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本学の教員と学生が愛知信用金庫と愛知県警と連携し、特殊詐欺防止の錯視シートを考案

2022年12月28日

多発する特殊詐欺被害を防止するため、愛知信用金庫と愛知県警と連携し、本学人文学部心理人間学科の土屋耕治准教授、名城大学人間学部の原田知佳准教授、本学コアグループ 南山大学SDGs普及啓発団体CLOVER(以下、CLOVER)と本学学生有志団体 Nanzan AIDの学生が、心理学的知見と学生の視点からのアイデアを取り入れた錯視シート(目の錯覚を使って平面の絵が立体的に見える技術を用いた床用シート)を考案しました。
錯視シートはATMコーナーの床に設置し、飛び出た警告文で防犯啓発と被害の水際阻止を図ります。

12月22日に愛知信用金庫中村支店で完成披露会が行われ、土屋准教授、CLOVER会長 総合政策学部4年 本田光さん、Nanzan AID所属の総合政策学部3年 清水菜生さん、総合政策学部4年 高田祥希さんが出席しました。

「私たち学生にとっても、特殊詐欺などの問題は決して他人ごとではありません。学生であるからこその気付きや発見を活かし、社会に貢献していくことは、学生の大切な役割であると感じています。」と、プロジェクトに携わった学生は話していました。

また土屋准教授は、「産官学の取り組みが形になったことを嬉しく思います。依然として多い特殊詐欺被害を防ぐためには、被害者の方へ周りの人が声をかけていくこと、つまり、社会全体として被害を防ぐということも引き続き大切になってきます。今回の活動がこうしたことの一助となれば幸いです」と話しています。

後列左から二人目: 愛知信用金庫 木野氏、前列左から:土屋准教授(南山大学)、原田准教授(名城大学)、清水さん、高田さん、本田さん

設置された錯視シート