南山の先生

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宇田 光

職名 教授
専攻分野 教育心理学
主要著書・論文 『大学生活を楽しむ護心術-初年次教育ガイドブック』(ナカニシヤ出版、2012)、『授業改革の方法』(共著、ナカニシヤ出版、2007)、『臨床生徒指導 理論編』(共著、ナカニシヤ出版、2009)、『大学講義の改革』(北大路書房、2005)、『地域に生きる大学』(共著、和泉書院、2001)
将来的研究分野 カウンセリング理論と学習指導
担当の授業科目 「学校教育心理学」「教職入門」「教育の方法・技術論」「教育実習指導」他

大学の授業

  1. 高校までの授業との違いは?
    1コマの時間が長い......皆さんの高校では、授業1コマの時間は何分でしたか?50分でしょうか。65分でしょうか。あるいは、もっと長かったでしょうか。大学の授業は一般に高校までより長く、多くの場合90分か100分です。慣れるまではちょっととまどうかもしれませんね。
    多様である......高校までは、別の学校へ行った友だちと授業の内容を話していても、学校間で大差なかったかもしれません。でも、大学の場合は、学部、学科によって授業内容が大きく異なります。科目によって受講する人の顔ぶれも違い、人数も違います。何百人もはいる大きな教室で授業を受けることもでてきますし、一方で十人前後で行うゼミもあるかもしれません。そして、授業のたびに何度も、教室を移動するのです。
    学習の支援......高校まででは、授業では先生に「教えてもらう」ものだと思っていたのではないでしょうか。大学でも「教えてもらう」ことはたくさんあります。でも、大学の教育は、「学習の支援」だと思ってください。先生が出された問題を解くばかりではなく、自分自身で問題そのものを考え出す力も必要になります。つまり自問自答です。
  2. 大学の授業改善への取り組み ......私の研究
    私自身が現在取り組んでいる研究テーマを簡単にいえば、「授業方法の改善」です。良い授業とはどんなものでしょう。講義であれば、わかりやすい説明であること。また、授業目標が明確になっていること、受講生が考える機会が多いこと、他の受講生との意見交換があること、達成感があること、などが必要になるでしょう。
    最近では、「学生による授業評価」が広く行われています。授業後に、先生の教え方や授業の内容について、学生側から意見を出してもらい、改善につなげようとするものです。皆さんも大学では、授業に対する意見を述べる機会が出てきます。「こんな授業を受けたい!」という声を是非あげてください。授業は、みんなで創っていくものなのですから。

「学生による授業評価」の項目例

  • 授業の開始と終了の時間はきちんと守られていましたか。
  • 授業の学修目標ははっきりと示されていましたか。
  • 授業に関連する内容に、さらに興味がわいてきましたか。
  • 全体としてこの授業に満足しましたか。