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学部・学科海外実習

政策研修プログラムC(韓国)

写真は2019年以前のもの

韓国朝鮮語を学び、異文化や歴史に触れる。

韓国中部にある先端科学技術都市、大田広域市にある韓南大学で夏休みに約3週間実施されます。「政策研修プログラムC(韓国)」(通称:韓国NAP)では韓国朝鮮語の語学学習、韓国の文化体験、見学ツアー、文化や政治に関する講義などのプログラムの他、事前授業での準備をふまえて、それぞれが取り組むテーマについてフィールドワーク(現地調査)を行います。こうした体験を通じてグローバル人材としての素養と現地社会に対する理解力を高めることを目的としています。

NAP:Nanzan Asia Program

実習内容

プログラムの内容は年度によって変更となる場合があります。最新の情報は履修登録前に開催される事前説明会(ガイダンス)等の情報を確認してください。

事前授業で研修先の文化や社会を学び、現地調査の準備を行う。

事前の国別授業では、歴史や文化、政治・経済などの韓国社会ついて学び、基礎知識を身につけるとともに、現地調査のテーマを設定します。また、調査テーマごとにグループ分けを行い、グループごとにテーマに関する社会的背景や現状を把握しつつ、具体的な調査内容や調査方法などについて準備します。事前授業のまとめとして、グループごとに調査計画の発表を行うことで、プレゼンテーションの技能も習得します。こうして学生一人一人が研修に対する目的意識を高めていくように、準備をしっかり行います。

韓南大学での韓国朝鮮語学習・韓国文化研修を通じた異文化理解。

このプログラムでは韓南大学の語学堂(語学センター)で約3週間、学生のレベルに合わせた韓国朝鮮語の授業と、韓国文化に触れる体験授業を受けます。伝統的な韓国礼儀法や韓服などの体験に加えて、現代韓国文化(K-POP)などの体験を通じて、日本文化との類似点や相違点に触れることで、改めて自分たちの文化や伝統について考える機会にもなるでしょう。このプログラムを通して、韓国の歴史・文化を深く理解することができ、韓国と日本とのさまざまな形での関わりを知ることができます。

韓南大学の学生たちと、互いに学び合う。

このプログラムでは、韓南大学の学生の皆さんが南山大生にとって非常に大きな存在となります。南山大生に韓南大学生がチューターとなり、様々な形で研修や学習をサポートしてくれます。また、日本語を学習している韓南大学の日本語・日本文化学科生と一緒に文化体験を受けるので、日本語で交流できる機会が多くあります。韓南大学のプログラムには、日本の他大学からも受講するため学生間の交流が一層進みます。プログラム終了後には語学力はもちろん、韓国の文化や社会に対する理解も深まるプログラムとなっています。

今後の勉強に活かせる学びの場となる。

研修後の第3クォーターにフィールドワークの発表会があります。全体授業としての発表会には他国へのNAPの履修者も出席する他、自由参加形式で行われますので、NAPに関心がある学生が学年や所属学部を問わず参加できます。現地調査の内容や結果について、分かりやすく、魅力的に、簡潔に伝えることは、当日のプレゼンテーションの経験だけでなく、それまでの準備も含めて、今後の総合政策学部での学びに大いに役立つことでしょう。

参加学生の声(2019年度参加者から寄せられたコメント)

  • 韓国に実際に行って、日本でニュースを見ているだけでは分からない人々のあたたかさに触れることができました。こういうことを知れたから、外国に対して持っているイメージで判断しないことが大事なんだと学べました。この前提がこれから活きると思いました。
  • 韓国NAPに参加して、心の奥で少し感じていた韓国に行くことや韓国に対する不安や緊張感というようなものが先入観によるものだったと感じました。学校の先生、学生チューター以外にも近所の店の人も優しくしてくれました。特に、政治は関係なく仲良くすべきだという話をたまたま行った店の人から聞いたことが印象に残っています。また今回のNAPを終えて韓国に対する興味が一層増しました。本当に人生の中でも貴重で素晴らしい体験ができたと感じました。
  • 今回実際に行って感じた違いなどを通して、国際的な問題の解決策を考えていけたらと思います。

学びの内容

学生一人一人のレベルに合った語学研修

韓南大学において韓国朝鮮語の教員による韓国朝鮮語授業を受講します。授業開始日にプレイスメントテストを行いますので、学生一人一人のレベルにあった語学研修になります。

韓国に対する異文化理解力を養う。

様々な韓国文化に触れる体験授業を実施しています。また、現地学生との交流により、韓国についての理解を深めます。

フィールドトリップを通して韓国の知識を深める。

研修中に数多くのフィールドトリップがあります。ソウルなど他都市の文化施設での見学などにより韓国の知識を深めます。

スケジュール

1日目 韓南大学着
2日目 グループワーク準備、市内フィールドワーク
3日目 開講式、レベルテスト、キャンパスツアー、歓迎会
4~5日目 韓国学講義、韓国語授業
6日目 フィールドトリップ
7日目 文化体験
8~9日目 フィールドワーク
10~12日目 韓国語授業、文化体験、韓国学特講、グループワーク
13~15日目 フィールドトリップ
16日目 フィールドワーク
17日目 グループワーク、発表
18日目 グループ発表、修了式、送迎夕食会
19日目 フィールドトリップ
20日目 文化体験、フィールドトリップ
21日目 フィールドトリップ
22日目 帰国

スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

基本情報

海外実習先 韓国 韓南大学
滞在地域

大田広域市(テジョン)

大田広域市は、韓国科学技術院(KAIST)や韓国電子通信研究院(ETRI)など政府・民間の研究所100以上が集中している研究学園団地を有する先端科学技術都市です。

期間 8月5日~26日(2023年度実績)
単位数 政策研修プログラムⅠC(1単位)
政策研修プログラムⅡC(4単位)合計5単位

両科目を履修する必要があります。

政策研修プログラムⅠCが開講され、政策研修プログラムⅡCが不開講になった場合は、
政策研修プログラムⅢC(1単位)を開講(オンラインでの授業)します。その場合の合計単位は2単位となります。

参加費用 30万円(2023年度実績)

参加人数、為替レート、燃料サーチャージ、宿泊手配状況等により変動します。

参加人数 1~4年次 約20名(募集定員予定)

最少催行人数は現地校との調整により決定します。

2020年度・2021年度・2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響により不開講

2023年度以降の概算費用:35~50万円(参加人数や為替レート、燃油サーチャージ、宿舎手配状況等により費用が変動する可能性があります)

パスポート取得費用、ビザ申請費用、旅行傷害保険料、現地での食費、宿舎での光熱費(大学寮を使用の場合)は各自負担

2023年度 実施内容

政策研修プログラムⅠ(1単位) 事前授業(国内):Q2(金5限)
政策研修プログラムⅡ(4単位) 海外研修:2023年8月5日~8月26日、帰国前後の授業及び報告会

韓国NAPは、他の国・地域のNAPより現地研修期間が短いため、帰国前後に国内でも1日程度の授業を行います(現地校のプログラムが決まり次第決定)。

政策研修プログラムⅢについて

政策研修プログラムⅢ(1単位) 政策研修プログラムⅠが開講され、政策研修プログラムⅡが不開講になった場合のみ開講(オンラインでの授業):4日間

韓国については、現地校の都合により、これまで政策研修プログラムⅠが不開講になった場合でも、政策研修プログラムⅢは開講されませんでした。