては、国会議事堂、NGO事務所、小学校、私営ゴミ処理場などを見学するほか、マニラにあるJICA(国際協力機構)のフィリピン事務所や日系企業を訪問します。フィリピンの都市や地方の村、歴史的な場所などの訪問を通じて、フィリピンの歴史や文化、現代社会についての理解が深まり、フィリピンと日本との関わりなどについても考えるきっかけとなるでしょう。

アテネオ・デ・マニラ大学の学生たちと、互いに学び合う。

このプログラムでは、留学生に対する支援活動を行っているアテネオ・デ・マニラ大学の学生団体、Ateneo Student Exchange Council (ASEC)のメンバーがバディー(チューター)となって、南山大生のフィールドワークの準備など様々なサポートをしてくれます。同世代の現地学生との交流を通じて、フィリピンの文化や社会に対する理解も深まるプログラムとなっています。

今後の勉強に活かせる学びの場となる。

研修後の第3クォーターにフィールドワークの発表会があります。全体授業としての発表会には他国へのNAPの履修者も出席する他、自由参加形式で行われますので、NAPに関心がある学生が学年や所属学部を問わず参加できます。現地調査の内容や結果について、分かりやすく、魅力的に、簡潔に伝えることは、当日のプレゼンテーションの経験だけでなく、それまでの準備も含めて、今後の総合政策学部での学びに大いに役立つことでしょう。

参加学生の声

総合政策学科 内田早紀さん
(2018年度に参加)

私は、2018年8月にフィリピンNAPに参加しました。日本でワンパターンな生活を繰り返していた毎日とは打って変わってフィリピンでの生活は一日一日が新鮮でした!アテネオ大学で英語をみっちり勉強しつつも、フィールドワークで現地の日本企業、世界遺産の教会や国会議事堂をはじめとする様々な歴史ある場所を訪れたり山奥の村で1日ホームステイをしたり、小学校訪問などに行ったりと内容の濃い日々を過ごしました。

フィリピンで生活して思ったのは、裕福な人も所謂貧困地域で暮らす人もみんな陽気で明るく笑顔が素敵で幸せそうに暮らしている人が多いなということです。フィリピンの人は温かい人が多くて居心地が良く、最後はまだ日本に帰りたくないと本気で思ったくらいフィリピンが大好きになりました。

フィリピンNAPに参加したからこそできた貴重な体験の毎日は本当に人生観が変わるような経験の連続です。総合政策学科に入ったらぜひフィリピンNAPに参加することをおすすめします!

学びの内容

学生一人一人のレベルに合った英語研修。

アテネオ・デ・マニラ大学において、フィリピンの公用語である英語を中心とする授業を受講します。英語の授業は午前と午後に行われ、夕方にASECメンバーがチューターとなり、フィールドワークの準備作業をします。

フィリピンに対する異文化理解力を養う。

英語の授業以外に、フィリピンの歴史、文化、政治・行政、さらには環境問題、貧困問題などについて英語での講義を受講します。また、都市と地方の村を訪問する他、フィリピンの文化、芸術、民族、歴史を学べるアヤラ博物館、国会議事堂、JICA(国際協力機構)のフィリピン事務所、日系企業を訪問します。また、小学校訪問では現地の小学生とも交流する機会があります。このプログラムを通して、様々な形でフィリピンについての理解を深めます。

帰国後の報告発表会でフィリピンNAPの成果を確認する。

帰国後にフィールドワークや調査結果に基づいて、フィリピンで学んだことを発表するため、プレゼンテーション能力が養われます。

スケジュール(2019年度)

1日目 アテネオ・デ・マニラ大学着
2~3日目 アテネオ・デ・マニラ大学における英語授業、チューターとのフィールドワーク準備
4日目 講義 - Philippine Culture、Philippine History
5日目 フィールドトリップ:Chinatown、Intramuros Walking Tour
6~10日目 英語授業、チューターとのフィールドワーク準備
11日目 英語 授業
講義 - Philippine Politics, the Filipino Family, Poverty in the Philippines,Philppine Indigenous Peoples
12日目 フィールドトリップ : Corregidor Tour
13日目 英語授業、チューターとのフィールドワーク準備
14日目 JICA事務所訪問
15日目 英語 授業、フィールドトリップ: Japanese Company Visit
16日目 英語 授業、フィールドトリップ: Batasang Pambansa
17~18日目 フィールドトリップ:  Immersion in Daraitan
19日目 自由行動
20日目 フィールドトリップ: Payatas Trese & Payatas B Annex Elementary School、反省会
21~22日目 フィールドトリップ: Villa Escudero
23日目 帰国

スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

基本情報

海外実習先 フィリピン アテネオ・デ・マニラ大学
滞在地域 ケソン市(マニラ首都圏)

1948年から1978年までのフィリピンの首都。南部の中心地区には市庁舎だけではなく、いくつかの中央政府官庁や出先機関、医療機関や研究所が位置しています。

期間 8月7日~29日(2019年度実績)
単位数 4
参加費用 27万円(2019年度実績)
参加人数 1~4年次 約16名

2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により不開講

2021年度、2022年度はオンラインで開講

2023年度以降の概算費用:35~50万円(参加人数や為替レート、燃油サーチャージ、宿舎手配状況等により費用が変動する可能性があります)

パスポート取得費用、ビザ申請費用、旅行傷害保険料、現地での食費、宿舎での光熱費(大学寮を使用の場合)は各自負担

2021年度 実施内容

カリキュラム編成により、科目名が「政策研修プログラム」から以下のように変更。

政策研修プログラムⅠ(1単位) 事前授業(国内)
政策研修プログラムⅡ(4単位) 海外研修
政策研修プログラムⅢ(1単位) 政策研修プログラムIが開講され、政策研修プログラムⅡが不開講になった場合のみ開講

2021年度は政策研修プログラムⅡ(海外研修)が実施できなかったため、政策研修プログラムⅢ(オンラインプログラム)を4日間開講。

政策研修プログラムⅢ

スケジュール(8月9日~8月12日)

授業日 時間割 授業内容
1日目 1限 オリエンテーション
英語教育
2限 英語教育
3限 チューターとの合同演習
4限 チューターとの合同演習
2日目 1限 英語教育
2限 英語教育
3限 チューターとの合同演習
4限 チューターとの合同演習
3日目 1限 チューターとの合同演習
2限 チューターとの合同演習
3・4限 南山の学生による発表準備
4日目 1限(9:10-10:50, JST) 調査発表
2限(11:05-12:45, JST) 調査発表
3限 チューターとオンライン交流会

授業内容・スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

参加学生の声

  • とても達成感があってやってよかったと感じています。
  • 英語というツールを使って、異国の文化や現状を学ぶことは、自分にとってとてもいい経験になりました。
  • 外国の人とコミュニケーションすることがこんなにも楽しいものだとは感じていませんでした。コミュニケーションすることを恐れずにトライしていきたいです。
  • チューターさんはとても親切で、かつ質問に対して意見をはっきりと伝えてくださって助かりました。
  • ネイティブの方と英語で話すのは初めてでした。うまく会話できた時は嬉しかったです。

初日チューターとの合同演習の終了

発表① 環境グループ

発表② 食文化グループ

発表③ 教育グループ

発表④ 政治グループ

最終日学生交流会