学部・学科海外実習
ビジネス英語海外研修(アメリカ)
英語とアメリカンビジネスを学習し、異文化理解を深めながら国際感覚を磨く。
研修先のポートランド州立大学は米国オレゴン州最大の都市にあります。サステイナブルなコンパクトシティーとして多くの米国人を魅了するポートランドは、路面電車やバス等の公共交通機関が整備され、「米国で最も住みたい街」にも選ばれています。ダウンタウン南部に広大な都市型キャンパスを持ち、滞在期間中はホームステイ先から大学まで公共交通機関で通学します。午前中はAmerican Language and Conversation英語授業を受け、午後にはUnderstanding American Businessとしてビジネス経営について学習します。Homeworkやビジネスプランを発表するプレゼンテーション課題もあり、ダウンタウンでの街中ビジネスの調査、米国Columbia SportswearやIntel社などへの企業訪問も行われます。ホームステイや現地授業などの体験を通して、異文化に満ちた国際社会においてコミュニケーションツールとしての英語の重要性と、自分から主体的に行動していく事の大切さを学習するでしょう。また、国際的に活動する現地企業への訪問から、日本の中だけでは気づくことのできない貴重な発見があり、今後の勉学や進路検討のための指針を得られるでしょう。
実習内容
英語授業とアメリカンビジネスの学習。
午前中は、英語能力別の少人数クラスに分かれて英語の授業を受けます。ホストファミリーとの話題や日々の生活環境に沿って発言を求められ、語彙を増やしながら英語力を上達させます。異文化コミュニケーションの問題も学習し、実践的な英語の訓練が行われます。午後の授業では、自分達の新しいビジネスを立ち上げるという最終課題の下で、米国におけるビジネス経営に関する特徴を学習します。①Business Communication Style、②Target Market Analysis、③Entrepreneurship、④Basic Business Plan Presentationといった項目をカバーし、最終報告会ではパワーポイントを用いて自分達のビジネスプランを発表することになります。それまでに、街中のショップや店舗の特徴・商品価格設定・競合相手などを観察する課題もあります。また、米国コロンビアスポーツウェアやインテル社といった企業訪問も実施されます。

観光と学生交流などのアクティビティも研修に含まれる。
川下りやスポーツ観戦、そしてワシントン州シアトル市、オレゴン海岸、アウトレットモールや近隣観光地への日帰り旅行も研修プログラムに含まれています。現地到着時のオリエンテーションやこれらのレクリエーション・アクティビティ、そして最終報告会の準備などでは現地の学生アシスタントが同行・同席しているので、現地学生との交流も深めることができます。

ポートランドの街を散策。
日々の授業後や週末には気軽にポートランドの街を散策し、街中の人達と話したり色々な店舗を観察することができます。比較的治安が良く、公共交通機関が整った、人と環境にやさしいコンパクトシティーです。ポートランドは「バラの街(City of Roses)」とも呼ばれ、温暖な気候がバラの栽培に適しています。多様な文化を受け入れる街であり、ユニークなカフェやショップがたくさんあります。「若者が引退しに行く街」とも言われ、キャリアと引き換えに、この魅力的な街での生活の質を求める若者が移住して来るからだそうです。

参加学生の声
経営学科 伊豆菜南美さん
(2年次に参加)
「ポートランドに永住したい!」帰国早々、家族にそう言ったほど、ポートランドでの留学生活は私にとってかけがえのない経験でした。私はそれまで海外へ行ったことがなく、「日本から外に踏み出して、違う文化や習慣に触れてみたい。」という思いで経営学部の短期留学プログラムに参加しました。初めての海外生活のうえ、英語が得意ではなかったので、行く前は不安も大きかったです。しかしポートランドで、温かく迎えてくれたホストファミリーや現地の先生方、学生スタッフの方々など優しい人々との出会いに恵まれ、刺激的な毎日にそんな不安は吹き飛ばされました。もちろん初めは英語が上手く伝わらず、たじろいでしまうこともありましたが、「相手のことをもっと知りたい。そして自分のことを知ってほしい」という一心で、持てる語彙を駆使して話しかけることができました。こちらが一生懸命歩み寄ろうとすれば、ポートランドの人々は笑顔で応えてくれました。初めはつたない会話でも、続けていけばリスニング力も語彙力も向上します。
ポートランド州立大学では、授業で他大学の学生たちと英語や文化について学んだり、グループで新しいビジネスを考えて発表したりしました。難しい課題もありましたが、クラスメイトと協力して達成することができました。このプログラムに参加しなければ築けなかった人間関係だと思います。ポートランドは「住みよい街」と言われるだけあって治安もよく、食や芸術、観光など様々な面での魅力に溢れています。「留学したいけど、ちょっと不安」と考えている人にはうってつけの留学先だと思います。
学びの内容
積極的に英語で情報発信する。
グローバル化が進んだ国際社会においては、ホームステイでも授業でも、自分から発言していかなければ何もおこりません。英語能力別の少人数クラスでは常に発言を求められます。ホストファミリーや街中の人達に質問して調査する課題や日記を付ける課題などをこなし、授業で発表することになります。

ビジネスプランを作成して発表する。
ポートランドの街中ビジネス調査やホストファミリーとの生活体験から、米国や日本でどのような新しいサービス・商品の提供にチャンスがあるのかを考えます。購買層や競合相手、そして価格設定や資金プランをグループごとに考えて最終報告会で発表し、会場の参加者達からの質問に答えることになります。国際的な企業も訪問するので、そこで聞かされる会社経営の話も大いに参考になるでしょう。

異文化コミュニケーションと国際交流の大切さ、そして英語能力の重要性を理解する。
4週間の現地滞在中には、ホストファミリー、現地学生アシスタントやプログラムスタッフ、そして授業の先生など、たくさんの人にお世話になります。国際舞台における人と人との交流からたくさんの発見があり、異文化の中でこそ日本を再発見することができます。英語コミュニケーション能力や異文化理解がいかに大切か、いかに自分たちが日本の事を知らない・説明できないか、今後どのように勉学を進めキャリアを考えていくべきかについてのヒントを得るでしょう。
2022年度シラバス
※新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年度・2021年度は不開講、2022年度は春季休暇中に開講
基本情報
海外実習先 | アメリカ合衆国 |
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滞在地域 | ポートランド州立大学(オレゴン州ポートランド) |
期間 | 8~9月(夏季休暇中)約4週間 |
単位数 | 4 |
参加費用 | 約80万円 |
参加人数 | 2~4年次 約16名 |
スケジュール
1日目 | 東京国際空港(羽田)発、ポートランド着 |
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2~24日目 |
Portland State University にて研修
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25日目 | ポートランド空港発 |
26日目 | 東京国際空港(羽田)着→新幹線にて帰宅、解散 |
※スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。