南山の先生

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その他・外国語教育センター

六川 雅彦

職名 教授
専攻分野 言語学(音韻論、日本語学)、日本語教育
主要著書・論文 Japanese Loanword Phonology: The Nature of Inputs and the Loanword Sublexicon(単著、Hituzi Syobo Publishing)
『言語学と日本語教育IV』(共著、くろしお出版)
『現代の形態論と音声学・音韻論の視点と論点』(共著、開拓社)
『現代音韻論の動向』(共著、開拓社)
『言語におけるインターフェイス』(共著、開拓社)
将来的研究分野 日本語の音韻に関する研究とその日本語教育への応用
担当の授業科目 日本語教育入門、日本語(留学生対象)、他

日本人の名前から見る日本語・日本語教育

 「ハルト」「アオト」「リク」「ミオ」「ツムギ」「ヒマリ」、皆さんはこれが何かわかるでしょうか。そうです。日本人の名前です。さらに皆さんは「ハルト」「アオト」「リク」は男性名、「ミオ」「ツムギ」「ヒマリ」は女性名と判断できたと思います。では、皆さんの友達でこれらの名前の人がいるでしょうか。少しはいるかもしれませんがあまり多くないかもしれません。皆さんの御両親の世代ではもっと少ないでしょう。でも、下の表にあるように、2022年生まれの赤ちゃんではこれらの名前がトップ10に入っています。これらの名前は、いつの間にか日本人の名前として用いられるようになり、一般的な名前になりました。そして皆さんは難なくその性別を言い当てることができます。これは皆さんにとっては当たり前のことかもしれませんが、日本語学習者にとってはそうではありません。皆さんも外国人の名前を聞いても認識できなかったり、性別が分からなかったりしたことがあるのではないでしょうか。

 ある言語を習得して使いこなせるようになるためには文法や単語に関する知識だけではなく、その言語が話されている国・地域の文化、社会などについても知る必要があります。皆さんも私達と一緒に日本語・日本語教育の世界を覗いてみませんか。今までとは違った角度から日本・日本語を見ることができるようになるでしょう。

2022年 名前のトップ10(読み方)

男の子 女の子
ハルト エマ
アオト メイ
リク サナ
ミナト ミオ
ハルキ イチカ
ユイト ユイ
ハル アオイ
アオイ コハル
ソウタ ツムギ
イツキ ヒマリ

2022年 名前のトップ10(表記)

男の子 女の子
陽葵
陽翔 陽菜
結菜
颯真
結愛
大和 芽依
さくら
咲茉

明治安田生命「名前ランキング」(http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/)