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その他・外国語教育センター
千葉 裕太
| 職名 | 講師 |
|---|---|
| 専攻分野 | メソアメリカ考古学、石器研究 |
| 主要著書・論文 | 『ディアロゴス ネクスト・ステージ』(共著、三修社、2024年) 「第二外国語としてのスペイン語の教育実践比較―オンデマンド型学習における ビデオを用いた反転授業の有効性―」(単著、南山大学教職センター紀要)、2022年 「テオティワカンにおける黒曜石の選好性の推移―墓内副葬品分析を中心に―」 (単著、共生の文化研究Vol.13、2019年) “Procurement, Symbolism, and Materialization: Obsidian Artifacts from Teotihuacan Monuments”(共著、Constructing, Deconstructing, and Reconstructing Social Identity: 2,000 Years of Monumentality in Teotihuacan and Cholula, Mexico、2013年) |
| 将来的研究分野 | 有機・無機石材利用の文化史の構築 |
| 担当の授業科目 | スペイン語I-VIII、中級スペイン語IA-IIA |
Despacito, pasito a pasito, con propósito
(ゆっくりと、一歩一歩、目的を持って)
「スペイン語ってどんな言語だろう?難しいのかな?」
英語学習に苦労している方にとっては、さらに外国語を学ぶなんて大変だと思うかもしれません。「どんな字を使っているんだろう?」「どうやって読むの?」「ちゃんと教えてもらえるのかな?」と疑問や不安を感じるかもしれませんね。ではこの文章のタイトルを一緒に読んでみましょう。
「デスパシート、パシート ア パシート、コン プロポォシト」
...読めましたか?スペイン語の文字は、英語と同じアルファベットに、ニャ行で発音するñが加わった27文字です。読み方はごく一部のアルファベットやつづりを除けばローマ字読みです。母音は日本語と同様にa, e, i, o, uの5つ。日本人にとっては、とっても発音しやすい言葉なんです。despacito「ゆっくりと」、pasito「一歩」、con~「~とともに」、propósito「目的」。ほら、わかりやすい。
言語学習においては「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能が求められます。スペイン語は日本語と発音が似ているので、私たちは「聞く」「話す」力の習得に取り組みやすいんです。授業を通じて「読む」「書く」技能を身に着ければ、私たちは胸を張って「私スペイン語しゃべれるよ!」って言えるんですね。さらに南山大学では、スペイン語圏で長年研究活動をしてきた日本人研究者や、多くのスペイン語の教科書を出版している先生、そしてもちろんスペイン語ネイティブの先生と一緒に、生きたスペイン語を学ぶことができます。
ではスペイン語を話せたら、どれだけ世界が広がるでしょう?スペイン語はスペインだけでなく、中南米やカリブ海諸国など21の国や地域で公用語になっています。アメリカ合衆国内でも多くの人々がスペイン語を使用しています。スペイン語が話せると、南北アメリカ大陸のほとんどの地域を旅できるようになるんです。国内でも、在日スペイン語話者が多い東海地方などでスペイン語の需要はとても高いです。2026年にはワールドカップ北中米大会がカナダ・アメリカ・メキシコで開催。数年前には全国の主要博物館で特別展「古代メキシコ」が開催され、密かに注目が高まっているメキシコは、実はスペイン語圏の主要国の一つです。
そんなメキシコで、私は考古学調査をしています。メキシコを中心に中米まで広がっていたメソアメリカ文明は、ヨーロッパと出会うまで、石器が主要利器でした。琥珀や真珠などの有機原石で身を飾り、黒曜石などの岩石を加工して生活をしていたんです。金属を道具として使わなかった文明において、人々が様々な石にどんな価値を見出して生活に取り込んでいたのか探求しています。日本では考古学は歴史学の一分野とみなされがちですが、考古学は人類学の一分野です。モノを対象に人類の生活の跡を探る考古学を通じて、私は人間を研究しています。考古学ではもちろん現地調査が欠かせません。学生時代から毎年のようにメキシコを訪れ、現地の仲間とスペイン語でコミュニケーションを取りながら、古代の謎を探っています。もしかしたら日本人よりメキシコ人の友達のほうが多いかもしれませんね(笑)。実は人見知りで口下手な私ですが、モノを通して人に興味を持ち、文化の異なる人々と彼らの言葉で対話する中で、視野が大きく広がりました。言語習得はコミュ力お化けの専売特許ではないんですよ。この文章を読んで少しでも興味を持った方が、スペイン語を学びに、あるいはスペイン語圏の諸文化(スポーツ、芸術、ダンス、音楽、サブカルチャー、民俗などなど)に触れるために、本学に来てくれることを願います。好き、興味がある、気になることを、もっともっと突き詰めて、あたらしい経験をしてみたい、異文化に触れてみたいと、目的を持って学びに来てくれる方をお待ちしています。ゆっくりと、一歩一歩、目的を持って、一緒に学んでいきましょう。