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学部・学科海外実習

海外フィールドワーク(ドイツ)

ドイツ語、ドイツについての知識。学んだことをすべて活かして新たな体験を。

いざ、ドイツへ!!

授業で学んだドイツ語とドイツについての知識とともに、いざドイツへ!自分の知性、感性、体の感覚を全て動かして、ダイナミックにドイツを体験すること。これが「海外フィールドワーク」の第一の目的です。本、マスメディア、大学の授業などで得たドイツに関する情報や知識、それらからつくられたドイツに対する自分の理解やイメージは、現実のドイツとぴったり重なるでしょうか?皆さんの語学力、知識、想像力を駆使してドイツを深く多角的に探求していく、新しい学びの時間が始まります。

フィールドワークの内容

語学学校での学び、街での学び

海外フィールドワークは、ドイツのベルリン市とデュッセルドルフ市に行くグループに分かれます。どちらの都市でも、集中ドイツ語コース(4週間)に参加。授業ではドイツ語でのコミュニケーション能力を高めます。名所見学や料理教室などの課外プログラムも豊富です。語学学校で学ぶ以外に、自分で決めたテーマに関するフィールドワークも行います。

世界各国の仲間とドイツ語でコミュニケーション

10人程度で構成されるクラスでは、ヨーロッパ、中東、南米、アジアの仲間とともにドイツ語を学びます。そして、教師はドイツ人。ドイツ語による異文化コミュニケーションの始まりです。海外の学生たちとのコミュニケーションの渦に、思い切って飛び込みましょう!最初は戸惑うことがあっても、「習うより慣れよ」。この渦の中で、自分が確実に変わります。

フィールドワークは知の楽しみ

学生自身が決めるフィールドワークのテーマは、多種多様。「ドイツの景観」、「ドイツ人の環境意識」、「ドイツの教育問題」、「日本とドイツの生活習慣の相違」etc.

授業の合間や週末の自由時間を使って、現地調査を行います。ドイツ人へのインタビュー、特定の場所でのリサーチ ―― 自分で情報を集める積極性と行動力が問われます。日本で事前に調べた事実を確認したり、新たな事実を発見したり、刺激に満ちた探求のひとときです。フィールドワークの終盤には、集めた情報を分析し整理し、レポートに仕上げます。

ドイツと世界の文化に触れる

ベルリンとデュッセルドルフは文化的な都市です。ドイツや世界の美術、演劇、音楽が楽しめます。ベルリンの「博物館島」には博物館が5館もあり、古代遺跡の発掘品から現代アートまで鑑賞できます。街中にもさまざまな博物館や歌劇場があります。「バウハウス」のモダンなデザイン・建築も必見です。

デュッセルドルフの「K20州立美術館」には、カンディンスキー、クレー、ピカソといった、20世紀の有名画家の作品がたくさん。「メディエンハーフェン」には、個性的な現代建築が立ち並びます。コンサートホールや劇場も充実しています。

さらに、近隣のケルン(大聖堂)、アーヘン(カール大帝)、ボン(ベートーヴェン・ハウス)、ゾーリンゲン(刃物)、ネアンデルタール(旧人)に足をのばせば、ドイツの文化・歴史体験の可能性がいちだんと広がります。

参加学生の声

ドイツ学科 志知明日加さん
(2年次に参加)

私はフィールドワークに参加し、ホームステイをしながら1カ月間デュッセルドルフに滞在しました。語学コースではロシアやトルコなど様々な国の人と一緒に勉強しました。海外のクラスメートはドイツ語の運用能力が高く、自分の単語力やリスニング力、スピーキング力の低さを実感しました。授業は、長文読解や文法をドイツ語だけで教わったり話し合ったりするので最初は難しかったですが、学べることが多く、徐々に上達を感じることが増えていきました。

授業以外の時間では、旧市街散策やパン屋巡りなどをしました。ホストファミリーの犬の散歩について行くこともありました。そうした中で日本とは違う文化を体験したほか、街を歩いている人に道を尋ねたり、現地でのクラスメートとピクニックやレストランに行ったりすることで、ドイツ語で交流することの楽しさを感じました。友達の輪を広げることもできました。さらに、観光を通じてオランダやベルギーなど隣国との近さを実感しました。

この素敵な経験を活かして、もっとドイツについて学んでいきたいです!

ドイツ学科 渋谷歩さん
(2年次に参加)

私は、2019年度の海外フィールドワークでベルリンに行きました。現地の語学コースに参加し、用意されたWG(ルームシェア)で1カ月過ごしました。

語学コースでは、それぞれのレベルに合ったクラスに分かれ、外国人の参加者と共に授業を受けました。授業はドイツ語で行われ、教材ももちろんドイツ語で構成されていました。南山大学でのドイツ語の授業スタイルとさほど変わらず、周りの参加者のコミュニケーション力以外はあまりギャップを感じることがなく、スムーズに授業に慣れることができました。そのおかげで早い段階から、多くのドイツ語に関することを吸収していくことができました。

ベルリンでは、家具付きの部屋に語学コースの他の参加者と暮らしました。彼らと常にドイツ語でコミュニケーションを取り合いながら協力して、洗濯や掃除をし、食材を買いに出かけ、食事を作ったりしました。

今回の海外フィールドワークでは、ただドイツ語を学ぶだけでなく、ドイツ語を使って色々なところへ出かけました。学んだドイツ語を使って興味のあった東ドイツ博物館を訪れ、当時の様子について知ることができました。また、ハンブルクへ小旅行をしたりするなど、実際に現地ドイツに住んでいるような貴重な経験をし、その後のドイツ語学習へのモチベーションを高める機会にすることができました。

学びの内容

「ドイツ語を学ぶ」から「ドイツ語で学ぶ」へ

ドイツで暮らしている人たちと直接コミュニケーションを取ることで、これまで文字や映像によってしか伝わってこなかったドイツの社会や、そこで生きるさまざまな立場の人たちの考え方、感じ方、振る舞いを、間近で見て体験することができます。ちょっとした仕草や言葉に、日本との違いを見出すかもしれません。世界各国から「ドイツ語・ドイツ文化」を合言葉に集まったクラスメイトとの、ドイツ語による異文化交流からは何を学ぶでしょうか。ドイツ文化にとどまらず、世界の多様な文化が、ドイツ語を通して見えてくるはずです。

生きたドイツを知ろう

ドイツに行く前の事前授業では、現地でのフィールドワークの準備を行います。ドイツに関するテーマの中から、自分が一番興味のあるものを選んだら、まずはそれについて日本語文献で徹底的に調べます。その知識をもとに、ドイツでのフィールドワークが始まります。もちろん、フィールドワークの方法も考えておきます。ドイツ語での聞き取り調査、自分の足を使っての情報・資料収集。こうしたことを行うには、日々の実践的なドイツ語学習の積み重ねが大切です。現地では、それまでに自分が得てきた知識や経験が試されます!

シラバス

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基本情報

海外実習先 ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市、ベルリン市「国際コミュニケーション研究所」
(Institut für Internationale Kommunikation (IIK) Düsseldorf, IIK berlinerID)
滞在地域 受け入れ機関IIK本部があるデュッセルドルフ市は、ヨーロッパにおける日本企業の活動拠点の一つであり、日本総領事館もあります。町は治安もよく、市内および近隣都市には美術館、博物館、劇場、コンサートホールが多数あります。ドイツの首都であるベルリン市は、ドイツの政治、文化、メディア、科学、学問、経済の中心地です。観光客も多い、活気のある都市です。参加者は、IIKが厳選した現地家族のもとでホームステイ、または学生寮に宿泊します。
期間 毎年7月頃(第2クォーター中の4週間)
単位数 4
参加学生 ドイツ学科2年生 約20名
参加費用 約70万円

スケジュール(予定)

出発前 クラス分けテスト
1日目 日本からデュッセルドルフ/ベルリンに向けて出発
2日目 IIKでの授業開始、歓迎パーティー
3~6日目 IIKでの授業、課外プログラム(街めぐり、料理教室、スポーツイベントなど)
7~8日目 自由時間、任意参加のスタディーツアー
9~13日目 IIKでの授業、課外プログラム
14~15日目 自由時間、任意参加のスタディーツアー
16~20日目 IIKでの授業、課外プログラム
21~22日目 自由時間、任意参加のスタディーツアー
23~25日目 IIKでの授業、課外プログラム(お別れ会など)
26日目 コース修了試験(ドイツ語検定試験)
27日目 試験結果発表
28日目 デュッセルドルフ/ベルリン出発
29日目 名古屋到着

スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。