南山の先生

学部別インデックス

外国語学部・ドイツ学科

SCHILLING, Anette

職名 教授
専攻分野 ドイツ語教育、文学教育
主要著書・論文 著 書
„Gegenwart des Geistes ist die Seele mannhafter Thaten“ – Sprachliche Verfahren
der Vorstellungsbildung in Gottfried August Bürgers Münchhausen-Erzählungen.
München: Iudicium Verlag (2008) ゴットフリート・アウグスト・ビュルガーのミュンヒハゼン物語におけるイメージ形成の言語的方法

論 文
Literarische Texte im Unterricht lesen - original oder vereinfacht? Am Beispiel von
Schillers „Die Bürgschaft“. In: Forschungen zur Europäischen Sprache und Literatur,
Universität Okayama, p. 1-17 (2017) 文学テクストを授業で読む――原文か、あるいは簡略化か?、シラーの『人質』を例として、ヨーロッパ言語文化研究

Zur Rolle der Literatur im Deutschunterricht in Japan. Ein historischer Überblick. In:
Lektoren-Rundbrief 48 (2/2018) , p. 12-21 (2019) 日本のドイツ語授業における文学の役割について、歴史的概観

Muss literarische Kompetenz gefördert werden? Vorschläge zur Textarbeit mit Wolfgang Borcherts Kurzgeschichte „Das Brot“ im DaF/DaZ-Unterricht. In: Hille, Almut;
Schiedermair, Simone (Hg.) (2024): Zur Rolle von Mehrdeutigkeiten in der
Literaturdidaktik Deutsch als Fremd- und Zweitsprache. München: Iudicium Verlag,
p. 71-85 (2024) 文学的素養を育成すべきか? ドイツ語教育(DaF/DaZ)の授業におけるヴォルフガング・ボルヒャートの短編小説『パン』を用いたテキスト分析の提案。
将来的研究分野 人工知能時代の外国語能力

重要なのは共通点だ

外国語学部のウェブサイトをご覧の皆様、こんにちは!

私の名前はアネッテ・シリングです。ドイツ出身ですが、長年にわたり日本で生活し、働いています。私の専門分野は「外国語としてのドイツ語」です。つまり、ドイツ語を外国語として学びたい人々に対してドイツ語やドイツ語圏の文化をどのように説明すべきか、という特定の視点からドイツ語について研究しています。

異なる文化を持つ人々が互いに会話をする場合、それはしばしば「異文化間コミュニケーション」と呼ばれます。そして、多くの場合、たとえ全員が同じ言語(例えば英語や、会話相手の母語など)で話していたとしても、会話の参加者は互いにうまく理解し合えず、多くの誤解が生じる可能性があると考えられがちです。会話の参加者が育った異なる文化が彼らの話し方や考え方に大きな影響を与えており、こうした文化的な違いによって問題や困難が生じると考えられています。

私は、他文化への関心やコミュニケーションの研究は、非常に重要な研究分野だと考えています。なぜなら、将来、多くの人々が他国の人々と関わり、共に働いたり、あるいは一緒に生活することになるかもしれないからです。しかし私個人としては、異文化間での状況で生じうる誤解や困難よりも、異なる文化を持つ人々の間のコミュニケーションが円滑に進むことの方に関心があります。多くの違いがあるにもかかわらず、共通点の方がはるかに多いという事実に私は魅了されているのです。なぜなら、人間はどこにいても同じような感情や欲求を持っており、それらを共有したいと願っているからです。言語について考えるとき、私はこう問いかけます。言語はどのように機能しているのか? 人間同士にはこれほど多くの違いがあるにもかかわらず、どうして私たちはうまく意思疎通ができるのか? だからこそ、私はドイツ語を教える際にも、学生たちと共にドイツ語やドイツ文学について考えたいのです。異なる言語の共通点に注目し、ドイツ語がどのように機能し、他者と共有したいことをすべて分かりやすく表現するためにどのように使われるのかを示していきたいと思っています。

そのため、私のセミナーのテーマは常に言語と直接関係しています。例えば、小説や短編、詩、歌詞、あるいはマンガ、コミック、映画の台詞などが、私のセミナーで参加者が取り上げることができるテキストのジャンルです。