南山の先生

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理工学部・システム数理学科

白石 高章

職名 教授
専攻分野 数理統計学,応用統計学,計算機統計学
主要著書・論文 「統計科学の基礎」2012年(日本評論社,単著).「多群連続モデルにおける多重比較法」2011年(共立出版,単著).“Multiple comparison procedures for Poisson parameters in multi-sample models.” J. Behaviormetrika 39(2012), p.167-182. (単著).「多群の2項モデルとポアソンモデルにおけるすべてのパラメータの多重比較法」 日本統計学会和文誌,42巻(2013), p.55-90. (単著)
将来的研究分野 統計モデルにおけるノンパラメトリック法の開発。開発したノンパラメトリック法を使った医学,薬学などのデータ解析への応用。
担当の授業科目 「数理統計学」,「多変量解析」他

統計学へのいざない

統計学には,数理統計学,応用統計学,計算機統計学がある。キーワードとなる用語をもとに以下箇条書きにする。

  1. ビッグデータ(巨大な個数の観測値からなるデータもしくは意義のあるデータ)
    情報通信技術が発展し,現在,スマートホーン,カード,カーナビ,監視カメラ,ネットショッピングを通して様々なデータが自動的に蓄積され,ビッグデータとして記憶装置に保存されている。年と共にさらに巨大なデータになっていく。データの活用推進が政府による経済の成長戦略として盛り込まれ,インターネットのウェブページに官公庁がいろいろなデータを公開している。ビッグデータの解析に国や企業が熱い期待をもっている。ビッグデータを活用するためにデータの加工が必要である。その加工とデータ解析に統計学が使われる。ビッグデータは欠測値のある不完全データであることが多い。統計学の知識を使って欠測値を補完する。統計学なくしてビッグデータの解析は不可能である。
  2. データの統計解析
    マーケティング,スポーツ,地震学,医学,薬学,心理学,経営学,経済学,社会学あらゆる分野でデータの統計解析が使われる。
  3. 数理による統計理論
    数式による論理により統計理論を学び,新しい統計手法を開発する。
  4. 計算機シミュレーションと統計手法のプログラミング開発
    数学では解決できない事実を,計算機を使ったシミュレーション実験により解明する。データ解析を容易にできるようにするために,計算機によるソフトウエア開発。
  5. プロのデータサイエンティストが産業界から引っ張りだこ
    現在,統計学を使いこなす「データサイエンティスト」の育成が急務である。
  6. 統計検定
    英語検定と同じように,統計検定が2011年からはじまった。社会の要請から受験者が毎年倍以上増えている。
  7. 統計学の啓蒙書
    他の分野の書籍と比べ,現在,統計学の書籍がより多く販売されている。統計学の意義が書かれている次の入門書を参考にするとよい。
    1. 『統計学が最強の学問である』西内啓(著)
      出版社: ダイヤモンド社(発売日2013/1/25)
      発売5ヶ月で26万冊が販売されたサイエンスのベストセラー
    2. 『"0"からはじめる入門データ・サイエンティスト』
      BSRビッグデータサイエンス研究会 (編著) 出版社: 秀和システム (発売日2014/5/1)
    3. 『最強のスキル「統計学」 必須のツール「ビッグデータ」』
      出版社: 宝島社 (発売日2013/8/27)