南山の先生

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外国語学部・アジア学科

MANGGA,Stephanus

職名 准教授
専攻分野 言語学と神学
主要著書・論文 “Non-Adjacency Reduplication in Manggarai Language” (南山大学アカデミア、 105号、 pp. 141-156、2019年1月31日)
“COMPARISON OF NOUNS REDUPLICATION IN INDONESIAN AND JAPANESE LANGUAGE” (ERJEE, Universitas Kuningan Vol. 6 No. 2 pp.19-26 2018/06/01)
「南山大学における人間の尊厳とインドネシア語教育」(『人間の尊厳学際的なアプローチ』、pp. 177-190, 2022年8月15日)
将来的研究分野 Name and Naming of Indonesian from Perspective of Linguistics
(言語学の観点から見たインドネシア人の名前と命名)

言語は文化への入り口

ある国の言語が分からないという理由だけで、その国の文化を知ろうとしなくなってしまうケースが少なくないと思います。多文化を理解するための方法はいろいろあると思います。その中の一つはその文化の言語を学ぶことです。言い換えれば、言語は文化への入り口です。

インドネシアの文化への入り口はインドネシア語です。日本と違って、インドネシアは500以上の民族が暮らす多民族国家です。それぞれの民族は固有の文化を持ち、昔ながらの伝統的な言語を使っています。しかし、国語として制定されているインドネシア語を習得すれば、誰もがその豊かな文化にふれることができます。

日本人にとってインドネシア語は学びやすい言語です。たとえば発音はa (ア-)、b (べ-)、c (チェー)、d (デ-)、e (エ-)、f (エフ)、g (ゲ-)、h (ハ-) とローマ字読みにちかいです。また単語も英語からの外来語が多く"economy" は "ekonomi" (経済) 、"study" は "studi" (勉強)、"culture" は "kultur" (文化)、"social" は "sosial" (社会)、"politics" は "politik" (政治)、"faculty" は "fakultas" (学部)、"department" は "departemen" (部門、学科)、"psychology" は "psikologi" (心理学)、"exhibition" は "eksebisi" (展覧会) というように綴りも似ています。

外国語を学ぶことはけっして簡単ではありませんが、やりたいという気もちと気力があれば、かならずできるものです。世界で4番目に人口の多いインドネシア共和国の言語。または「島々の国」であるインドネシアの言語、世界で一番イスラム教信者が多いインドネシアの言語、500以上の民族を一つにまとめるためのインドネシア語にたいして、やりたいという気もちと気力があれば、きっと南山大学外国語学部アジア学科でインドネシア語をマスターできます。インドネシア語はインドネシアの衣食住から生活習慣、多様な文化を知るパスポートになるでしょう。